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映像制作・動画制作のコラム

2022年3月1日  最終更新日:2026年7月16日

展示会の動画制作で競合他社に差をつける!種類・費用・制作のコツをご紹介

展示会ブースで動画活用による集客や商談促進を紹介する記事のアイキャッチ画像

展示会の成否は、「どれだけ多くの来場者の足を止められるか」に大きく左右されます。限られた時間の中で自社ブースに興味を持ってもらうためには、視覚的なインパクトと分かりやすさを兼ね備えた動画活用が欠かせません。

一方で、ただ動画を設置するだけでは十分な効果は期待できません。実際の制作現場では、成果につながる動画にはいくつかの共通点があります。

本記事では、展示会で効果を発揮する動画の種類や費用相場、制作のコツ、外注先の選び方までを実務視点で解説します。

この記事でわかること

■展示会動画の種類と特徴
■展示会動画の費用相場と制作期間
■来場者の足を止める展示会動画の制作ポイント

目次

展示会で動画を活用する目的

展示会ブースの大型LEDビジョンで動画を上映し来場者の注目を集める様子

展示会動画の主な目的は「集客」「認知向上」「商品理解の促進」「商談機会の創出」の4つです。

来場者がブース前を通過する時間はわずか数秒程度と言われており、動きのある映像で足を止めてもらうことが第一関門と言われています。

はじめに、展示会動画で知っておきたい代表的な4つの活用目的について、詳しく解説していきます。

自社ブースへの注目・興味促進を図る

展示会では多くのブースが並んでいるため、足を止めて見てもらうことさえ困難な場合があります。人は静止しているものよりも、動きがあるものに目が行く傾向にあるため、動画は来場者の視線を引きつける有効な手段です。

特に、冒頭数秒で印象的な動きやメッセージを入れることで「何の会社か」を瞬時に認識させることができ、その後の声がけや商談のきっかけづくりにつながります。

来場者に企業の存在を認識してもらい、商談への導線をつくるためにも、動画の活用は効果的です。

自社の認知度を向上させる

展示会では、文字情報だけの会社説明は十分に読まれにくい傾向があります。動画を使えば、遠くからでも視界に入りやすく、ブースの存在自体を認知してもらいやすくなります。

また、色使い、トーン、演出を統一することで、企業の世界観やブランドイメージを視覚的に伝えられる点も大きなメリットです。

自社の商品・サービスへの理解を深める

動画は、複雑なサービス無形商材の説明に特に有効です。

例えば以下のようなケースでは、動画の有無で理解度が大きく変わります。

・工場設備や大型機械など現地で再現できないもの
・ソフトウェアや業務フローなど見えにくいサービス
・使用前後の変化や導入効果

図解やアニメーション、実際の利用シーンを組み合わせることで、短時間でも要点を的確に伝えられます。

来場者に印象を残す

展示会では、その場で商談や問い合わせにつながるとは限りません。

むしろ、後日あらためて情報収集を行ったり、担当者に相談したりするケースも少なくありません。そのため展示会動画では、その場で情報を伝えるだけでなく、来場者の記憶に残ることも重要です。

動画は視覚や動き、ストーリーを通じて印象を残しやすいため、展示会後の問い合わせや指名検索につながるきっかけになります。

展示会動画の種類と特徴

展示会動画で活用されるモーショングラフィックス・アニメーション・実写動画の特徴や費用目安を比較した図解

展示会動画には、目的や表現方法によってさまざまな種類があります。自社に適した動画を選べるよう、代表的な3つの種類を比較しながら解説します。

【展示会動画制作の種類別比較】
種類 向いているケース 費用感 特徴
モーショングラフィックス SaaS・ITサービス 比較的安い サービス説明や情報整理に向いている
2D/3Dアニメーション 製品構造や技術説明 やや高め 実写では見せにくい内容を可視化できる
実写動画 製品紹介・企業PR・導入事例 高め リアリティや信頼感を伝えやすい

