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Column
映像制作・動画制作のコラム

2020年6月23日

今も昔も色あせない、MVのオールタイムベストを徹底紹介

今も昔も色あせない、MVのオールタイムベストを徹底紹介

これまで二度にわたりミュージックプロモーションビデオの歴史的な作品群を紹介してきましたが、今回はそこで紹介することができなかった作品や、有名ではないけど面白い作品を紹介していきたいと思います。当時の最新の技術を使用したものや、低予算でもアナログで凄い表現をしている作品など、個性の強い作品をピックアップしているので是非チェックしてみてください。

Come Into My World – Kylie Minogue 2002年

一見、ただ町中を歩いているだけのミュージックビデオなのですが、ツーコーラス目に入った瞬間にこのミュージックビデオが特異性が顕わになります。同じ道をぐるぐると周りながら過去の主人公と未来の主人公が激突することなく螺旋状に関わりあいながら時が進んでいく本作品は、楽曲の世界観を見事に表現した力作です。

制作者の視点に立てば、映像作品としての技術力の高さとアイデアの自由さに称賛の気持ちが沸き上がると同時に、この作品に費やされた労力には畏怖の念を感じざるをえません。アイデアと技術が非常に高いレベルで融合した作品です。ポーランドの映像作家、ズビグニエフ・リプチンスキーの作品「Tango」の発展系と見ることもできるでしょう。

Yesterday’s Forest Magic feat. Sefi Zisling – Rejoicer 2018年

3DCGがとにかくかっこいいRejoicerの作品ですが、それだけでなく、2Dとの切り替えや融合が作品に深みを与え、映像にレイヤーを生み出しています。

日本にはないセンスなので3DCGの映像作品は私たちにはあまり馴染みがない部分がありますが、欧米ではこのようにセンスに特化した、表現としての3DCG作品が多数ありますので、是非みなさん自身でお気に入りの作品を見つけてみてください。

アルクアラウンド – サカナクション 2018年

通常テロップで表示する歌詞を物理的な、アナログな手法で表現している点は、ボブ・ディランのサブタレニアンホームシックブルースを彷彿とさせます。現代に敢えてクラシックな手法を取り入れ、敢えて全体をぼやかした演出を取り入れるなど、逆行した表現に新鮮さを見出した作品となっています。

日本のアーティストのなかでもサカナクションはミュージックビデオの制作に力を入れているアーティストの代表ともいえ、新作をリリースするたびにジャパンMTVアワードなどの賞を獲得しています。映像面においても要注目のアーティストです。

Terminal Slam – Squarepusher 2020年

日本のエンジニア集団であるライゾマティクスがエンジニアとして参加している本作品は、まさに現代最高の技術が用いられた映像作品といっても過言ではないでしょう。

一体どのような手法でこのような映像を作りあげたのか、アナログ加工では永遠にたどり着けない映像技術の結晶です。AI技術の進歩が映像の世界にも大きな革新をもたらすということを瞬時に理解できる本作は、新しい時代の幕開けを象徴する、歴史に残る作品となるかもしれません。

ロマンス宣言 – カネコアヤノ 2019年

先ほど紹介したサカナクションのミュージックビデオも担当する、いま日本でもっとも勢いのある映像監督、奥山由之が監督した本作は、人力によるカットの切り替わりなど、アイデアの面白さが驚きを呼ぶ気持ちのいい作品です。

もちろん技術の革新は映像に新たな恩恵をもたらすものですが、人のアイデアの力というものを改めて感じさせてくれる工夫に思わず感動を覚えてしまいます。レトロなエフェクトに実利と演出の二つの意味を持たせることができたのは、アイデアを実現させようという発想と努力がさせたことでしょう。

まとめ

少々マニアックな作品が多くなってはしまいましたが、どれの作品も新鮮味にあふれた映像と感じて頂ければ幸いです。冒頭に述べたように、最新技術とアナログなアイデア勝負の作品との混合になりました。

もちろん新しい技術で作られる革新的な映像も素晴らしいですが、アナログな表現手法でもアイデアがあれば十分に新鮮な映像を作れることお分かりいただけたと思います。もし紹介した中で気に入った作品が見つかりましたら、是非今後もそのアーティストの作品を追いかけてみてください。