映像制作・動画制作のコラム
2023年10月19日
社員のインタビュー動画の活用方法や動画の作り方・実際の活用事例を紹介
近年は、動画コンテンツ需要の高まりにより、多くの場所で社員のインタビュー動画が活用されるようになってきました。社員のインタビュー動画は活用方法が豊富で費用対効果も高いことから、多くの企業が制作している動画コンテンツの一つです。
しかし、いざ作るとなると「自社でうまく活用できるかわからない」「自社制作はクオリティが心配……」と悩むケースもあるでしょう。
本記事では、社員のインタビュー動画の活用方法や作り方を解説します。実際の活用事例も紹介しているため、制作を考えている人はぜひ参考にしてください。
社員のインタビュー動画とは
社員のインタビュー動画とは、社員へのインタビューや取材の様子をメインに構成した動画のことです。
一般的な企業紹介動画とは違い、社員一人ひとりの生の声や実際に働く一日の様子などから、企業の特徴や仕事の魅力をよりリアルに伝えられる点が特徴です。
社員のインタビュー動画には、大きく分けて次の3つの形態がありますので、ここではその形態についてご紹介します。
複数で座談会方式でやる形
複数の職種からなる企業では、特定の社員や部署にフォーカスを当てることで、その職種の魅力ややりがいをわかりやすく伝えられます。社内での撮影もしやすいため、低コストでスケジュールを組みやすいといった特徴があります。
ブランドイメージをアピールする動画
求職者から消費者まで幅広い層をターゲットにできるため、さまざまな場所で動画を活用しやすくなります。一対一のインタビューとは異なり、実際の職場のような空気感や社員同士のリアルな会話などを伝えられます。
社員の密着型
社員の働く一日に密着することで、入社後のイメージや仕事内容をリアルに伝えられます。撮影時間や撮影場所が増えるため、撮影コストがかかりやすい傾向にあります。
社員のインタビュー動画の活用方法
社員のインタビュー動画は採用活動から企業PRまで幅広いシーンで活用できるため、費用対効果が高い点が特徴です。おもに以下のような活用方法があります。
採用活動の支援
求人媒体に動画を掲載することで、求職者に向けた自社のアピールを行なえます。写真や文章だけでは伝えにくい仕事のやりがいや魅力も、動画ならよりリアルに伝えられるでしょう。
応募前の段階から入社後の具体的なイメージを持ってもらえると採用後のミスマッチが減り、結果として採用率アップや人事業務にかかるコストの削減も期待できます。
企業文化の共有
社員のインタビューを通じて、企業の文化や価値観を視聴者に共有できます。求職者だけでなく一般の消費者まで幅広い層に動画を共有することで、自社ブランドや商品のイメージアップを期待できるでしょう。
ベテラン社員や役職に就く社員を起用したインタビュー動画なら、新入社員の研修や教育にも取り入れられます。
自社マーケティングでの活用
社員のインタビュー動画は、自社のホームページや展示会などでも活用できます。企業やサービス・商品の特徴を押さえた動画を活用すれば、口頭での説明を省いた効率の良い営業活動ができるでしょう。
加えて、自社マーケティングに動画を活用すると、情報の共有漏れや認識の相違によるトラブルリスクを減らせます。
社員のインタビュー動画の作り方
実際に社員のインタビュー動画を作る際のフローを解説します。社員のインタビュー動画は、一般的に次の手順で作成します。
- 1.動画の作成目的をまとめる
- 2.動画の台本を作る
- 3.動画の撮影を行なう
- 4.動画の編集・修正を行なう
- 5.動画の公開
動画の作成目的をまとめる
まずは、社員のインタビュー動画を作る目的を定めます。
<目的の例>
- ●採用活動の一環として求人媒体に掲載する
- ●社内での共有資料にする
- ●マーケティングに使用する など
目的は1つに絞る必要はありませんが、どのように活用したいのかによって動画の構成は変わってきます。台本を作成してから新たに目的を追加したり、動画の方向性を変えたりすると制作コストがかさむため、必ず最初に動画を作る目的を明確にしましょう。
動画の台本を作る
動画を作る目的に合わせてインタビュー内容をまとめ、撮影時に使用する台本を作成します。
インタビューの内容は、動画を通じてどのようなメッセージを伝えたいかによって異なります。以下の質問例を参考に、動画の目的に合ったインタビュー内容を考えましょう。
<仕事内容を理解してもらうための質問例>
- ●業務内容を教えてください
- ●この部署にはどのような役割がありますか?
- ●どのようなときにやりがいを感じますか?
- ●理想のキャリアはありますか?
<企業の魅力を伝える質問例>
- ●この企業への就職を決めた理由は何ですか?
- ●入社して良かったことはありますか?
- ●入社前と入社後でギャップはありましたか?
- ●企業理念をどう思いますか?
