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映像制作・動画制作のコラム

2025年1月20日

PR動画制作の費用はどれくらい?費用を抑えるポイントや作り方を解説

PR動画のイメージ

PR動画は、企業や自治体が視聴者に直接アプローチし、ブランド価値を高めたり商品等の販売を促進したりするための重要な手段です。

しかし、「どれくらいの費用がかかるのか」「コストを抑える方法はあるのか」といった悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。PR動画の制作費用は、用途や目的、動画の内容によって15万~200万円程度と幅広く、選ぶ制作方法によっても異なります。

この記事では、PR動画の制作費用の目安や費用を抑えるためのポイントを解説し、ターゲットに響く動画を制作するための具体的なステップも紹介します。初めての方でも活用できる情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

PR動画とは

スマートフォンで動画を見る学生

PR動画とは、企業や自治体が自ら情報を発信し、視聴者にアプローチするための効果的な手段です。

インターネットの普及によって、SNSをはじめとするデジタル媒体が多様化しました。この変化にともない、従来の受け身だった広報活動も、積極的に情報を発信する形へと変化しています。

PR動画の特徴は、短時間で多くの情報を効率良く伝えられる点です。1分の動画の場合、180万語分の情報にも及びます。Webページ換算で3,600ページ分ともなり、活字との差は歴然です。また、SNSとの相性も良く、視聴者による拡散が期待できます。

そのため、動画はブランディングや認知度の向上、採用活動の強化、商品やサービスの販売促進、観光地や移住先の誘致など、さまざまな目的で活用されています。

PR動画を制作する方法

動画を撮影するカメラマン

PR動画を制作する方法には、「自社で制作する」「制作会社に外注する」「フリーランスに依頼する」の3つの選択肢があります。

それぞれの方法にはメリットとデメリットがあるため、自社の目的や予算、リソースに応じて最適な手段を選ぶことが重要です。

自社で制作する

自社でPR動画を制作する方法は、企画構成から撮影、編集まですべてを社内で行ないます。

この方法のメリットは、自社製品やサービスについての深い理解を活かし、ブランドイメージやメッセージを正確に反映させやすい点です。また、外部への依頼が不要なため、制作費用を節約できる場合もあります。

しかし、自社制作にはリスクもともないます。高品質な動画の制作には、専門的な知識や高性能な機材、編集ツールなどが必要です。それらをそろえるには初期投資が必要であり、十分な準備がない場合、動画の品質が低くなってしまうでしょう。

PR動画は視聴者に与える印象が重要なため、品質の低さが逆に印象を悪くしてしまうこともあります。

制作会社に外注する

制作会社に外注する場合、専門知識を持つプロフェッショナルが動画を制作するため、高品質なコンテンツが期待できます。

企業の要望やイメージを伝えるだけで、トレンドや市場ニーズを反映した効果的なPR動画を作り上げることが可能です。また、社内リソースを大きく割くことなく動画が制作できる点も魅力です。

ただし、ある程度の制作費用は必要です。コストをあまりかけられない場合は、中小規模の制作会社を選ぶと費用を抑えやすいでしょう。また、先に予算を伝えておけば、予算に応じた柔軟な提案をしてもらえることもあるため活用してみてください。

フリーランスに依頼する

フリーランスに依頼する方法は、SNSやクラウドソーシングを利用して依頼するのが一般的です。

窓口から作業まですべてを一人で担当するため、コミュニケーションが取りやすい点が魅力です。また、制作会社に比べて費用を抑えられる傾向があり、コスト面でもメリットがあります。

ただし、フリーランスは人によってスキルや経験に大きな差がある点には注意が必要です。これらの差は制作会社に依頼した場合でも同様にありますが、フリーランスの場合、その幅が非常に広くなります。

例えば、YouTubeの配信用に簡易な編集だけが可能な人であっても、動画編集者といえます。
一方、多くの企業案件をこなし、自前の機材を多数そろえているようなベテラン動画編集者もいます。

また、フリーランスの場合、「案件途中で連絡がつかなくなった」などの事態が起きるリスクも高めです。

そのため、依頼する際は過去の実績やポートフォリオを確認し、優秀な人材であるか見極めることが重要です。適切な人材を選ぶまでに時間とコストがかかりやすい点も、考慮しておく必要があるでしょう。

フリーランスへの動画制作依頼については以下の記事で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

関連記事:
動画制作をフリーランス(個人事業主)に依頼する際の相場はどれくらい?メリットやデメリットも解説

PR動画の制作費用の相場は?

