映像制作・動画制作のコラム
2022年6月14日
コンサートやライブの映像制作で抑えておきたいポイント3選
最近ではだいぶ復帰してきましたが、コロナ禍の影響でコンサートやライブイベントの打たれる数は一時期激減し、それらを楽しむユーザーの拠り所は映像ソフトやライブ配信になるという事態が発生しました。だいぶ戻してきた現在においても、まだまだ感染のリスクを気にして会場へ足を運べない方も少なくなく、また会場内もマスク着用の義務化や入場者を制限するなどの対策が行われることで、それ以前の環境とは大いに異なる様相を呈しているのが実情です。従って今後もしばらくは、映像ソフトを求める需要は上向きであるとの見解が一般的な見方とされています。
ということで今回は、コンサートやライブの映像作品を作っていく上で抑えて起きたいポイントやコツを紹介していきたいと思います。映像制作の敷居が低くなり、これからの時代はまだマイナーシーンで活躍するアーティストが、コンサートやライブを映像作品としてユーザーに届けていくことがごく自然なことになっていくと予測されています。ライブ映像を作品化するのは難しいと感じている方も、是非ご覧になってみてください。
躍動感はアングルやカットでも作ることができる
ライブ映像の良し悪しは「躍動感が感じられる映像に仕上がっているかどうか」であると感じる方は多いと思います。そして、その躍動感を映像作品の中で生み出すコツは、テレビ番組や大物バンドのライブ映像でよく見るような、ステージ上での近接撮影にあるのではと思われる方も多くいらっしゃると思います。これはどちらも正解で、躍動感はとにもかくにも重要です。ですが、後者については一部の激しいジャンルでのみ通用する方法で、非常に限られたシーンでしか有効とは言えません。
また、ライブ中にステージにカメラがいても問題ないのは、ある程度大きな会場でやる場合のみです。とてもじゃないですが小さなライブハウスでそんなことはできません。ではどのように躍動感を生み出すかということですが、撮影自体は定点カメラをいくつか設置する形で問題ありません。あとはそれらの映像を音楽に合わせてカット割りすれば躍動感は自然と出ていきます。この時、定点で設置するカメラのアングルができるだけすべて異なる角度になるようにするのがポイントです。
初めての映像制作の方にも、ご不安なくご利用いただけるよう制作の流れやご活用方法まで、
丁寧にご案内させていただきます。お客様の映像制作のゴールを達成するため
企画~撮影、完成まで専任チームが伴走いたします。
観客とアーティストを一緒に映さない
ライブハウスに依頼すると有料で正面からの画角の映像を録画してもらえることがありますが、これらの映像のほとんど観客の頭が移りこんでしまっており、非常に見づらい映像になっています。会場の興奮度を捉えたい時はアーティスト目線の方向から観客を撮影する方が良いでしょう。中途半端にアーティストと観客を映してしまうと、アーティストを観たい視聴者の集中の妨げになります。それであれば、それぞれのカットに役割を持たせた素材をしっかりと用意しておくべきでしょう。
カメラワークを必要以上に入れない
ついついやりがちなのが、躍動感を出そうとして撮影者がパンやズームをしすぎるなど、無駄なカメラワークを入れすぎてしまうことです。カメラワークは計画的に行うか、もしくはそのシチュエーションに熟達したカメラマンが行わないと、とても見づらい映像ばかりになってしまいがちです。従って、定点でなく手持ちのカメラを入れる場合には、仕上がりのことを考えてその時に必要な素材をしっかり抑える、ということに注力するようにしましょう。
まとめ
今回は、コンサートやライブの映像作品を作成する際のポイントを紹介しましたがいかがでしたでしょうか。ライブ映像作品の制作は実はとても難しく、基本を抑えないとせっかくの良いライブもその迫力がまったく伝わらない映像だらけになってしまうということが非常に起こりやすいので、是非気を付けて取り組んでみてください。もし可能であれば、必ず事前にリハーサルを何度か行うことをおすすめします。
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