台本を作成する段階で、何分程度の動画にするか、インタビュー以外にどのような映像が必要かなど、動画全体の構成も企画しましょう。また、出演する社員や撮影場所も決めておきます。
動画の撮影を行なう
動画の台本や構成が完成したら社員のインタビュー動画を撮影します。複数の社員にインタビューを行なう場合は事前にスケジュール調整を行ない、実際の業務に支障が出ないようにしましょう。
オフィスや工場など実際の職場で撮影を行なう場合は、撮影機材の搬入や人の出入りで業務に支障を生じさせないように注意が必要です。
撮影当日は関係者全員で撮影の流れを共有し、普段と同じ雰囲気で撮影に臨むとよいでしょう。
動画の編集・修正を行なう
撮影した動画の編集では、映像のトリミングを行ない、テロップや音声、BGMなどを追加するほか、必要に応じてエフェクトなどを追加していきます。
インタビュー動画は質問のやり取りや社員同士の会話を中心に動画が進んでいくため、内容をわかりやすくするためにテロップを入れるケースが多めです。
動画にテロップがあるとミュート再生にも対応でき、視聴されやすくなります。
なお、編集時に映像素材が足りなかったり、撮りなおしが必要なシーンが見つかったりすることもあります。そのようなときは、スケジュールを調整して再度撮影を行ないます。
動画の公開
編集した動画を公開します。公開場所は求人情報サイトや企業のホームページなど、動画を制作する目的によっても変わりますが、いずれのケースでもSNSを併用すると動画が共有・拡散されやすくなります。
より多くのターゲットに動画を届けたい場合、YouTubeチャンネルの開設や広告配信も検討するとよいでしょう。
社員インタビュー動画の事例
ここからは、社員インタビュー動画を紹介します。企業によってそれぞれ特徴があるので、参考にしてみてください。
株式会社竹徳様の事例
https://shibuyamovie.tokyo/works/recruit/081/
こちらはShibuyaMovieで制作した事例になります。
実際の作業現場での撮影により臨場感を持たせ、社員ごとの仕事の特徴が伝わりやすく構成されています。縦書きのテロップで視聴者の目を引くと同時に、歴史ある会社の威厳も表現しました。
アルバック販売株式会社様の事例
https://shibuyamovie.tokyo/works/recruit/005/
こちらもShibuyaMovieで制作した事例になります。
一般的なQ&A形式ではなく、社員のトークをつなげたユニークな構成です。真空技術や働きがい、会社の雰囲気などを語るインタビューカットの間には、会話内容に応じた映像が挿入し、限られた時間でしっかりと内容が伝わる構成にしました。
アルティウスリンク株式会社様:「ありがとう」の言葉が仕事のモチベーションに!札幌センター社員インタビュー動画
https://www.youtube.com/watch?v=nfKKZXIOZPw
ここからはShibuyaMovie以外で制作されておりますサービス紹介動画の事例となります。
複数社員へのインタビューで会社や仕事の魅力を伝えるインタビュー動画です。在籍一年目の社員にフォーカスし、密着映像を随所に使用することで入社後のイメージが伝わりやすい動画に仕上げています。
豊友工業株式会社様:【採用動画】豊友工業株式会社 | 社員インタビュー動画【RECRUIT VIDEO】
https://www.youtube.com/watch?v=g_y8Wpr2_MM
女性社員へのインタビューを通じて、会社の雰囲気や働きやすさが伝わるように制作した動画です。女性社員のリアルな気持ちと実際の作業風景を組み合わせることで親近感のある構成となっています。
すかいらーくホールディングス様:すかいらーく社員インタビュー「アシスタントマネジャー編」~入社1年目の想い~
https://www.youtube.com/watch?v=NtznKr6WLQo
名称だけでは仕事内容が伝わりにくい「アシスタントマネジャー」にフォーカスした社員インタビュー動画です。複数社員へのインタビューと実際の仕事の様子、座談会などを組み合わせることで仕事内容と職場の雰囲気が伝わりやすい動画となっています。
株式会社アイデム様:【アイデム】採用動画_社員インタビュー 『 “働く” に感動を生むために 』
https://www.youtube.com/watch?v=y4qSb80aDZs
動きのある映像やBGMでシネマティックに演出されたインタビュー動画です。異なる部署に在籍する社員へのインタビューから、仕事内容や会社のビジョンが伝わる構成となっています。
その他の採用動画の事例は以下でご確認いただけます。
採用動画の制作事例・実績 | 動画制作のShibuya Movie
社員のインタビュー動画ならShibuya Movieへ
企業の課題解決に向けた映像制作なら、Shibuya Movieお任せください。
Shibuya Movieでは企画・構成から編集までをワンストップで対応します。少数精鋭なクリエティブチームのため、低コストかつハイクオリティな映像コンテンツが実現可能です。
カメラワークや編集が難しいインタビュー動画も、豊富な実績とプロ目線により最適な構成をご提案します。
映像制作・動画制作の料金表はこちら
採用映像制作・採用動画制作サービスはこちら
おわりに
社員のインタビュー動画は大きく分けて、一人や複数にフォーカスする形、座談会方式、密着型の3つに分けられます。
同じインタビュー動画でも見せ方によって伝えられるポイントが異なるため、制作時は目的に合った動画構成にすることが大切です。また、伝えたいことがしっかり表現できるようにインタビューする内容も入念に準備します。
社員のインタビュー動画を検討しているのであれば、課題解決に向けたハイクオリティな映像制作が可能なShibuya Movieへお気軽にお問い合わせください。
初めての映像制作の方にも、ご不安なくご利用いただけるよう制作の流れやご活用方法まで、
丁寧にご案内させていただきます。お客様の映像制作のゴールを達成するため
企画~撮影、完成まで専任チームが伴走いたします。