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映像制作・動画制作のコラム

2020年9月1日

株主総会やIR向けの動画制作のコツやポイントをおさえて、会社のイメージアップしよう

株主総会やIR向けの動画制作のコツやポイントをおさえて、会社のイメージアップしよう

昨今では企業のIR(Investor Relations:株主総会・決済説明会)活動の一環として動画を制作するのが当たり前になってきました。各企業は制作した動画を自社サイトやYouTubeへアップロードし、いつでも株主や投資家が確認できるようにしています。

今回は、そんなIR向けの動画制作のメリットや制作する際のポイントを押さえ、実際の事例と合わせてわかりやすく紹介していきます。これからIR向けの動画制作を考えている方や、制作したことはあるけれど改善策に悩んでいるという方は、是非参考にしてみてください。

IR向け動画の種類

IR向け動画は、株主や投資家に向けて企業が活動を報告し、アピールするために制作するという前提がありますが、その種類は大きく分けて2つあります。それは「株主総会での説明用動画」と「株主総会のドキュメント動画」です。

IRの説明用動画とは

株主総会や決算説明会で、株主や投資家に向けて事業内容や決算に関する説明を行う際の資料として動画を活用するパターンです。インフォグラフィックを用いた動画などで、内容を端的に、よりわかりやすく説明することができます。

IRのドキュメント動画とは

株主総会・決算説明会に参加できなかった株主や投資家に対して、当日の様子を撮影しドキュメント動画として共有するために利用します。紙の資料やデータだけでは伝えることが困難な内容も動画のドキュメントとして記録し発信することで、不参加者も参加者と同じように内容を理解することができます。

初めての映像制作の方にも、ご不安なくご利用いただけるよう制作の流れやご活用方法まで、
丁寧にご案内させていただきます。お客様の映像制作のゴールを達成するため、
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IR向けの動画を活用するメリット

次に、IR向けの説明用動画とドキュメント動画を活用した際のそれぞれのメリットについて解説します。

IRで説明用動画を活用するメリット

株主総会や決算説明会で説明用動画を活用するメリットとして、

「情報をわかりやすく伝えられる」
「説明にメリハリがつけられる」
「ブランドストーリーを視覚的に訴求できる」
を挙げることができます。

説明資料として動画を用いた場合、アニメーションやインフォグラフィックを活用することで情報を視覚的により分かりやすく伝えることができ、またテーマごとに色を変えるなどして感覚的な理解を促すことで、冗長になりがちな説明内容にメリハリを生むことができます。そして、写真やテキストのみの資料に比べて訴求力の強い動画を利用することで、企業の熱意やブランドイメージを印象付けることができます。

IRのドキュメント動画を活用するメリット

IRのドキュメント動画を活用するメリットは、

「場所を問わず、遠方の株主にも具体的な様子を伝えることができる」
「オンライン株主総会にも応用できる」
「アーカイブできる」
を挙げることができます。

株主総会当日に参加できなかった株主にも記録映像は共有しやすく、場所を問わない利点を活かしてIR活動を拡大するきっかけにもなり得ます。昨今のコロナ禍に対応するオンライン配信にも応用することができるのは大きな利点です。また、記録映像としてアーカイブを残すことで、何度も確認したり検証のための資料とすることもできます。

IR向け動画を制作する際のポイント

IR動画を制作する際、特に説明会向けの動画は情報を載せたスライドを並べるだけなど単調なコンテンツになりがちな傾向にあります。情報を正確に伝えることは最も重要ですが、株主や投資家にアピールできるような演出を加え、さらに興味をひく動画を作ることが得策です。動画の「わかりやすさ」と「メリハリ」に焦点を当てて、以下で具体策をご紹介します。

