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映像制作・動画制作のコラム

2020年8月25日  最終更新日:2026年1月30日

Youtubeのバンパー広告とは?メリットやデメリット、成功させるポイントを事例をもとに解説

Youtubeのバンパー広告とは?メリットやデメリット、成功させるポイントを事例をもとに解説

バンパー広告はYouTube広告の種類の一つで、たった6秒の尺でも広報部署や広告代理店に絶大な人気があります。その名称には聞き覚えがない方も多いかもしれませんが、バンパー広告自体は、おそらくほとんどの方が一度は目にしたことがあるはずです。

今回はそんなバンパー広告について、ほかのYouTube広告との違いやメリット・デメリット、制作する際のポイントや実際の成功事例を紹介しつつ、その魅力に迫ります。

6秒で魅せるバンパー広告とは

6秒で魅せるバンパー広告とは
バンパー広告はYouTubeに出稿できる動画広告の枠の名称で、動画視聴をする際、冒頭や動画中、動画後に挿入されるスキップが不可能な6秒の広告枠を指します。

おそらく皆さんも一度は目にされたことがあるかと思いますが、6秒という非常に短い枠にもかかわらず、最も記憶に残っているインターネット動画広告は何か?という質問に対しての回答では、バンパー広告に掲載された作品を答える方がほとんどです。

当然といえば当然ですが、バンパー広告は6秒ですので、いかにインパクトのある映像を制作できるかに勝負がかかっています。広告代理店のクリエイターたちがしのぎを削る鉄火場といっても過言ではないバンパー広告は、あの手この手とテレビCMではありえなかった表現や、たった6秒だからできる表現など、日夜新たな表現手段が追究されているフィールドにもなっています。

バンパー広告とほかのYouTube広告の違い

YouTubeに出稿できる広告は、パンバー広告だけではありません。ほかにインフィード動画広告やインストリーム広告(スキップあり・なし)、マストヘッド広告、アウトストリーム広告などの種類があります。

それぞれのYouTube広告の特徴は以下のとおりです。

【YouTube広告の特徴】
YouTube広告の種類 特徴
バンパー広告 YouTube動画の冒頭や途中、最後に表示される。
6秒以内の動画広告再生中はスキップできない。
インストリーム広告(スキップあり) YouTube動画の冒頭や途中、最後に表示される動画広告。
5秒経つとスキップボタンが表示される。
インストリーム広告(スキップなし) YouTube動画の冒頭や途中、最後に表示される15秒以内の動画広告。再生中はスキップできない。
インフィード動画広告 YouTubeで動画を検索した際に、検索結果の上部や関連動画リストの上部に表示される広告。クリックすると動画が表示される。
マストヘッド広告 YouTubeトップページのホームフィード上部で自動的に再生される。
アウトストリーム広告 YouTube内ではなく外のWebサイトなどに表示される広告。

バンパー広告にかかる費用相場

バンパー広告にかかる費用相場
バンパー広告を利用する際にかかる費用には、「広告制作費」と「広告掲載費用」の2種類があります。

広告制作費は、広告として出稿する動画コンテンツを制作するためにかかる費用です。自社で動画を制作するか、もしくは制作会社に外注するかによって制作費は大きく変わるため、一概にいくらかかるとはいえません。

広告掲載費用は、つくった広告動画を掲載してもらうための費用で、Googleに支払います。加えて、広告代理店に運用を依頼してもらう場合は運用代行手数料もかかります。

バンパー広告の掲載費用は、再生された回数によって変わります。動画がスキップできないため、視聴時間という概念はありません。1000回表示されるごとに課金される仕組みで、1000回ごとに200~600円が相場となっています。

パンバー広告のメリットとは

6秒以内という短時間で、かつスキップできないという特徴を持つバンパー広告には、以下の4つのメリットがあります。
パンバー広告のメリットとは
一つずつ詳しく解説していきます。

短時間で認知度を高められる

バンパー広告は、ブランドやサービスの認知度を高める目的で使用されます。Googleによると、バンパー広告は6秒という短い時間にもかかわらず、ほかの広告に比べて認知向上の効果が高いとのことです。

バンパー広告を出稿することで、YouTubeを利用する不特定多数の幅広い層にブランドやサービスを知ってもらう効果が期待できるでしょう。

記憶に残りやすい

短くてインパクトのあるバンパー広告は、その内容がユーザーの記憶に残りやすいといわれています。

広告を見たことをどれだけ覚えているかという指標を「広告想起率」と呼びます。Googleの効果測定では、バンパー広告の80%において、この広告想起率が有意に上昇しました。

