映像制作・動画制作のコラム
2019年6月14日 最終更新日:2025年12月18日
縦型動画(バーティカル動画)とは?メリットや活用方法、制作時のポイントを解説!

縦型動画(バーティカル動画)は、スマートフォンとの相性の良さから需要が高まりつつあります。縦型動画を活用することで、多くのユーザーに自社の製品やサービス、イベント告知、採用活動などのさまざまな情報を届けられます。
この記事では、縦型動画の特徴やおすすめの使い道、活用方法を解説します。縦型動画の制作時のポイントも解説していますので、縦型動画を制作したいと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
そもそも縦型動画(バーティカル動画)とは?

縦型動画とは、その名のとおり縦横の比率が縦に長いスタイルが特徴の動画のことです。縦型動画はときにバーティカル動画とも呼ばれます。バーティカルは英語で「垂直」、「縦」という意味があります。
従来の映像のほとんどは横長の比率で作られており、テレビやパソコン画面にぴったりと収まるような作りになっていました。理由は、横長の比率の映像が人間の視覚に合っており見やすいというメリットがあるためです。
しかし、縦型動画にも後述するようなメリットがあり、今後縦長動画はより広く普及すると考えられます。有名企業も縦型動画による広告を作り、そのメリットを最大限に活かした宣伝を行なっています。
縦型動画の2つのメリット
前項で触れたとおり、縦型動画には従来の横型動画にはないメリットがあります。ここでは、縦型動画のメリットについて見ていきましょう。
- ●視聴するハードルが低め
- ●画面のサイズがアップする
視聴するハードルが低め
縦型動画はスマートフォンで視聴しやすい比率となっていることから、ユーザーにとって映像を視聴するハードルが低いというメリットがあります。
総務省の「令和4年版 情報通信白書」によると、スマートフォンの世帯保有率は88.6%にのぼるとされています。したがって動画の視聴においても、スマートフォンで視聴する人は多いといえるでしょう。
スマートフォンで動画を視聴する際、縦型動画は従来の横型動画とは違い、端末を横に向けず縦のまま視聴できます。その手軽さが動画視聴までのハードルを下げる要因です。
画面のサイズがアップする
縦型動画はスマートフォンであればフルスクリーンで表示され、横型動画と比較すると画面サイズが300%向上するとされています。
ちなみに、縦型動画のサイズ比率は9:16、横型動画の比率は16:9です。縦型動画はスマートフォンに、横型動画はパソコンやテレビに適した画面比率となっています。
また、縦型動画は、スマートフォンの画面に最適化された作りにすることが基本のため、スマートフォンで視聴した際にインパクトが大きく、没入感が高まりやすいメリットがあります。
縦型動画の2つのデメリット
縦型動画には、メリットだけでなくデメリットもある点に留意しましょう。ここからは、縦型動画のデメリットについて解説します。
- ●パソコンからの視聴に向いていない
- ●目的によって使い分けが必要
パソコンからの視聴に向いていない
前述したとおり、縦型動画はスマートフォンの画面の比率に最適化されることが通常であるため、パソコンから視聴する場合は小さいサイズで視聴することになります。
動画視聴者の端末がパソコンメインであることが想定される場合は、縦型動画は避けたほうがよいでしょう。
目的によって使い分けが必要
縦型動画は、どのような映像にも適しているわけではない点に注意が必要です。
例えば、「壮大な風景をパノラマで見て欲しい」「まるでその場にいるような臨場感を与えたい」という目的の場合、縦型動画ではなく横型動画のほうが適しています。
伝えたい内容(目的)によっては横幅が狭いことで情報量が少なくなるため、横型動画と使い分けることが大切です。
縦型動画のおすすめの使い方5選