アニメーションを活かしてわかりやすさをプラス

IR動画を制作するにあたり、企業の事業内容、投資するメリットやその仕組みについて、誰でも理解しやすい内容にすることが重要です。収益や経営指標など専門性の高い内容であるからこそ、視覚的にも理解しやすいアニメーションやインフォグラフィックを利用し、情報を見やすく補足していくことがポイントです。また、専門用語など一般には耳慣れないワードにテロップやイメージ図など情報の補足を入れることも推奨されます。

映像の特性を活かしたメリハリのある構成

IRのドキュメントの多くは、実際の会合を撮影しているので1時間以上の長尺になります。動画としてまとめる際には見やすく、飽きさせない構成が必要になります。そのためにはカメラのアングルを変えたり、最も伝えたい箇所では話者をクローズアアップするなどメリハリのある演出を心がけましょう。また、補足資料やテロップを挿入するなど説明動画としても見られるように、工夫した編集がポイントになります。

IR向け動画の事例

Chatwork

https://www.youtube.com/watch?v=kESuNXNp5x8

ビジネスシーンのコミュニケーションを円滑にするチャットツールを提供するChatWork社のIR動画は、IR動画の基本的な要素が詰まった好例と言って差し支えないでしょう。

まずは動画の流れを解説します。まず初めに、現在のビジネスシーンで問題となっている、または改善の余地がある事象を説明し、自社製品がその解決に有効なサービスであることを、主軸サービス内容を説明しながらしっかりと示しています。

Chatworkといえば、今やかなり知られているサービスではありますが、実際に触れたことのない方のために、どのような機能を備えているかということを丁寧に紹介しています。IR動画でついやってしまいがちなのが、こうした製品の紹介を詳しく行わずに数値的な内容ばかりに終始してしまうことです。まずはメインサービスがどのような製品なのかということを、投資家の方にわかりやすく説明してイメージを持ってもらうことが重要です。というのも、多くの投資家は現在のサービス内容を踏まえて企業の今後の発展をイメージするからです。

次に、実際の導入事例や導入推移を紹介し、これまでの実績と製品の質の高さをつなげてイメージしてもらえるように構成しています。最後は、主軸製品の発展形や、企業の動向の基盤となる理念を紹介し、将来性について示したところで動画は終了となっています。

このように、パートが移り変わる際に前後のパートが関係しあう構成にすることは、視聴者に理解を促しイメージを膨らませることができる良い方法だと言えるでしょう。

また、この動画の見せ方でもう一つ取り上げるべきことは、全編CGアニメーションで構成していることです。この動画のように短い時間の中でいくつかの項目を説明する場合には、CGアニメーションが非常に有効な手段となります。サービスの内容や推移のグラフなどを視覚的にわかりやすく捕えることができるのも一つですが、アニメーションの良いポイントは、実写などと違い場面を切り替えずに流動的な画作りを行うことができるため、視聴者が前後のパートの関連性を視覚的にも繋げて考えやすくなるという点です。

以上のように、ChatworkのIR動画は基礎を抑えた良い内容となっていますので、参考にしてみると良いでしょう。

エボラブルアジア

https://www.youtube.com/watch?v=p0xUgczprdI

エボラブルアジア社は、旅行商品販売やIT開発など複数の事業を営む企業です。動画の内容や構成自体は前項で紹介したChatWorkのIR動画と似ており、CGアニメーションを全編で使用した動画となっています。しかし、同社の場合は複数の事業を展開しているため、それぞれのサービスをごちゃごちゃにならずにわかりやすく紹介する必要があります。

同社は、それぞれの事業を色分けして区切ることで、視覚的にわかりやすく紹介することに成功しています。複数の事業を展開する企業の場合は、このような方法を取り入れることで、メリハリの付いた動画を制作することができるので参考にしてみてください。

まとめ

今回はIR動画について紹介しましたがいかがでしたでしょうか。IR動画のメリットや制作時のコツとともに、事例を通して動画の流れやCGアニメーションの有用性についてはお分かりいただけたかと思います。是非参考にして動画制作をおこなってみてください。

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