モーショングラフィックス

文字・図形・イラストをアニメーションで動かす表現方法で、サービスの概念や数字の訴求に向いています。

撮影が不要なため比較的低コストかつ短納期で制作しやすく、スタイリッシュな仕上がりになりやすいのが特徴です。

IT・SaaS・金融など抽象的な商材と相性が良い形式と言えます。

2D/3Dアニメーション

製品内部の構造や機能フローなど、実写では表現しづらい内容を可視化できます。

特に3DCGはインパクトが強く、ブランディング用途にも向いていますが、その分コストは高めです。

一方で、一度制作すれば修正や流用がしやすく、長期的な資産として活用できる点は大きなメリットです。

実写動画(インタビュー・デモ動画)

開発者や顧客の声を取り入れることで、リアリティと信頼感を高められます。

デモ動画では実際の利用シーンを見せることで、来場者が導入後の姿を具体的にイメージできるようになります。

ただし、撮影・キャスティング・ロケーション費用がかかるため、アニメーションと比較するとコストは上がりやすい傾向にあります。

展示会では15〜30秒程度の短尺動画が足止めに効果的ですが、ブース内でサービス内容を詳しく説明する目的で1〜2分程度の動画が活用されるケースもあります。

実際に展示会向けに制作したTAKEUCHI株式会社様のサービス紹介動画では、来場者の足を止めることを重視し、ブーススタッフとの会話につながる構成を採用しました。

■TAKEUCHI株式会社様/サービス紹介動画事例

このように展示会動画は、単に映像を流すだけでなく、「来場者の足を止める」「サービス理解を促進する」「商談のきっかけを作る」営業ツールとして活用できます。

展示会動画の費用相場と制作期間

展示会動画の費用は、実写かアニメーションかといった表現方法をはじめ、動画の長さや素材の有無、企画・構成の内容によって大きく変動します。

まずは、おおよその費用相場と制作期間を確認していきましょう。

【展示会動画の費用相場と制作期間】
動画の種類 費用相場 制作期間の目安
モーショングラフィックス 20万~80万円程度 2週間~1か月程度
アニメーション 5万~100万円程度 2週間~1.5か月程度
実写 30万~200万円程度 1~2か月程度