縦型動画は、スマートフォンとの相性の良さから「SNS投稿」がおすすめの使い道です。ここからは、縦型動画が効果的に使用できるSNSを5つ挙げて解説します。
- YouTube
- TikTok
- X(旧Twitter)
YouTube
YouTubeは、10代の若年層から50代以上まで、幅広い世代に利用されている動画配信プラットフォームです。
YouTubeは、縦型動画の使い方としておすすめのプラットフォームの一つで、なかでも最大3分の縦型動画を投稿できる「ショート動画」との相性が良いのが特徴です。
縦型動画を制作してショート動画として投稿すれば、普段と異なるユーザー層にも動画を届けやすくなるでしょう。
Instagramに縦型動画を投稿するのも、おすすめの使い方の一つです。Instagramは、10代~40代と幅広い年齢層が利用するSNSです。
Instagramは、「ストーリーズ」「リール」「Instagram動画」など、縦型動画投稿に適した機能がそろっています。以下は、それぞれの機能における投稿可能な動画の長さです。
● ストーリーズ:30秒の動画を投稿可能。投稿後、24時間経過すると動画が消える
● リール: 最大3分の動画を投稿可能
● Instagram動画:1分以上~最大60分の動画が投稿可能。フィード機能から閲覧でき、最初の1分がプレビューとして再生される
Instagramに縦型動画を投稿する場合は、動画の尺にかかわらずインパクト重視の構成にするなど、冒頭にヒキを持たせた作りがおすすめです。
TikTok
TikTokは、10代~20代の人気が高い動画投稿SNSです。スマートフォンでの操作を前提に作られており、おもに縦型動画の投稿がメインとなっています。
動画再生の合間に流れる広告も縦型動画となっているため、縦型コンテンツに特化しているSNSといえるでしょう。動画投稿であれ広告の出稿であれ、縦型動画を使いたいと考えている方に適しています。
Facebookは、ほかのSNSよりも比較的高い年齢層が利用しているため、そういった年齢層にアプローチしたい場合に活用しましょう。具体的には30代以降の利用者の割合が多く、40代、50代も多いのが特徴です。
Facebookでは「ストーリーズ」と呼ばれる機能で縦型動画に対応しています。ただし、投稿した動画は24時間で削除されるため、あらかじめ削除を考慮したうえで使う必要があります。
X(旧Twitter)
X(旧Twitter)は短い文章を投稿することを前提に作られたSNSです。無料プランでは140文字の文字数制限があり、短めの内容を手軽に投稿できる点が特徴といえます。
広告動画を流したい場合は、縦型動画で行なうのが効果的です。
X(旧Twitter)ではテキストによる投稿と、動画投稿が区別なくタイムラインに流れます。ユーザーはスクロールして目に留まった動画があれば、追加の操作をせずそのまま視聴を続けられるため、動画視聴を促しやすいSNSです。
縦型動画の5つの活用方法

いざ縦型動画を作って活用しようと思っても、「どのような内容にすれば良いのか」と悩んでしまう方は少なくないでしょう。ここからは、縦型動画を活用するうえで代表的な例を5つ解説します。
- 製品・サービスの紹介や実演
- イベントやキャンペーンのPR
- ブランドストーリー
- 採用活動動画
- SNS向けの広告配信用動画
製品・サービスの紹介や実演
まずおすすめしたいのが、自社のサービスや商品の紹介を実演(デモンストレーション)して、縦型動画を通して伝える方法です。縦型動画によるショート動画で、製品やサービスの特徴、強み、魅力などを短時間で簡潔に伝えましょう。
また、構成や演出を工夫して製品・商品やサービスの特徴、使用感をより印象的に視聴者に伝えられるようにしてください。ユーザーの興味を引きやすくなる作りにすることが大切です。
イベントやキャンペーンのPR
再生時間が短めな縦型動画は、リアルタイムで素早く伝えたい情報の拡散にも適しています。そのため、イベントやキャンペーンのPRに活用するのもおすすめです。
映像と字幕(テキスト)を効果的に組み合わせることで、期間限定商品の告知や新製品のイベント、セールなどのキャンペーン情報をよりわかりやすく多くの人に届けられます。また、印象的なシーンや映えるシーンを取り入れることで、シェア率の向上も期待できるでしょう。
ブランドストーリー
ブランドストーリーとは、自社の製品やサービス、歴史や思想などといったブランド価値を伝えるものです。ブランドストーリーを作ることで、製品やサービスの認知度向上や競合他社との差別化に役立ちます。
縦型動画は、このブランドストーリーを伝えるための手段として活用するのにも適しています。すでに横型動画で制作されている場合は、その横型動画を縦型動画にリメイクするのも手段の一つです。
縦型動画にリメイクすることで、ブランドのイメージをしっかり伝えつつも、横型動画にはない新しい印象を与えることができるでしょう。
採用活動動画
採用活動に関する内容を縦型動画で制作するのも、おすすめの活用方法といえます。縦型動画を採用活動に活かすことで、SNSの自社アカウントなどを通してより効果的な採用アピールを行なえます。
縦長動画は文字のみの情報よりも短い時間で多くの人に求人内容を伝えられるうえ、スマートフォンでスキマ時間でも気軽に視聴してもらいやすい点がメリットです。
採用活動をテーマにした縦型動画を制作する際は、働いている従業員の実際の様子や社内の雰囲気、インタビューといった内容にするとよいでしょう。
SNS向けの広告配信用動画
縦型動画は、SNS向けの広告配信用動画として活用するのもおすすめです。インパクトのある内容やトレンドを適度に取り入れた内容にすることで、より多くのユーザーにシェアしてもらえる効果が期待できます。
加えて、縦型動画はSNSのタイムライン上に馴染みやすいメリットもあるため、ユーザーに違和感を与えずに動画視聴を促せます。その結果、商品やサービス、企業に対する認知度の向上や購買意欲の喚起にもつなげられるでしょう。
縦型動画を制作する際の5つのポイント