電卓とクエスチョンマークの積み木

PR動画制作の費用相場は、15万~200万円程度と非常に幅広いのが特徴です。これは、PR動画の用途や目的、映像の種類によってかかるコストが大きく異なるためです。

シンプルな構成の動画であれば相場より安くなることもありますが、複雑な編集や高品質な仕上がりを求める場合は、高額になることがあります。

例えば、インタビュー動画の相場は50万~150万円程度、アニメーション動画の場合は30万~100万円程度が一般的です。

仕上がりのクオリティや動画の長さ、ロケの有無や場所など、さまざまな要素が費用にかかわってくることを理解しておきましょう。

PR動画の制作費用にかかわる要素

PR動画の制作費用にかかわる要素

PR動画の制作費用には、さまざまな要素が関係しています。ここでは、制作費用にかかわる要素を大きく3つに分けて解説します。

人件費

PR動画の制作には、専門スキルを持つスタッフの協力が欠かせません。制作にかかわる人数が増えるほど、人件費は高くなります。

例えばカメラマンが1名で済む場合は費用を抑えられますが、マルチアングルの撮影や照明設備を必要とする場合は、追加スタッフが必要になることがあり、その分コストが上がります。

また、キャスト(出演者)の起用も人件費に影響を与える要素です。自社の社員が出演する場合はコストを削減できますが、タレントやモデルを起用すればコストがかさみます。起用する人によっては費用が大幅に増えることもあるため注意しましょう。

作業工程

PR動画の制作には企画、撮影、編集などの各工程が必要で、それぞれに費用が発生します。

特に企業の理念や商品・サービスの世界観を伝えるコンセプトムービーとして仕上げる際は、自社の魅力を表現するための映像素材が必要となりコストがかかりやすい傾向があります。

また、アニメーションや3DCGを取り入れる場合、専用の機材やクリエイター、デザイナーへの依頼費用がかかります。使用する素材によっては版権使用料が発生する可能性もあります。

これらの作業工程を丁寧に進めれば進めるほど、全体の制作費用は高くなる傾向があるため注意しましょう。

諸経費

PR動画制作には諸経費もかかります。例えば、撮影機材費、スタジオやロケ地の使用料、美術費、音響効果費などが代表的です。

撮影機材一つとっても、ハンディタイプから高画質のENGカメラまで選択肢は多岐にわたります。これは照明機材やマイクについても同様です。

また、音楽を挿入する際などにかかる音響効果費、著作権料が発生することもあります。その他、動画を複製する際のマスターデータ費用が発生することもあります。

このように機材選定やロケ地、音楽の選択などによって諸経費は変動するため、最終的な制作費用全体にも関わってきます。

PR動画の作り方を5ステップで解説

動画編集を行う2人の男性

ここからは、PR動画を制作する流れを5つのステップに分けて解説します。

1.PR動画を制作する目的を決める

PR動画を制作する際は、まず目的を明確に決めることが重要です。

企業の認知度を高めたいのか、ブランドの価値を伝えたいのか、あるいは採用活動を支援するのか、具体的な目的を設定しましょう。

目的がはっきりしていると、動画の訴求内容が効果的になり、視聴者に強い印象を与えられます。

一方、目的が曖昧なままでは、動画のメッセージがぼやけてしまい、期待する効果を得られない可能性があります。

2.ターゲットを定める

PR動画の効果を最大化するためには、ターゲットを明確に設定する必要があります。

年齢や性別、業種などの基本情報に加え、ターゲットのニーズや関心事を具体的にすることで、メッセージがより響く動画を作ることが可能です。

ターゲットはあまり広く設定するのではなく、絞り込んだほうが狙った視聴者層に対して効果的にアプローチできるでしょう。

3.企画を決める

目的とターゲットが定まったら、それをもとに企画を具体化します。

このステップでは、動画のテーマや伝えたいメッセージを明確にし、構成やストーリーを練ります。必要なカットやキャスティング、スケジュールを計画し、制作の指針をしっかりと固めることが重要です。