モーショングラフィックスの費用相場と制作期間

モーショングラフィックスの費用相場は20万〜80万円程度が目安です。

撮影を行わず、既存のロゴ・写真・資料などを活用できる場合は、比較的短期間で制作しやすいのが特徴です。

サービス説明や情報整理を目的とした短尺動画であれば、2週間〜1か月程度で制作できるケースもあります。

アニメーション動画の費用相場と制作期間

費用相場はおおよそ5万〜100万円程度です。

既存素材を活用できる場合は、さらにコストを抑えられます。

撮影が不要なためスケジュール調整がしやすく、短い動画であれば2〜3週間程度で納品されるケースもあります。

実写動画の費用相場と制作期間

費用相場は30万〜200万円程度が目安です。

撮影規模やキャストによってはさらに高額になることもあります。制作期間は一般的に1〜2か月ほど。

展示会日程から逆算し、余裕を持って進めることを心掛けましょう。

費用や期間を抑えるポイント

制作費や制作期間を抑えるうえで重要なのが、依頼前の事前準備です。

例えば、「誰に何を伝えたいのか」といった動画の目的ターゲットを整理しておくだけでも、打ち合わせや修正がスムーズに進みやすくなります。

また、参考動画を共有して完成イメージをすり合わせたり、ロゴや写真などの素材を事前に準備したりすることで、制作側の工数を減らすことができます。

このような準備を行うことで、認識のズレによる手戻りを防ぎやすくなり、結果として費用や納期の最適化につながります。

展示会動画の制作で押さえたい4つのポイント

展示会動画の制作ポイントを解説するイメージイラスト

展示会動画は「作れば効果が出る」というものではなく、現場の環境や来場者の動きに合わせた設計が求められます。中でも押さえておきたいのが、次の4つのポイントです。

展示会動画の尺(長さ)は目的に合わせて設計する

展示会動画は長ければよいというものではなく、目的に応じて最適な尺を設計することが重要です。

例えば、ブース前を通る来場者の足を止めることが目的であれば、15〜30秒程度の短尺動画をループ再生する方法が効果的です。

短時間でサービスの特徴や印象を伝えられるため、多くの来場者へアプローチできます。

一方で、製品やサービスの内容を詳しく説明したい場合は、1〜2分程度の動画が活用されることもあります。

特に複雑なサービス無形商材では、導入イメージや利用シーンまで伝えることで理解を深めやすくなります。

重要なのは長さそのものではなく、「展示会で何を達成したいのか」に合わせて必要な情報量を整理することです。

展示会の環境に合わせて動画を制作する

展示会で使用する動画は、Webサイトや営業資料で使用している動画をそのまま流せば良いとは限りません。

展示会場では大型スクリーンやモニターで再生されることが多く、遠くからでも内容が伝わる文字サイズや映像構成が求められます。

また、会場のレイアウトや来場者との距離によっても見やすさは大きく変わります。

そのため、自社で既に保有している動画を流用する場合でも、展示会向けにテロップや構成を調整した方が効果的なケースは少なくありません。

特に解像度不足の映像を大型スクリーンに映すと画質が劣化するため、展示会での利用を前提に新たに制作したり、プロに相談して最適化したりするのがおすすめです。

無音でも伝わる工夫を取り入れる

展示会では他社ブースの動画音声や会場のBGM、来場者同士の会話などが重なり、音が届きにくい環境になっています。

そのため、せっかく制作したナレーションやBGMが意図通りに伝わらないケースも少なくありません。

こうした環境を前提に、展示会動画は「音がなくても理解できる設計」にしておくことが重要です。

特にテロップは必須と考え、遠くからでも判読できる文字サイズや、背景とのコントラストを意識する必要があります。

また、数値の変化やサービスの仕組みなどはアニメーションを用いて視覚的に補足することで、音声に頼らずとも直感的に伝えることができます。

動画全体として「視覚だけで意味が伝わるか」を基準にチェックすることが、展示会での伝達力を大きく左右します。

展示会後の二次利用を見据えた設計にする

展示会動画は、その場限りで終わらせるのはもったいないコンテンツです。

あらかじめWebサイトやLP、SNS、営業資料への転用を前提に設計しておくことで、1本の動画を長期的なマーケティング資産として活用できます。

特に、SNSやYouTubeで公開することで、当日来場できなかった層にもアプローチできる点は大きなメリットです。

その際に注意したいのが、展示会名や開催日といった“期限が生まれる情報”の扱いです。

動画内に固定で入れてしまうと、後から使い回しがしにくくなるため、できるだけ汎用性を意識した構成にしておくと活用の幅が広がります。

展示会動画の制作の流れ

展示会動画制作の流れを目的設定から企画構成、撮影・編集・納品まで3ステップで示した図解

展示会動画は、企画から制作、納品まで段階的に進行します。

事前に全体の流れを把握しておくことで、スムーズに制作を進められます。それでは、展示会動画制作の流れを見ていきましょう。

【STEP1】目的・ターゲット・予算を決める

最も重要なのは「誰に何を伝えたいか」「展示会後にどう活用するか」を社内の共通認識として明確にすることです。

動画の目的(集客・認知・商談促進など)が曖昧なまま発注してしまうと、伝えるべき内容が分散し、制作会社の提案がばらつく原因になります。

特に展示会では来場者がブース前を通過する時間が短いため、「一瞬で伝えるべきメッセージは何か」まで落とし込んでおくことが重要です。

参考動画・掲載媒体・希望納期もあわせて準備しておくと打ち合わせがスムーズに進み、イメージのズレを防ぐことにもつながります。

【STEP2】企画・構成・絵コンテを作成する

ヒアリングをもとに制作会社が企画・シナリオを策定し、絵コンテで各シーンの流れを可視化します。

この段階では単にストーリーを決めるだけでなく、「モーショングラフィックスで分かりやすく見せるのか」「実写でリアリティを伝えるのか」といった表現方法の選択も重要です。

商材の特性や来場者に与えたい印象によって、適した演出は異なります。また、企画段階では伝えたい情報を整理し、何を優先して訴求するかを明確にすることも欠かせません。

実際の現場では、情報を盛り込みすぎたことで製品やサービスの強みが伝わりにくくなってしまうケースも少なくありません。そのため展示会動画では、すべてを説明するのではなく、「続きを聞きたい」と思ってもらえる構成を重視しています。