広告想起率が高いブランドやサービスは、ユーザーが購買行動を起こそうとする際、真っ先に頭に浮かぶため、選ばれやすくなります。記憶に残っている時点で、競合との差別化に成功しているのです。

現代人に合っている

マイクロソフト社によると、人間の集中力は約8秒しか持たないといわれています。15秒や30秒の動画広告だと、途中で集中力が途切れ、飽きて見てもらえなくなる可能性が高まります。

凸版印刷株式会社と株式会社ONE COMPATHが実施した「どのくらいの視聴時間なら動画広告を見るか」というアンケートでも、「7~14秒」が35.4%、「6秒以内」が31.1%を占める結果となっています。

バンパー広告はスキップができないものの、6秒という短い尺のため、飽きずにストレスも少なく最後まで見ることができます。バンパー広告は、忙しい現代人のライフスタイルに合った広告といえるでしょう。

世界観を伝えやすい

バンパー広告は、YouTube動画の冒頭や動画の途中に挿入されます。そのため、ユーザーに音声ONで見てもらえる可能性が高いと考えられます。音声をONにした状態で見てもらうことで、その動画広告で伝えたい内容や世界観が正しく伝わりやすいでしょう。

また、バンパー広告はYouTubeホームや検索結果、関連動画リストに表示されるわけではなく、ユーザーが見ている、または見ようとしている動画コンテンツと同じ画面に表示されます。そのため、自然と動画広告の内容に注目しやすくなると考えられます。

バンパー広告のデメリットとは

バンパー広告のデメリットとは
バンパー広告にはいくつかのデメリットもありますが、事前に理解しておくことで適切な対策ができ、より効果的に運用できます。

  • ●入れられる情報に制限がある
  • ●効果測定が難しい
  • ●直接的なコンバージョンは難しい

入れられる情報に制限がある

6秒という非常に短い尺では、どうしても盛り込める情報量に限りがあります。そのため、商品やサービスの詳細説明や細かな特徴を伝える目的でバンパー広告を使うのは適していません。

バンパー広告は、詳細を伝える場というより、ブランドやサービスを印象づけるための広告フォーマットと考えると良いでしょう。短くシンプルなメッセージでインパクトを残し、どれだけユーザーの記憶に刻めるかがポイントになります。

効果測定が難しい

バンパー広告は、表示された回数(インプレッション)に応じて料金が発生する仕組みです。クリックされなくても費用がかかるため、「どれくらいコンバージョンやアクセスにつながったのか」が分かりにくいのが難点です。

そのため、バンパー広告は成果を数字でしっかり追いたい“獲得目的”の広告には向いていません。
一方で、シンプルなメッセージを多くの人に届けられるため、「ブランドの認知を広げたい」場面では力を発揮します。
効果を見るときは、リーチ数や広告の想起など、認知系の指標を活用すると判断しやすくなります。

直接的なコンバージョンは難しい

バンパー広告はわずか6秒しかないため、ユーザーが内容を理解する前に動画が終わってしまいます。その結果、クリックしてもらったり、すぐに商品ページへ誘導したりするのはどうしても難しくなります。

ただし、その“短さ”のおかげで、記憶に残りやすいという強みもあります。
そのため、バンパー広告は「思い出してもらうきっかけをつくる広告」として使うのがおすすめです。

その後にスキップ可能広告や検索広告など、詳しい説明や誘導ができる広告と組み合わせることで、最終的なコンバージョンにつながりやすくなります。

バンパー広告を成功させるためのポイント

バンパー広告を実際に出稿するとき、どのようなことに気を付けると効果的なのでしょうか。ここでは、バンパー広告を成功させるための動画制作や出稿の際に知っておくべき9つのポイントについて紹介します。

  1. 1. 誰に何を伝えるかを明確にする
  2. 2. よくばらず伝えたい内容は1つに
  3. 3. 複数のバンパー広告をつくってシリーズ化
  4. 4. 6秒こそ構成が大事
  5. 5. インパクト=ギャップの大きさ
  6. 6. ほかの広告と組み合わせて効果アップ
  7. 7. リターゲティングに利用する
  8. 8. エンターテインメント色を加える
  9. 9. 動画のクオリティを高める

1. 誰に何を伝えるかを明確にする

バンパー広告は非常に短い尺の動画ですから、目的をはっきりさせないと何も伝わらないまま6秒が過ぎてしまいます。動画広告の制作を始める前に、まずは明確な目的を設定しましょう。

