映像制作・動画制作のコラム
2024年2月2日
成功事例から学ぶ!求職者に刺さる効果的な採用動画の制作ポイントを事例を交えて解説
動画コンテンツが身近となった昨今、多くの企業で採用動画が公開されています。
採用動画の制作を検討する際、
「採用活動において採用動画は本当に必要なのか」
「どのように制作すればよいのか」
「時代の流行などは取り入れたほうがよいのか」
といった疑問を持つ担当者の方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、企業が採用動画を作るべき理由や採用動画制作のポイントを、実際の成功事例を交えて解説します。
採用動画の外注先の選び方、最新動画のトレンドも紹介していますので、採用動画の制作を検討されている企業の方はぜひ参考にしてください。
企業が採用動画を作るべき理由
採用動画の制作には、費用や人的リソースを割く必要があり、「自社に本当に必要か」「今すぐ制作すべきか」と悩まれることもあるでしょう。
企業イメージを端的に表現できる採用動画は、制作することで多くのメリットがあります。
ここでは、企業が採用動画を作るべき3つの理由を解説します。
自社ブランディングの向上
採用動画を制作・公開することは、自社ブランディングの向上に役立てられます。
動画コンテンツの活用で、自社の存在を多くの求職者にアピールすることができ、採用活動で応募率の向上が期待できるでしょう。
より多くの人に動画を視聴してもらうには、動画視聴サイトやSNSなどを利用すると、企業やブランドそのものの認知度向上にも期待できます。
動画は観る人の視覚や聴覚を刺激します。採用動画がある企業と、ない企業では、前者のほうがより多くの人の記憶に残ります。
ミスマッチの防止
テキストでは伝わりにくい内容も、動画にすることで伝わりやすくなります。
企業ホームページや求人サイトなど、テキストベースで採用活動を行なっている場合、複雑な業務内容をすべて説明するのは困難です。
特に、企業風土や各部署の業務内容などは差し障りのない表現になりやすく、採用後にミスマッチが起こることも珍しくありません。
会社紹介や事業内容の説明、社員インタビューなどを含めた採用動画で採用後のイメージをしてもらうことで、ミスマッチや早期離職の防止につなげることができます。
場所に依存しない
採用動画は、インターネット環境があればどこでも誰でも視聴可能です。
申し込みが必要な企業説明会やパンフレットなどと比べ、企業の情報収集に場所や時間を制限されません。そのため、求職者に興味を持ってもらえる可能性が高まります。
また、採用動画はインターネット上の公開だけでなく、求職者向けのメールに添付したり、自社SNSへ投稿したりと汎用性が高いことも特徴です。
企業説明会はもちろん、就職イベント出展時に活用するのもよい方法です。さまざまな媒体から発信することで、求職者の目に触れる機会も増えていきます。
採用動画の成功事例7選
ここからは、採用動画の成功事例を参考に、どのような動画でどのような成果・影響があったのかご紹介します。
成功事例1:株式会社ADKホールディングスのキャッチーな採用動画とその結果
軽快でインパクトのあるBGMや効果音、グラフィックを駆使した動画事例です。音声を一切使用せず、テキストや映像のバリエーションだけで、思わず見入ってしまう演出になっています。
「9タイプのスタメン人材」という明確なコンセプトで応募者を募っているため、スクリーニング効果を期待でき、採用活動の効率化にもつながっています。
成功事例2:貝印株式会社のストーリー性に富む採用動画とその結果
社員インタビューに商品の開発背景をかけあわせたストーリー仕立ての動画事例です。商品開発の裏側やそれにかかわる各部署の業務内容が、業務風景とともにまとめられています。
企業や社員が商品にかける熱意を強くアピールしており、結果としてミスマッチ防止も期待できる動画となっています。
成功事例3:サワダ精密株式会社の独自性を活かした採用動画とその結果
半人前をテーマとし、熱量のある求職者へ熱いメッセージで訴えかける独特な動画事例です。精密機器を扱う特殊な業務内容には触れず、やりがいや成長を求める人物をターゲットに発信することで、他社との差別化を図っています。
結果として、求める人物像の獲得だけでなく、動画を視聴した求職者が企業へ興味を持ちやすく、企業の認知度拡大にもつながっています。
成功事例4:清水建設株式会社の迫力ある採用動画とその反響