もし制作会社に依頼している場合は、ここで密にコミュニケーションを取り、双方の意図をすり合わせておきましょう。

4.撮影する

企画が固まったら、次は撮影に進みます。撮影場所や使用する機材、キャスティングを準備し、スムーズに進行できるよう入念に計画を立てましょう。

撮影当日は、機材やライティングを確認し、計画どおりに必要なシーンを撮影します。

撮影のやり直しはコストがかかるため、責任者が現場に立ち会い、進行管理を徹底することが大切です。

5.編集する

撮影が終わったら、最後の編集作業に移ります。

不要なシーンをカットして映像の流れをテンポ良く整え、視聴者をひきつける構成にすることがポイントです。

必要に応じてテロップやBGM、ナレーションを加え、メッセージを効果的に伝えられる仕上がりを目指しましょう。

PR動画の制作費用を抑えるポイント

スーツ姿の男性を撮影する現場

PR動画を制作する際に、費用をできるだけ抑えたいと考える方も多いのではないでしょうか。ここでは、PR動画の制作費用を抑えるための具体的なポイントをいくつか紹介します。

使える予算をあらかじめ決める

PR動画制作は、あらかじめ使える予算を決めておくことが大切です。

外注する場合、予算内で依頼できる制作会社やフリーランスを選ぶことで、予算オーバーになる事態を防げます。また、予算を決めておけば、制作するうえでの優先順位を整理する指針も決めやすいでしょう。

企画段階で制作会社と予算を共有し、追加料金が発生しないようスムーズに進行させることも必要です。

動画の尺を短くする

動画の尺を短くすることで撮影や編集の時間を減らし、トータルの制作費用を抑えられます。短い動画は視聴者に最後まで見てもらいやすいため、離脱を防ぐ効果も期待できます。

ただし、動画の目的を達成するためには、必要な情報をしっかりと入れこむことが大切です。プロに依頼する場合は、相談しながら最適な尺を決めましょう。

撮影のプロセスを効率化する

撮影は特に費用がかかりやすい要素ですが、撮影場所や規模を調整することで大きなコスト削減につながることがあります。

例えば、遠方ロケを避けたり、少ないカメラ台数や自社従業員のキャスティングを活用したりするなど、シンプルな撮影を心がけるとよいでしょう。

また、静止画や既存の素材を活用することで、撮影時間や機材、人件費を削減し、全体的な費用を抑えることが可能です。

ワンストップでの対応が可能な制作会社を選ぶ

制作会社に依頼する場合、動画制作の全工程を一括で対応してくれるワンストップ型の制作会社を選ぶことで、コストを抑えられます。

撮影や編集、ナレーションなどを別々の会社に依頼すると、ディレクターや窓口が増えて無駄が発生しやすくなります。ワンストップ対応の制作会社であれば、作業が効率化されるため無駄なコストを削減することが可能です。

PR動画の制作事例の紹介

PR動画の制作事例の紹介

実際に制作されたPR動画の事例を2つ紹介します。

株式会社トリニアス様/企業PR編


株式会社トリニアス様の企業PR動画は、学生をターゲットに制作されました。

動画は、社員の働く姿をキャッチーに描き、信頼できる仲間とともに成長してきた企業であることを伝える内容となっています。

編集にはテンポの良い構成を採用。スピード感のある演出がふんだんに盛り込まれ、企業や社員が日々成長しつづけているイメージを伝えます。意欲的に働きたい学生にとって憧れと興味を抱いてもらえるPR動画です。

石坂産業株式会社様/三芳町PR映像

石坂産業株式会社様の三芳町PR映像は、若い世代を中心とした多くの人に三芳町の魅力を知ってもらうために制作されました。
映像は、町の風景やキャストの表情を丁寧にとらえて作成。映像全体の色味にもこだわりました。これにより、三芳町の魅力である自然の美しさや人の温かさが際立つ仕上がりとなっています。

また、エンドロールではSNSでの投稿をイメージした映像を挿入。本編部分では紹介しきれなかった魅力的なスポットの数々を写真投稿風に紹介することで、あますことなく三芳町の魅力を伝える工夫がされています。

まとめ

PR動画は、企業や自治体がターゲットに向けて情報を発信し、ブランド価値を高める効果的なツールです。ただしPR動画の品質が低いと、かえって印象が悪くなってしまう可能性があります。自社に制作ノウハウがない場合は、制作会社などプロに依頼したほうがよいでしょう。

「Shibuya Movie」では、企画から撮影、編集までワンストップで対応し、費用対効果の高いPR動画を制作しています。豊富な実績を持つプロフェッショナルチームが、貴社のニーズに合わせた最適な動画を制作しますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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