また、動画広告の制作は「誰に伝えたいか」も重要なポイントです。対象ユーザーの年齢や性別、職業、年収、家族構成、悩みや不安、興味などをなるべく細かく設定しましょう。それらのペルソナに合わせて広告の配信時間や地域を設定することで、費用対効果を高めることができます。

ペルソナを決める際には、Google AnalyticsやGoogleサーチコンソールも参考にするとよいでしょう。これらのツールを利用すれば、既存の自社サイトに訪れたユーザーの属性や、どのような検索ワードでアクセスしているかを知ることができます。

2. よくばらず伝えたい内容は1つに

6秒という短い動画のなかにいろいろな情報を詰め込んでしまうと、どれも中途半端になり、伝えたかったことが何も伝わりません。バンパー広告では、訴求したいメッセージを1つにしぼり、なるべくシンプルに伝えることを心がけましょう。

先ほども述べたように、バンパー広告はあくまでユーザーに認知してもらうきっかけとして利用します。詳しい商品やサービスの説明に関しては、ほかの広告やコンテンツを見てもらうようにしましょう。

3. 複数のバンパー広告をつくってシリーズ化

バンパー広告では伝えたい内容を1つにしぼるべきとお伝えしましたが、「伝えたいメッセージがたくさんあり、1本の動画広告では伝えきれない」「1つだけだと他社との差別化が難しい」と思うこともあるでしょう。その場合、バンパー広告を複数制作してシリーズ化するのもおすすめです。

シリーズ化することで複数のメッセージを伝えられるほか、何度も見ることでユーザーの記憶にも残りやすく、身近に感じてもらえるようになります。毎回内容が変わるため、「また同じ広告か」と飽きられてしまうことも減るでしょう。

バンパー広告を複数つくる際には、動画の構成やキャッチコピーをすべて統一するなど、同じ会社のシリーズ動画とわかるような工夫をするとよいでしょう。はじめにつくった動画のフォーマットを応用することで、2つ目以降の動画制作の工数や費用を抑えられるというメリットもあります。

複数のバンパー広告を配信した場合、配信数が集中している動画はユーザーの反応が良いと判断でき、効果を検証しやすく、改善策を考えるヒントにもなります。

4. 6秒こそ構成が大事

「6秒でストーリーが描けるわけがない!」と思うかもしれません。しかし実は、6秒のバンパー広告でも立派にストーリーが描けるのです。

ここで必要なのが、ストーリー構成の基本である「序破急」という考え方です。序破急とは能楽で用いる物語構成の概念ですが、これが6秒のバンパー広告にピッタリと当てはまります。

まず序は、動画アタマの数フレームです。ここで視聴者にここから何が始まるかを意識させます。転は、それに続く動画本体ですから、最初の映像がどう変化していくか、まさに“転”の様子を見せます。最後の急は、いわゆるオチ、もしくは一番訴求したいメッセージとなります。

5. インパクト=ギャップの大きさ

よく「動画の導入部分はインパクトを与えなければいけない」「アバンはインパクトが大事」などといわれます。これは6秒のバンパー広告も同様で、見ている側へいかにインパクトを与えるかが極めて重要です。しかし、バンパー広告のインパクトとはどう表現したらいいのでしょうか。

それは、先ほど述べた「序破急」の 序(導入) と 急(締め) のあいだに、どれだけ大きな ギャップ をつくれるか、という点にあります。
このギャップが大きいほど、視聴者に与える印象が強くなります。言い換えると、6秒の中で「転の瞬間」をどれだけ大胆に作れるかが、インパクトの源といえます。
短時間で驚きや意外性をつくることで、ユーザーの記憶に残りやすくなるのです。

6. ほかの広告と組み合わせて効果アップ

「バンパー広告とほかのYouTube広告の違い」でお伝えしたように、YouTubeに出稿できる広告は、バンパー広告以外にもさまざまなものがあります。バンパー広告とほかの広告を組み合わせることで、より効果を高めることが可能です。

例えば、バンパー広告でユーザーに商品名を認知してもらい、その後インストリーム広告でもう少し詳しく商品の内容を伝え、関心を深めてもらいます。商品に興味を持ったユーザーがインフィード広告をクリックすることで、クリック数やコンバージョン数の向上につながると考えられます。

7. リターゲティングに利用する

リターゲティングとは、過去にとある会社のWebページやYouTube動画を見たことがあるユーザーに、その会社の広告を配信できる仕組みのことです。バンパー広告をリターゲティングに利用することで、そのブランドや商品を思い出してもらえ、認知度を高めたりクリック数を増やしたりする効果が期待できます。

