映像制作・動画制作のコラム
2022年1月25日
動画編集には欠かせない、Adobe PremiereとAdobe Auditionはここがすごい!
動画が身近になり、誰でも気軽に動画編集に携わる機会が増えてきています。動画編集用のソフトも多様なニーズに応じてさまざまなものがあり、無料で使えるベーシックなものから映画の編集までこなせるプロ仕様のものまであります。今回はその中でも、広告動画やYouTube動画、ドラマやハリウッド映画までマルチに使われているプロ仕様の動画編集ツール「Adobe Premire」と音声編集に特化した「Adobe Audition」の凄さについてご紹介します。どちらもクリエイティブツール大手のAdobe社からリリースされており、互換性の良さや利便性から併用する場合がほとんどです。
目次
Adobe Premiereの基本的な機能とは
Adobe Premiereでは、編集したい動画素材を取り込み不要な部分のカット、順番の入れ替え、テロップや字幕の追加、動画の色調調整、トランジション(場面の切り替わり)の追加、音声の調整、BGMやSEの追加、任意のサイズへ書き出しなど動画編集に不可欠で基本的な作業を全て行うことができます。対応している動画形式や解像度も多岐にわたり、またフレームサイズも一般的な16:9だけでなく正方形、縦長など用途や好みに合わせて作ることができます。つまり、動画編集に必要な機能が全て備わっている万能な動画編集ツールと言えます。
初めての映像制作の方にも、ご不安なくご利用いただけるよう制作の流れやご活用方法まで、
丁寧にご案内させていただきます。お客様の映像制作のゴールを達成するため、
企画~撮影、完成まで専任チームが伴走いたします。
Adobe Premiereのここがすごい!
AIによるシーン自動検出機能
Premiere Pro 2020から取り込んだ動画素材に、編集ポイントを自動で追加できるようになりました。「シーン編集の検出」を使用すると、ビデオが解析され、元の編集ポイントが検出されて、ファイル内の各編集ポイントにカットまたはマーカーが自動的に追加されます。この機能は、撮影素材そのものにではなく、編集された動画を再編集する場合や、一部分を抜き出す時などに活用できます。
自動文字起こし機能
Premiere Proの最新アップデート(2021-)で音声をテキストに変換してくれる「文字起こし機能」が搭載されました。この機能により「会話を聞きながら入力する」「音声にテロップのタイミングに合わせる」という作業を大幅に短縮することができます。
ショートカットをカスタムして作業効率UP
Premiereには標準装備でショートカットが装備されていますが、それに加えて自分用のオリジナルショートカットを追加することができます。作業効率化に不可欠なショートカットを自分用にカスタムし、さらに迅速な編集作業が可能になります。
Adobe Auditionの基本的な機能
Adobe Auditionでは、録音したサウンドの編集、ノイズの除去、音の変換、エフェクトなど、音声編集に必要な作業をすることができます。音楽ソフトではないので、新たに音声を作ることはできませんが、声色を変えたり、音の響きを細かく編集できるので、プロツールとしても活用されています。
Adobe Auditionのここがすごい!
音声解析AIの搭載
Adobe Auditionのすごいところは、AIによる高度な音声解析です。Premiere単体にも音声を編集する基本的な機能はついていますが、Auditionを使うことでさらに細かいノイズの除去や音声のバランスの調整を手軽に行うことができます。また、動画に合わせて音声の尺も調整できるので、例えば動画にぴったり合わせたBGMを動画に適合したまま尺の変更をすることができます。
おすすめ!Adobe PremiereとAdobe Auditionを併用しよう
PremiereとAuditionは同じAdobe社からリリースされているため、互換性がばっちりです。Premiereで編集した動画、または編集データをそのままAuditionに読み込ませ、動画制作の要である高度な音声編集をすることができるので、併用して使用することをおすすめします。
揃えるには多少コストはかかりますが、本格的な編集をはじめるためには欠かせないツールです。動画編集の機会が増えそうな場合は、導入を検討してみることをおすすめします。
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