【STEP3】制作・編集・納品する

撮影または素材制作が完了すると、編集・テロップ挿入・BGM・ナレーション収録を行い、初稿を制作します。

初稿確認では細かな修正点よりも、まずは動画全体の方向性や訴求内容にズレがないかを確認することが重要です。ここで認識をすり合わせておくことで、その後の修正もスムーズに進めやすくなります。

また、展示会動画として活用する場合は、実際の会場でどのように見られるかを意識した最終確認も欠かせません。

無音でも内容が伝わるか、遠くからでも視認しやすいか、ループ再生しても違和感がないかといった点を確認しながら仕上げていきます。

さらに、展示会後の活用も見据えておくと、動画の費用対効果を高めやすくなります。SNSや自社サイト、営業資料などへの二次利用を想定して制作しておくことで、1本の動画をさまざまな場面で活用できます。

展示会動画の制作会社・外注先の選び方

展示会動画の成果は、依頼先選びによって大きく左右されるため、それぞれの特徴を理解し、自社の目的や予算に合った選択をすることが大切です。
ここでは、制作会社・フリーランス・クラウドソーシングの特徴と選び方のポイントを紹介します。

制作会社・フリーランス・クラウドソーシングの違い

展示会動画の依頼先には、制作会社・フリーランス・クラウドソーシングなどがあります。

それぞれ費用や対応範囲に違いがありますが、展示会動画では企画段階から訴求内容を整理し、会場での見せ方まで設計することがポイントです。

そのため、企画・撮影・編集をまとめて任せたい場合は制作会社、既に構成が固まっていてコストを抑えたい場合はフリーランス、といったように依頼内容に応じて選ぶとよいでしょう。

クラウドソーシングを利用する場合は、展示会動画の実績があるかどうかを事前に確認しておくことをおすすめします。

信頼できる制作会社を見極めるポイント

制作会社を選ぶ際は、展示会動画の制作実績だけでなく、企画段階での対応も確認しておきましょう。

例えば、目的やターゲットについて丁寧にヒアリングを行っているか、修正条件や著作権の取り扱いが明確に提示されているかといった点は、依頼前に確認しておきたいポイントです。

特に、制作内容そのものだけでなく、「なぜ動画を作るのか」「どのような成果を目指すのか」といった目的まで深く確認する会社は、成果を見据えた提案が期待できます。

展示会動画制作に関するよくある質問

展示会動画の長さは何分が適切ですか?

展示会動画は15〜30秒程度のループ動画が一般的です。
来場者の足を止めることが目的の場合は短尺が適しており、サービス内容を詳しく説明したい場合は1〜2分程度の動画が活用されることもあります。

展示会動画の費用はいくらですか?

展示会動画の費用相場は、アニメーションで5〜100万円程度、実写で30〜200万円程度です。
動画の長さや演出内容、撮影規模によって費用は大きく変動するため、目的に応じた制作方法を選ぶことが重要です。

展示会動画は音声が必要ですか?

必須ではありません。展示会場は周囲の音が大きく音声が聞き取りにくいため、テロップやアニメーションを活用し、無音でも内容が伝わる設計が推奨されます。

展示会動画の制作期間はどのくらいですか?

展示会動画の制作期間は、アニメーションで2週間〜1.5か月程度、実写で1〜2か月程度が目安です。展示会の日程が決まっている場合は、企画や修正期間も考慮し、余裕を持って制作を進めることが重要です。

まとめ

展示会における動画は、単なる映像コンテンツではなく「来場者との最初の接点をつくる営業ツール」です。

短時間で興味を引き、理解を促し、印象を残すためには、目的に合った表現方法の選択や、無音でも伝わる設計、展示会後の活用を見据えた企画が欠かせません。

これらを押さえた展示会動画は、集客や商談機会の創出だけでなく、その後のマーケティング施策にも活用できる資産となります。

Shibuya Movieでは、展示会での集客や商談促進を目的とした動画制作を企画段階からサポートしています。展示会動画の制作をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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