新入社員に密着する形でインタビューし、入社理由や入社後のリアルな感想などを建築現場の映像と合わせて発信した動画事例です。
実際の建設現場映像には迫力があり、インタビューだけでなく視覚的にもやりがいや魅力が伝わってくる映像となっています。
成功事例5:RFA digital brains株式会社のカメラワークに富む採用動画とそのインパクト
ダイナミックなカメラワークと複数人のインタビューを通じて、企業独自の魅力を伝えた動画事例です。
企業が求める人物像を社長自らが伝えることで、ターゲットをより明確に示した動画となっています。また、独自性のある福利厚生の情報を含めることで印象に残りやすく、競合他社との差別化にもなっています。
成功事例6:株式会社パリミキホールディングスの音声なし採用動画とそのインパクト
音声を使わず、BGMと映像のみで、働く社員の雰囲気や仕事の楽しさを表現した動画事例です。
デザイン性に富んだ商品や店内の映像を多く取り入れることで、企業独自の世界観が伝わる演出となっています。ターゲットに「ここで働きたい」、と感じさせるインパクトを与えています。
成功事例7:TeNYテレビ新潟の魅力的な採用動画とその反響
社員インタビューで、それぞれが仕事の魅力ややりがいを語るとともに、求める人物像についてもメッセージとして明確化された動画です。
各部署の業務内容や業務風景を盛り込み、視聴者が入社後の働き方をイメージしやすい構成となっています。
伝えたいメッセージやターゲットが明確なため、採用時のミスマッチ防止にもつながっています。
採用動画の成功事例から学ぶ動画制作のポイント
採用動画を作る際は、目的を明確化し、求職者が必要とする情報を盛り込んだ構成にしましょう。
ここでは、採用動画の成功事例にも共通している、動画制作時のポイントを解説します。
下記の記事と併せてご覧ください。
<関連記事>
採用サイトで動画を活用するポイントを、事例と合わせて紹介
ターゲットを明確にする
ターゲットによって、制作する採用動画の内容は変わってきます。
新卒者か、中途採用かといった大枠のほか、求める人物像(年齢層、経験の有無など)を事前に設定し、理想のターゲットに向けた採用動画を制作しましょう。
例えば、新卒採用は多くの学生が興味を持ちやすい、以下のような情報を含めることが大切です。
- ●仕事内容にどんな魅力があるか
- ●実際の職場の雰囲気はどうか
- ●どのような福利厚生があるのか
- ●給与や待遇面はどうか
- ●将来性について など
ターゲットを明確化することで、伝えたいメッセージや見せ方がブレず、視聴者に刺さる採用動画に仕上げることができます。
企業独自の文化や魅力を伝える
企業独自の魅力を多く伝えると応募への動機付けができ、競合他社との差別化も可能です。
優秀な人材が競合他社へ流れてしまう、募集率が低い、といった課題解決につながるでしょう。
具体的には、企業が独自開発した商品・サービスや、特許技術などが差別化しやすいポイントといえます。
ほかにも、社内で実施している功労者表彰やレクリエーション、社員旅行などがあれば積極的に動画で紹介するとよいでしょう。
すでに競合他社が採用動画を公開している場合は、どのようなアプローチが行なわれているのかをリサーチし、自社の採用動画制作に活かすのもおすすめです。
求職者の目線で動画を作ることを忘れない
自社の魅力や伝えたいことを動画に盛り込むことは大切です。ですが、求職者の欲しい情報が含まれていないと、期待するような効果を得られない場合があります。
制作する際は、求職者目線で「どのような情報が欲しいのか」「誰でも理解しやすい構成になっているか」の2点を念頭に置いておきましょう。
採用動画には、インタビューや職場紹介などの基本構成がありますが、構成ごとに伝わりやすい情報には以下のような違いがあります。
動画の種類 | 伝わりやすい情報 |
社員インタビュー・座談会 | 実際に働く社員の雰囲気 社内の印象 など |
社長インタビュー | 会社の方針、企業理念 社長の人間性 など |
職場紹介・施設紹介 | 実際に働く職場の雰囲気 環境や設備 など |
社員ドキュメンタリー(密着型) | リアルな業務内容 仕事のやりがい など |
採用動画の外注先の選び方
採用動画を外注する場合、制作会社選びに悩まれる担当者の方も多いのではないでしょうか。
制作会社に依頼することで高品質な動画制作が期待できますが、制作会社ごとに強みや実績には違いがあります。
そのため、制作会社選びでは以下の4つの確認が大切です。
- ●制作会社の実績を確認する
- ●担当者について確認する
