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映像制作・動画制作のコラム

2018年11月8日

映像制作を一眼レフで行うときのコツ

映像制作を一眼レフで行うときのコツ

CanonのEOS6Dや、NikonのD7500、PanasonicのLUMIX G9など、動画撮影ができる一眼レフカメラが続々と登場しています。これらの一眼レフカメラを使って映像制作を考えている人も多いでしょう。プロの機材で撮ったような映像が、アマチュアにも手軽に撮影できると思えるからです。
しかし、そう簡単ではありません。一眼レフカメラでの撮影にはコツがあります。そこで、一眼レフによる映像制作の際に、知っておいたほうが良いコツをお教えしましょう。

フルオート撮影にさようなら

まず大前提として、フルオート撮影にさようならしましょう。家庭用ビデオカメラやスマホカメラでの撮影の場合、被写体にレンズを向けさえすればきれいに撮れていました。これは、ピントもF値(絞り)もシャッタースピードも、全てカメラにお任せにしていたからです。

しかし、フルオートでは一眼レフの醍醐味は味わえません。一眼レフはそれぞれの設定を自分の好みや被写体、撮影状況によって変えていくことで、自分のイメージした映像を作り出すことこそが魅力なのです。ですから、一眼レフを手にしたということは、フルオート撮影からの卒業を意味するのです。

初めての映像制作の方にも、ご不安なくご利用いただけるよう制作の流れやご活用方法まで、
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的確なF値で被写界深度を支配する!

一眼レフカメラを使って映像制作する最大の魅力は、なんと言っても映画のような「背景ボケ」の動画を撮影できることでしょう。スマホや家庭用ビデオカメラでは、どう頑張ってもパンフォーカスになってしまいます。

背景がボケて被写体だけにピントが合うと、被写体が浮かび上がって見え、より印象的な映像になります。そんな背景ボケの映像制作をするために大切なのはF値をマニュアルにして適切に設定することです。F値が大きくなるとレンズ穴が大きくなり、被写界深度が深くなってパンフォーカスになってしまいます。ですから、逆にF値を下げることで被写界深度が浅くなり、被写体だけにピントが合うようになるのです。

ただし、ピントがシビアになるため、動きが激しい被写体には向きません。動く対象にはピントを送るなどの撮影技術も必要になってきます。また、絞りが開放になるため、光が強い現場だと背景が白飛びする可能性があります。そのような場合はNDフィルターなどで減光しましょう。

動く被写体に最適なシャッタースピードを知る

動きのある被写体の場合、一瞬を捉える写真では、シャッタースピードを早くした方が躍動感あふれる瞬間を捉えることができます。しかし、それを動画、つまり連続して見てみると、それぞれのコマが鮮明に写りすぎているためにカクカクした動画に見えます。動画の場合は、それぞれのコマの動いている部分が多少ボケていたほうが、なめらかに躍動しているように見えるのです。

では、最適なシャッタースピードは幾つか?それは、動画のフレームレートに従って決定するのが一眼レフで映像制作するコツです。動画撮影の最適なシャッタースピードは、1/フレームレート×2と覚えておきましょう。

映画のようにフレームレート24fpsで撮影する場合は、1/24×2で1/48、つまりその数字に一番近い1/50を選べばよいのです。スローモーション映像を作りたくてフレームレートを60fpsにした場合は、1/125が最適となります。ただし、シャッタースピードを上げると画面が暗くなるので、光量やF値の調整が必要です。

その他にも学ぶべきことはたくさん

他にも、ホワイトバランス調整やISO調整で画面の雰囲気を変えたり、使いこなせればプロ並の映像制作ができるのが一眼レフのメリットです。しかし、学ぶことが多すぎて自分には難しいと思った方もいるかもしれません。自分で撮ることに限界を感じたら、一度プロの制作会社に制作を任せてみても良いかもしれません。そこから得られるものは大きく、自分のスキルアップにも繋がることでしょう。

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