2021年4月2日

業界別動画広告の制作のポイント～アミューズメント・レジャー施設編～

一般的な画像・テキストのみの広告メディアと比較して、動画広告はユーザーの行動喚起への影響力が倍以上だと言われています。そのためさまざまな業界で動画が活用されています。今回はアミューズメント・レジャー施設の動画広告の制作のポイントについて事例とともにご紹介します。

キャッチーで印象的な演出

https://www.youtube.com/watch?v=Shcpf7OcGyY

まずご紹介するのは、言わずと知れた大人気アミューズメントパーク、ディズニーリゾートの35周年を祝した動画です。カーテンからキャラクターの手が登場する冒頭のシーンや、タイムラプスを用いた映像はキャラクターたちの登場によりストップモーションアニメのようなコミカルでキャッチーな印象を与えています。35周年を祝う内容にふさわしく華やかで「夢の国」の魅力が溢れた映像です。

ターゲット層を明確にした演出

https://www.youtube.com/watch?v=tBxrCg7qfTM

アミューズメント・レジャー施設の動画広告の主たる目的は周知及び集客です。そのため、どういった人にアピールして集客したいのかを明確にし、ターゲット層を絞った演出が効果的です。こちらのレゴランド・ジャパン・リゾートの動画は、「いましか、家族でできないこと」というキャッチフレーズを中心に、小さな子を持つ親世代に向けた内容になっています。テキストとイメージカットのみのシンプルな構成ですが、そのぶん親近感が湧く、訴求力のある動画だと言えます。

「疑似体験」できる！動画の強みを意識した演出

https://www.youtube.com/watch?v=tiOrSbgla5s

動画の持つ強みの一つとして、動画を通した「疑似体験」を作り出せることが挙げられます。こちらの動画では、富士急ハイランドの目玉である「ド・ドンパ」を、動画を通して疑似体験することができます。実際に搭乗しているスリルと同時に、360℃動画の面白さとして、普通だと見られない視点も味わうことができます。このようにアトラクションを疑似体験することで、実際に行って体験したいという気持ちを誘発することができるのではないでしょうか。最近では、VRなどの技術で、よりリアルな疑似体験ができるため、アトラクションなどが魅力のテーマパークの宣伝として有意義な方法であると考えられます。

衛生管理への取り組みをアピール

https://youtu.be/n8JJqqdz8vc

アミューズメントパークには人が多く集まるため、状況によっては遊びに行くのがためらわれる場合もあります。その際、どのように感染症対策をしているかアピールするためにも動画は有効です。ユニバーサルスタジオジャパンでは、感染症対策に特化した動画を制作し、公式YouTubeチャンネルで公開しています。このご時世だからこそ、安心して楽しめる環境作りへの取り組みをしっかりとアピールすることは重要です。

実際には見ることができない！？お家で楽しめる動画を公開

https://www.youtube.com/watch?v=KMfGY1sI520
すぐにでも遊びに行きたいレジャー施設ですが、なかなか行けない状況の昨今では自宅でもイベントを楽しめる、動画を介した取り組みなどもたくさんされています。八景島シーパラダイスのこちらの動画では、イルカショーをお家で楽しむことができます。特等席からの臨場感を楽しめるアングルや、実際の観客席からは見ることができない水中の様子などがうまく編集されており、とても楽しめる内容です。

今は、お家で動画を楽しみながら、いずれまた安心して出かけられる時には実際に来場して楽しみたいと、視聴者の励みになる動画だと感じます。この先のことを視野に入れたこのような取り組みに注目してみるのも発見につながるかもしれません。

まとめ

アミューズメント・レジャー施設の動画の訴求力は、かなり高いものになることが期待できます。状況に合わせて、さまざまな動画を作り、周知や集客に役立てて見てはいかがでしょうか。また、今回ご紹介した公式動画のみでなく、来場者自身がメディアとなり、さまざまな動画を発信している状況も見逃せません。その動画を制作する目的をしっかり定め、ぜひ効果的な動画制作にチャレンジしてみてください。