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Column
映像制作・動画制作のコラム

2020年7月7日

購買意欲にズバッと刺さる通販番組のような動画番組の作り方


皆さんは動画広告という視点から通販番組をご覧になったことがありますか?さまざまなマーケティング手法をスキップして、10分もない尺の動画広告一本で視聴者に購入を決断させてしまう動画番組の訴求力たるや、動画広告づくりの参考になる要素が見つかりそうな気がしますよね。

また昨今では、さまざまなネット媒体を駆使して、商品を売り込む努力や工夫を重ねたアプローチがなされていますが、そうした努力や工夫は企業だけでなく、ブログ運営を行う個人の方など幅広い層によって展開されています。

そうした中で現在もっとも主流となっているのが動画広告による訴求です。大きな企業のように段階を踏んだマーケティング手法が取れない小さな規模の企業や個人の場合には、通販番組のような訴求力を持つ動画広告作りが重要になってきます。

周りくどい方法ではなく、通販番組さながらの動画を制作している方も増えており、YouTubeに多数の通販番組が並ぶ時代は着実に近づいてきています。
ということで今回は、通販番組の基本やその訴求力の秘密に迫りながら、どうすれば通販番組のような動画が制作できるのか、その基本的なポイントを解説していきます。

通販番組の導入

通販番組をいろいろ見ていると、どの通販番組にも共通する要素がいくつか見つかります。
まず導入=掴みの部分においては、紹介する商品を購入すると解決する悩みを、一般的な悩みとして紹介するケースが非常に多いことがわかります。できるだけ多くの方に共通する悩みに設定することで、間口を大きく広げつつ、この悩みを解決できるの?という好奇心にアプローチして視聴継続率を高めています。

例えば真珠のネックレスの場合、真珠のネックレス自体はあってもなくても生活するうえで困ることはありませんが、「冠婚葬祭で身に着けるアクセサリーに悩む」など、ある条件に当てはめることで、視聴者に自身が解決すべき問題を持っている、ということを気付かせる効果があります。

他社製品との比較

他社製品との比較は重要なポイントです。価格、材質、性能、生産工程などアピールポイントはさまざまですが、動画内では必ず取り上げて丁寧に説明するべきです。反対に、市場で相場となっている要素未満の事柄については取り上げるべきではないでしょう。

とりわけ優位性のあるストロングポイントについては特に強調し、他社製品では得られない要素を存分にアピールすべきです。多くの通販番組では、そうした商品の強みを恐怖感と合わせてアピールする演出が多用されています。

例えばドライヤーの場合、「マイナスイオン機能が付いているので髪のうるおいを維持することができる」というのが商品の優位性ならば、「マイナスイオン機能が付いていないドライヤーでは髪のうるおいが維持できない」という恐怖感を同時に想起させることで、他社製品との差を広く感じさせる効果があります。

お得感の演出

さまざまな手法でアピールが成功したとしても、たったの10分程度で視聴者に購入の決断を促すことは非常に困難です。そこで最後の切り札が、この動画を見た方だけが得られるプラスアルファのサービスの提示です。掛布団の通販番組ではもはや定番の、最後の最後に「この放送を見ていただいたお客様限定で、もう一枚サービスいたします」というオファーの提示は、わかりやすく言えば半額になるということです。基本的には価格面で、この動画を見た視聴者だけが得られるオファーを設定するのが良いでしょう。

まとめ

今回は通販番組の訴求力を担う、重要な演出について紹介しました。今回取り上げた通販番組のポイントは、あらゆる広告動画に活用できる手法でもあります。広告動画の制作を検討中の方や、制作するうえでお悩みの方は、このような通販番組の手法もアイデアの一つに取り入れてみてはいかがでしょうか。