- ●マーケティング・コンサル能力について確認する
- ●料金が明確であるかを確認する
制作会社の実績を確認する
制作会社によって得意とする動画の傾向には違いがあります。まずは、ホームページから制作実績をチェックし、自社のイメージや希望に近い動画があるかを確認しましょう。
制作実績が豊富なほど、多くの企業の動画制作を手がけている=多くの企業から需要があり、課題解決につながっていると判断できます。
また、複数ある映像ジャンルのなかでも、採用動画の制作実績が特に多い場合は、採用動画を得意としていると考えられます。
ほかにも、比較・検討の材料として、希望するクオリティの動画にかかる費用についても確認しておきましょう。
担当者について確認する
動画の完成までには多くの工程があります。制作期間中は、確認作業やスケジュール調整などで担当者と何度も連絡を取る必要があるでしょう。
そのため、担当者とのコミュニケーションが十分に取れないと、スケジュールに遅延が発生するリスクがあります。
また、自社の課題や希望を汲み取って、さまざまな提案をしてくれる担当者であれば、動画制作をスムーズに進めやすくなります。
動画の制作にあたっては、担当者が全責任を持つのか、工程ごとに専門のディレクターが存在するのか、といった点も確認が必要です。
担当者からディレクターへ連絡が経由される場合、質問から回答までに時間がかかったり、こちらの意図がうまく伝わらなかったりする可能性があります。
マーケティング・コンサル能力について確認する
企業が採用動画などの動画コンテンツを制作するには明確な理由があり、課題解決に向けたコンテンツ運用が欠かせません。
そのため、制作会社に動画マーケティングの知識やコンサルティング能力があれば、動画公開から運用のサポートまでを依頼できます。
動画関連の専門知識が自社にない場合、動画コンテンツを運用するうえで制作会社が力強いサポーターとなるはずです。
動画制作後のアフターフォローの有無や、公開・運用に向けた提案内容については事前によく確認しておきましょう。
料金が明確であるかを確認する
提示された見積り額が安くても、オプションや修正などで追加費用がかさみ、当初の予算をオーバーしてしまうケースもあります。
制作途中での内容変更や修正依頼などに柔軟に対応してくれるか、料金設定は明瞭か、といった点を必ず確認しておきましょう。
採用動画の制作費用は、動画の規模や構成によっても大きく変わります。大まかな目安として、インタビュー動画は5万円~、会社紹介動画は50万円~、テレビコマーシャル向けは80万円~です。
特殊な撮影やアニメーションなど、表現や編集にこだわりがある場合は、さらに費用がかかる可能性があります。そのため、制作会社ごとに料金体系を確認しておくことが大切です。
Shibuya Movieでは、サービス内容に応じた4つの料金プランをご用意しています。各プランの料金や制作実績は以下のページをご参照ください。
映像制作・動画制作の料金表はこちら
採用映像・採用動画の制作実績はこちら
【2024年】採用動画の最新トレンド
近年のトレンドは、求職者が知りたいリアルな情報を盛り込んだ「インタラクティブ動画」です。
インタラクティブ動画とは、視聴者が選択可能なクリック要素のある動画のことです。視聴者の選択によりストーリーに分岐が発生し、観る人によって動画内容が変わるのが特徴です。
企業と視聴者のコミュニケーションを前提としているため、企業が一方的に情報を伝える動画に比べ、記憶に残りやすいといったメリットがあります。
社員に密着したドキュメンタリー動画や、社員同士の座談会動画などにインタラクティブ要素を取り入れると、近年のトレンドに合った採用動画となるでしょう。
まとめ
採用動画の有無で、求職者に伝えられる情競合他社と差別化するために、報の粒度は異なります。
上手に採用動画を活用すれば、より多くの人に自社をアピールすることが可能です。また、採用活動においてのミスマッチ防止にもつながります。
採用動画を制作する際は、成功事例や競合他社の動画を参考に構成を練り、求職者が必要とする情報をわかりやすく盛り込むことが重要です。
Shibuya Movieでは、低コストかつハイクオリティな採用動画を、企画・構成から編集までワンストップで対応可能です。
トレンドのインタラクティブ動画はもちろん、求職者に刺さる効果的な採用動画の制作なら、ぜひShibuya Movieにお任せください。
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