2020年11月10日

インタラクティブ動画の事例～宿泊施設・観光PR編～

インタラクティブ＝対話、相互作用という言葉の意味の通り、インタラクティブ動画とは視聴者が動画と対話をする、相互に作用する体験ができる動画を指します。インタラクティブ動画にはさまざまな種類があり、動画内にポップアップする商品画像や商品名をクリックするだけで簡単にオンラインショッピングが楽しめるEコマースに特化した機能、動画内に設けられた選択肢を視聴者が自ら選ぶことでストーリーが展開していく選択型・ストーリー分岐型と呼ばれるものや、動画内を360度の視点で見渡すことができる360度動画などを挙げることができます。

今回は、「旅の疑似体験」をテーマに、宿泊施設の紹介や観光PRに用いられているインタラクティブ動画の事例をご紹介します。旅の疑似体験？と思われる方もいるかもしれませんが、インタラクティブ動画の「選択型・ストーリー分岐型」の機能を使えば、旅行者の視点を体験することができるのです。早速、事例をみていきましょう。

インタラクティブ動画で宿泊疑似体験｜あさやホテル様ストーリー動画事例

https://blog.mil.movie/jp_case/story/2789.html

まずご紹介するのは鬼怒川温泉の老舗旅館「あさやホテル」のインタラクティブ動画です。どのようなホテルステイを過ごしたいか、という切り口で視聴者が好みにあった選択をしながら実際の宿泊の流れに沿って動画が展開されていきます。

動画内に組み込まれた選択肢は、「どんなお部屋に泊まる？」「お風呂はどうする？」「お食事はどうしよう？」「何して楽しむ？」などカジュアルな雰囲気で、その選択に沿って施設紹介につながる流れは、実際のホテルステイを直感的に想起できる構成です。

動画を見ながら友達と楽しくプラン練る気分で自由にシュミレーションをしたら、旅行がさらに楽しみになります。部屋を選び、温泉に入り、食事を楽しみ、そのあとのアクティビティを満喫するという宿泊施設の利用者の視点、実際の宿泊の工程に沿った動画は臨場感に溢れ、まさに「旅の疑似体験」ができるインタラクティブ動画です。

大切な人と巡る美ら島海道

https://example.mil.movie/sLPCLM/

続いては、沖縄県うるま市の観光PRのために制作されたインタラクティブ動画をご紹介します。あるカップルが実際にうるま市を旅行する視点で構成された、こちらも選択型・ストーリー分岐型のインタラクティブ機能が組み込まれた動画です。ホテルの部屋のカーテンを開け、海を臨みながら身支度をする旅行情緒あふれるシーンから始まり、街に繰り出します。車を走らせながらそれぞれの観光スポットに「行く/行かない」の選択をし、興味のあるスポットを絞って旅程を疑似体験することができます。

動画内に現れるハートマークなどのポップアップをクリックすると観光スポットの詳細情報が表示され、さらにその場所の公式ホームページもリンクされているので、シームレスにしっかりと情報収集ができるのもこの動画の魅力です。訪れた場所で出会う人とのさりげない交流や、時折旅行者の視点が差し込まれる動画はライブ感があり、一つのプロモーションビデオとしてもユニークです。選択肢で選ばなかった方の行方も気になり、何度も繰り返し視聴しシュミレーションを楽しみつつ、旅行への期待を膨らませられるインタラクティブ動画です。

Wootag The Interactive Video Marketing Tool For Everyone

https://www.wootag.com/videos/embed/v2/485339-DBB5-FDBB8A567C-5D3A-ECA8

最後にご紹介するのはマレーシアエアラインのプロモーション用のインタラクティブ動画です。セルフィーで撮影された動画を見ているだけで楽しく鮮やかで、今すぐ旅に行きたい気持ちに駆られますが、この動画には、途中で登場するテロップをクリックするとすぐに航空券の予約サイトに飛べるというインタラクティブな仕組みが設けられています。旅行に行きたい、と思ったらすぐにチケットを購入できるという導線はかなり効果的だと言えます。

まとめ

今回「旅行の疑似体験」をテーマに、インタラクティブ動画の事例をピックアップしました。ご紹介したように、選択型・ストーリー分岐型のインタラクティブな機能と観光PR動画の相性はとても良く、今後ますます盛り上がっていくことが予想されます。ぜひ、これらの動画を参考に、新しいアイディアを形にしてみてはいかがでしょうか。Shibuya Movieではインタラクティブ動画の制作に関するご相談を承っております。お気軽にご相談ください。