例えば「スキップできるはずのインストリーム広告を最後まですべて見た人」は、その商品やブランドに興味があると考えられるため、バンパー広告を使ってリターゲティングすることで、さらに認知度を深めることが可能です。

また、その会社の動画を見たユーザーではなく、「設定したトピックやキーワードに関連した動画を見たことがある人」に向けてバンパー広告を配信するのも効果的でしょう。

8. エンターテインメント色を加える

バンパー広告に、ユーモアや驚き、テンポの良い編集などの“エンターテインメント要素”を少し加えるのも効果的です。

インパクトを求めるあまり、営業色が強すぎる訴求や、視聴者が不快に感じる過度な表現を使ってしまうケースも少なくありません。認知は得られる一方で、企業やブランドに対する悪印象を与えてしまうリスクもあります。

バンパー広告はわずか6秒と短いため、長尺動画に比べて視聴者に不快感を与えにくいというメリットがあります。この特性を活かし、軽いユーモアや“ちょっとした驚き”などの楽しめる要素を盛り込むことで、視聴者に好意的な印象を持ってもらいやすくなるでしょう。

9. 動画のクオリティを高める

バンパー広告はあくまでも広告ですから、動画に一定以上のクオリティがないと信用されません。クオリティが低い動画広告を配信すると効果が出ないどころか、商品やサービスの印象を下げてしまう可能性もあります。

したがって、動画のクオリティは一定水準以上を保ちましょう。自社に動画制作のノウハウがない場合、動画制作のプロに依頼することをおすすめします。
また、せっかくクオリティの高い動画広告をつくってもらっても、その運用方法が間違っていては効果が発揮されません。広告運用についても、場合によってはプロの手を借りることを検討しましょう。

動画広告制作と広告運用を両方行なっている会社にまとめて依頼すると、費用を抑えたり相談したりしやすいためおすすめです。

バンパー広告の事例を紹介

バンパー広告の効果を高める方法について解説してきました。ここからは、これらのポイントを押さえて制作されたバンパー広告の実際の事例をいくつか紹介します。

ロート製薬「デ・オウ」

こちらは、ロート製薬の男性向けボディケアブランド『デ・オウ』のバンパー動画広告集です。漫画『北斗の拳』とコラボしたパッケージシリーズに合わせて、動画広告では作中の名シーンをパロディにした演出がなされています。

非常にユーモラスかつインパクトの強い作品に仕上がっており、6秒の枠を名シーンや名フレーズのパロディで使用するというアイデアは秀逸です。また、パロディの対象が「北斗の拳」というインパクトの強烈な作品で、バンパー広告との相性も抜群だったといわざるを得ない優れた作品です。

株式会社配報エージェンシー「チェキポンメール広告」

滋賀県でポスティングを行なう株式会社配報エージェンシー[編集者KJ34.1]のバンパー広告です。シンプルなイラストと、「B4サイズ1部3.0円(税別)~」という価格、「滋賀のポスティング チェキポンメール」というサービス名のみで構成されています。

「B4サイズのポスティングが1部3円からできる」という1点にメッセージをしぼったことで、シンプルで伝えたいことがわかりやすい動画広告に仕上がっています。

Adidas「Adidas」

世界的なスポーツブランドであるAdidasのバンパー広告です。Adidasの靴を着用した足もとと、心臓の音のように聞こえるボールのバウンド音で構成されたおしゃれな演出の動画で、ブランドのかっこ良さを認知してもらう効果が期待できます。

このバンパー広告は「これを売りたい!」といった商業感をほとんど覚えないため、広告を見せられている嫌悪感をユーザーに与えにくいでしょう。

まとめ

今回はYouTubeのバンパー動画について紹介してきました。バンパー広告は短時間でブランドや商品の認知を高められる、現代人にピッタリの動画広告です。しかし、6秒のバンパー広告ですから、それだけでは伝えきれないことも当然あります。そういったものは切り捨てて割り切ることも大切です。

では、伝えきれない部分はどう訴求するのか。そのためには、別の動画や次のメディアにつなげていく工夫が重要です。例えば、同じPR内容のバンパー広告を複数つくり、それを一連のシリーズとしてさまざまなパターンを用意すると、その分だけ訴求できる要素も増えますし、視聴者が積極的に見ようとする行動を促しやすくなります。

バンパー広告には、6秒を最大限に活かすためのさまざまな工夫があります。導入をご検討の際は、経験豊富な Shibuya Movie が丁寧にサポートいたしますので、お気軽にお声がけください。

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