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映像制作・動画制作のコラム

2020年8月25日

6秒で魅せる!バンパー動画制作のポイントと事例を大公開

6秒で魅せる!バンパー動画制作のポイントと事例を大公開

たった6秒の尺でも広報部署や広告代理店に大人気のバンパー広告をご存知でしょうか。バンパー広告?と、その名称には聞き覚えがない方も多いかもしれませんが、バンパー広告自体は、おそらくほとんどの方が一度は目にしたことがあるはずです。今回はそんなバンパー広告について、制作する際のポイントや実際の事例を紹介していきます。

バンパー広告とは

そもそもバンパー広告とは一体なんのことか。バンパー広告はYouTubeに出稿できる動画広告の枠の名称のことで、動画視聴をする際、冒頭に挿入されるスキップが不可能な6秒の広告枠のことを指します。

おそらく皆さんも一度は目にされたことがあるかと思いますが、6秒という非常に短い枠なのにもかかわらず、もっとも記憶に残っているネット動画広告は何かという質問に対しての回答では、バンパー広告に掲載された作品を答える方がほとんどです。

当然といえば当然ですが、バンパー広告は6秒ですので、いかにインパクトのある映像を制作できるかに勝負がかかっています。広告代理店のクリエイターたちがしのぎを削る鉄火場と言っても過言ではないバンパー広告では、あの手この手とテレビCMではありえなかった表現や、たった6秒だからできる表現など、日夜新たな表現手段が追究されているフィールドにもなっています。

バンパー広告制作のポイント

6秒で魅せる!バンパー動画制作のポイントと事例を大公開
実際にバンパー広告を制作する際のポイントをご紹介させていただきます。

6秒こそ構成が大事

「6秒でストーリーが描けるわけがない!」と最初は誰もが思うことでしょうが、実は6秒のバンパー広告でも立派にストーリが描けるのです。

ここで必要なのが、ストーリー構成の基本である「序破急」という考え方です。序破急とは能楽で用いる物語構成の概念ですが、これが6秒のバンパー広告にピッタリと当てはまります。似たような概念に「起承転結」がありますが、起承転結では冗長すぎます。

まず序は、そのものズバリ、動画アタマの最初の数フレームです。ここで視聴者にここから何が始まるかを意識させます。転は、それに続く動画本体ですから、最初の映像がどう変化していくか、まさに“転”の様子を見せます。最後の急は、いわゆるオチ、もしくは一番訴求したいメッセージとなります。

関連記事:映像制作や動画制作のテッパンの構成はこれ!印象にしっかり残る構成の仕方

インパクト=ギャップの大きさ

よく、動画の導入部分はインパクトを与えなければいけない、アバンはインパクトが大事などと言われます。これは6秒のバンパー広告も同様で、見ている側にいかにインパクトを与えるかが全てです。しかし、バンパー広告のインパクトとはどう表現したらいいのでしょうか。

それは、序破急の序と急の間にギャップを作り、そのギャップが大きいほどインパクトが大きいのです。つまり、転の部分でどれだけ「転」できるかがインパクトであるとも言えます。
それでは次項より、実際の事例を動画のポイントと合わせて紹介していきます。

パンパー広告の事例「ロート製薬 デ・オウ」

https://www.youtube.com/watch?v=T9vWcGPZ8Ow

こちらは、ロート製薬の男性向けボディケアブランド『デ・オウ』のバンパー動画広告集です。漫画「北斗の拳」とコラボしたパッケージシリーズに合わせて、動画広告では作中の名シーンをパロディにした演出がなされています。

非常にユーモラスかつインパクトの強い作品に仕上がっており、6秒の枠を名シーンや名フレーズのパロディで使用するというアイデアは秀逸です。またパロディの対象が「北斗の拳」という、インパクトの強烈な作品であったことは、バンパー広告との相性も抜群だったと言わざるを得ない秀逸な作品です。

また、YouTube広告全般に言えることですが、視聴者はあくまで自身の見たい動画を楽しんでいる最中に、場合によっては予期せず挿入されるかたちになるため、視聴者を不快にしない動画作りをするということも動画広告としては重要な要素になります。

ですので、あまりに営業色の強い内容にしてしまうと、むしろ視聴者から反感を買い悪い印象を残す結果にもなりかねないので、この作品のようにエンターテイメント性を動画広告に付与することは、大切なテクニックの一つでもあります。

まとめ

今回はYouTubeのバンパー動画について紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。6秒のバンパー広告ですから、それだけでは伝えきれないことも当然あります。そういったものは切り捨てる割り切ることも大切です。

では、伝え切れない部分はどう訴求するのか。そのためには、別の動画や次のメディアにつなげて行くことが大切です。例えば、同じPR内容のバンパー広告を複数作り、それを一連のシリーズとして様々なパターンを用意すると、その分だけ訴求できる要素も増えますし、視聴者が積極的に見ようとする行動を促しやすくなります。

バンパー広告には6秒なりの様々なテクニックが使えます。バンパー広告のご利用をお考えならば、そのノウハウを知り尽くした私たちShibuya Movieにご用命ください。