続いて、縦型動画を制作時のポイントについて解説します。
- 1.冒頭はインパクトを与える内容を
- 2.適度に字幕やテロップを入れる
- 3.必要な情報のみを簡潔にまとめること
- 4.構成はテンポやリズムの良さを意識する
- 5.横型動画をリサイズして縦型動画にするのもおすすめ
1.冒頭はインパクトを与える内容を
縦型動画で視聴者の興味を引くためには、最初の数秒が重要です。最初の数秒で興味を引けなければスキップされてしまい、視聴してもらえません。
したがって、縦型動画の制作では、冒頭にインパクトのある演出やビジュアル、キャッチフレーズなどを配置することが重要です。例えば、結論ファーストの構成や疑問の投げかけ、鮮やかな映像や映えるシーンの活用などが考えられるでしょう。
2.適度に字幕やテロップを入れる
SNSで縦型動画を視聴する際、音声を流さずに再生する人は少なくありません。そのため、適度に字幕やテロップを活用し、音声がなくても動画の内容が伝わるようにしましょう。
字幕やテロップを活用する際は、強調したい内容を色やサイズで目立たせる、出演者の台詞をテロップとして表示するなどの工夫をします。これらの工夫を取り入れることで、内容がわかりやすい動画に仕上がります。
3.必要な情報のみを簡潔にまとめること
縦型動画は横型動画と比べて再生時間が短い作りが基本となります。そのため、必要な情報のみをコンパクトにまとめる構成にするのがおすすめです。
またSNSによっては、長尺の動画を投稿できない設定になっている場合もあるため、目安として長くても1分以内に収めるようにするとよいでしょう。
動画の尺が短ければ、最後まで視聴してもらいやすくなるメリットもあります。
4.構成はテンポやリズムの良さを意識する
縦型動画の構成は、テンポやリズムの良さを意識して作ることが重要です。同じシーンや画角が続いたり、間が長かったりテンポが悪かったりする動画は、視聴者が途中で離脱してしまう恐れがあります。
例えば、全体的にアップテンポを意識したり、リズム良くカットを入れて映像の動きをダイナミックにしたりするとよいでしょう。
5.横型動画をリサイズして縦型動画にするのもおすすめ
イチから縦型動画を制作するのが難しいという場合は、すでに制作済みの横型動画をリサイズするのも手段の一つです。リサイズとは、SNSなどの動画を投稿する媒体に合わせて画角を調整することを指します。
内容が縦型動画に適していれば、横型動画からリサイズすることで再生回数が伸びることもあるでしょう。
まとめ
縦型動画は、スマートフォンやSNSを通して動画を視聴する環境に適した画面比率の動画です。SNSを活用したPRや商品・製品紹介、広告配信などにおすすめといえるでしょう。
縦型動画を制作する際は、スマートフォンの画面を意識して画面構成を作ることが大切です。また、効果的な字幕・テロップの追加や冒頭でのインパクト、全体のテンポ感なども意識しながら作るとよいでしょう。横型動画がある場合は、縦型動画にリサイズするのもおすすめです。
縦型動画の制作が難しい場合は、動画制作会社に依頼するのもおすすめです。Shibuya Movieでは、会社紹介動画や採用映像、集客用動画などさまざまな映像・動画を制作しています。
縦型動画の制作を依頼したいと検討している方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
初めての映像制作の方にも、ご不安なくご利用いただけるよう制作の流れやご活用方法まで、
丁寧にご案内させていただきます。お客様の映像制作のゴールを達成するため、
企画〜撮影、完成まで専任チームが伴走いたします。



