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映像制作・動画制作のコラム

2020年9月4日

ダウンロード率を最大限まで高めるアプリプロモーション動画の制作のコツ

ダウンロード率を最大限まで高めるアプリプロモーション動画の制作のコツ

PCやスマホ、タブレット端末で利用するGoogle PlayストアやApp storeなどのアプリダウンロードプラットフォームでは、アプリのダウンロードページにプロモーション用のスクリーンショットなどを掲載し、実際の画面や使用感を紹介するスペースがあるのをご存知でしょうか。

そのスペースには動画を掲載することも可能となっており、静止画のスクリーンショットよりも、より魅力的で使用感の伝わる動画を掲載することで、アプリのダウンロード率を向上させることも期待できます。

今回はアプリ紹介ページに設けられたプロモーションスペースにはどのような動画が掲載されているか、またどのような動画が有効かなど、アプリプロモーション動画制作のポイントを紹介していきます。

どのようなアプリにプロモーション動画が使用されているか

基本的にアプリプロモーション動画はどのようなアプリでも有効に活用できますが、現時点で使用率の高いアプリのジャンルはゲームや3DCG関連、各種アクティビティのサポートツールなどです。映像など使用中の画面に流動性のあるアプリの場合には、スクリーンショットでは画質や実際の動作性が伝わりづらいため、プロモーション動画を制作し利用者にアピールするケースが多いようです。

また、アクティビティのサポートツールなど、これまでになかった新しい概念や流動的な操作を要するアプリサービスなどの場合にも、イメージのしづらさをカバーするためにプロモーション動画を制作するケースが多いようです。既存のサービスであっても、他に類似のアプリ製品が多く制作されている場合にも、他製品との差別化や優位性をわかりやすく示すために、プロモーション動画が制作されているケースも多く見受けられます。

アプリプロモーション動画制作のポイント

実際の動作画面をしっかりと見せる

ゲームや3DCG関連のアプリのプロモーション動画を制作する場合は、実際にアプリが動作している映像のキャプチャーを使用するのが良いでしょう。利用者にはグラフィックの美しさや滑らかさを重視する方が多いので、派手な演出やエフェクトのかかる場面を使用するべきです。

また、そのグラフィックや画質によって、自身の端末スペックで十分に楽しめるかどうかも判断している場合があるので、画質設定やエフェクト設定が可能な場合にはその点も明示しておくべきでしょう。端末上で操作をするツール、例えば最近流行している端末内でDJプレイができるツールなどの場合には、キャプチャー映像に加えて、端末を操作している外からの映像などがあると、操作性についてのイメージがしやすくなるため、別撮りの素材を用意しておくのが良いでしょう。

これまでにない画期的なアプリツールの場合には、操作性や画面のイメージを伝えるだけでなく、解説動画のような内容で制作するのも有効でしょう。特に有料アプリの場合には、利用者が試しにダウンロードしてみることが難しく、その専門性の高いアプリであればそのハードルは上がる一方です。ですので、その動画でおおよその利用目的やできること、操作性などについて説明をしておくことでダウンロードへのハードルを下げることができるかもしれません。

しっかりと対象ユーザーを描く

一口にアプリと言ってもさまざまなものがあります。生活の役に立つユーティリティー系や、学習に役立つもの、ゲームひとつとっても、ガッツリとやり込むタイプのゲームや、暇つぶしに手軽にできるものまでさまざまです。

しかし、全てのアプリに共通しているのは、操作する人がいて生活の中で使用しているという点です。アプリのプロモーション動画に必要なのは、どんなシーンで人はそのアプリを使用し、結果どのようなリアクションが起こるのかをしっかりと具体的に描くことです。特にゲームアプリなどでありがちなのが、ゲームの中身だけを見せてそれを遊んでいるシチュエーションを見せないこと。これでは、そのゲームを行うことでどのようなエモーションが発生するのか分からず、アプリの楽しさが伝わり難くなります。

どんなゲームでもそれを楽しんでいる人がいて、クリアした時のリアクションがあるはずです。もしかしたら、友達や家族と大勢で楽しめるものかもしれません。その姿をみせることで、そのアプリを使用した時のエモーションを疑似体験させることができ、そこからアプリに対する興味が湧いてくるのです。
これはユーティリティー系のアプリでも同様で、どのようなシチュエーションで使用し、どのようなリアクションがあり、どのようなエモーションが起こるのか、しっかりと使用している人間とシーンを描くことがプロモーション動画においては大切です。

操作説明はリズミカルに

アプリの紹介動画でやりがちな失敗は、その操作をアプリ画面をとりきった状態で説明することです。どのボタンを押すかは画面に矢印などが現れて説明しますが、アプリの画面が切り替わってもカメラはフィックスのままです。

これは非常に退屈ですし、結局矢印やアプリ画面を視聴者が目で追わなくてはならないので見ていて疲れます。結果、丁寧なようでいて全く操作方法がわからなくなるのです。プロモーション動画ですから、操作説明は最小限の基本操作だけでかまいません。そして、実際に操作している指を使い、指がどこを押したかはズームインして視聴者の視線を誘導します。クリックにSEをつけたり、画面の切り替わりはしっかりと編集してリズミカルにし、飽きずに理解できるようにしましょう。

ダウンロードを誘導するナッジ効果

そして、アプリのPR動画には、必ず描いておかねばならないシーンがあります。最重要といっても過言ではないにもかかわらず、ほとんどのプロモーション動画では割愛されている要素です。それは、動画の最後に実際にダウンロードしている操作シーンを必ずいれること。これは、見る側の行動を誘導する「ナッジ」と呼ばれる技法で、実際に画面で行っているのと同じことを、まるで自分の意志であるかのように行動してしまう効果があります。

PR動画の最大の目的は、視聴者を促してそのアプリをダウンロードするという行動につなげることのはずです。しかし、それをやっていないプロモーション動画があまりにも多すぎるのが現状です。ダウンロードサイトの検索窓にアプリの名前を入力して、出てきたアイコンをタッチして、ダウンロードのボタンを押す。このシーンを入れるだけで、アプリのダウンロード率が格段に上がることが期待できます。

あえてプロモーション動画を制作する

買い物アプリや日記、家計簿アプリなど、比較的アクションの少ないアプリの場合にもプロモーション動画を制作するメリットはあります。というのも、今やダウンロードできるアプリの数は数えきれないほどに増加しており、中には同様の機能であったりほとんど内容に差のないものも多く見受けられます。

そんなときに利用者はどのような理由でアプリを選ぶのでしょうか。見た目やテイストもその判断材料の一つですが、プロモーション動画のあるなしもその判断に影響を与えます。他のアプリとの差別化を計るためにも、プロモーション動画を制作することを検討してみても良いかもしれません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。プロモーションアプリの制作を検討されている方は、是非一度、実際にアプリダウンロードツールのプロモーションスペースがどのような状況になっているかを確認してみてください。他アプリとの差別化を計るチャンスかもしれません。