映像制作・動画制作のコラム
2020年1月14日 最終更新日:2025年12月24日
YouTubeを利用した動画マーケティングとは?目的や成功させるためのコツを解説

数ある動画広告のなかでも特に注目されているのは、やはりYouTubeを使った動画マーケティングです。世界最大の動画共有プラットフォームとしてその勢いは止まることを知らず、利用者数の増加に比例してマーケティング媒体としての価値も上がり続けている状況です。
今回はそんなYouTubeを利用した動画マーケティングの目的や方法、成功のポイントについて解説します。
目次
YouTubeを利用した動画マーケティングとは
YouTubeとは、Google社が運営する世界最大の動画共有サービスで、SNSの一つです。YouTubeを利用することで誰でも動画をアップロードして公開し、ほかの人に視聴してもらうことができます。
動画マーケティングは、動画を使って集客や宣伝を行ない、対象商品の購入や申し込みにつなげる営業手法です。
インターネット環境が整備され、YouTubeに動画を投稿する人や視聴する人が増えたことによって、近年、YouTubeを使った動画マーケティングがどんどん活発になっています。
YouTube動画のマーケティングを行なう目的
YouTube動画を使ったマーケティングの目的は、「認知してもらう」「集客する」「ブランディングする」などです。
多くの人が利用するYouTubeに動画を投稿することで、自社の商品やサービスをさまざまな人に知ってもらうことができます。
また、YouTubeは動画広告を出すことも可能です。ターゲットを絞って出稿することで、その商品やサービスに関心を持っているユーザーに動画を届けることができ、集客効果を高めることができます。
さらに、商品やサービスだけでなく、自社の雰囲気や魅力、理念や価値観をアピールする「ブランディング」を目的とする場合にも、YouTube動画は非常に効果的です。
YouTube動画を使ったマーケティングの目的を大きく分けると上記の3つになりますが、具体的には会社ごとにさまざまな目的で動画が作成・投稿されています。
例えば、以下のような事例があります。
- ●ある社員の仕事中の様子を伝え、丁寧かつ信頼できる仕事ぶりをアピール
- ●商品の使い方や使用感をユーザー目線でわかりやすく説明
- ●商品を利用するうえでのユーザーの疑問を専門家に回答してもらう
- ●仕事の一日の流れや社員へのインタビューによって、入社後の働き方がイメージできる採用動画
YouTube動画マーケティングの3つの方法

YouTube動画を利用してマーケティングをする方法は、おもに以下の3つです。
- ●自社のYouTubeチャンネルを運営する
- ●動画広告を出す
- ●インフルエンサーに依頼する
方法①自社のYouTubeチャンネルを運営する
自社でYouTubeチャンネルを開設し、定期的に動画を公開することで、会社や商品・サービスについて知ってもらい、集客につなげます。動画を制作するための費用はかかりますが、投稿自体は無料です。
自社や自社商品をアピールする動画だけでなく、会社が持っている専門知識を活かしてユーザーのためになる情報を伝えることで、ファンを増やすこともできるでしょう。ファンを増やすことで、一度きりではなく何度も購入したり、継続して利用したりする人の増加が期待できます。
方法②動画広告を出す
YouTubeの検索結果や再生画面などに動画広告を出稿し、ユーザーに視聴してもらう方法もあります。
YouTubeチャンネルに動画を投稿するだけでは、再生数が思うように伸びず、あまり効果が出ないかもしれません。動画広告であれば、多数の人にアプローチでき、認知度を高めることができます。
デメリットとして広告費がかかることが挙げられますが、YouTubeの動画広告はターゲットを絞って出稿できるため、費用対効果が高くなりやすいでしょう。
YouTubeに動画広告を出す方法は、狙ったターゲットに向けて商品の認知度を上げたい方におすすめです。
方法③インフルエンサーに依頼する
フォロワー数や再生数が多いYouTuberやインフルエンサーに依頼して、動画内で自社の商品・サービスをPRしてもらう方法もあります。
もちろん、PRしてもらうためにギャランティを支払う必要はありますが、YouTuberやインフルエンサーのファンを新たに集客できるメリットがあります。
この方法は、新しい層への認知度を上げたい場合におすすめといえるでしょう。
YouTube動画マーケティングを成功させるポイント

YouTubeには、ただ動画を投稿すればいいわけではありません。ここからは、YouTube動画マーケティングを成功させるために気を付けるべきことを解説します。
- ●動画のターゲットや役割をはっきりさせる
- ●ほかのメディアと連携させる
- ●ユーザーと交流する
- ●YouTubeショートを活用する
- ●HHH(スリーエイチ)戦略を意識する
- ●YouTube動画マーケティングのプロに依頼する
動画のターゲットや役割をはっきりさせる
動画の内容を決める前に、まず動画を作成する目的や役割、ターゲットをしっかり決めることが重要です。動画を通して誰に何を伝えたいか、その結果何を達成したいのかを考え、具体的な数字目標と詳しいペルソナを設定しましょう。
YouTubeには200億本以上の動画があるといわれているため、ターゲットや目的を決めずに動画を投稿しても、数多くの動画に埋もれてしまうでしょう。よって、多くの人に向けた動画を作るよりも、ペルソナを細かく設定して、その人に届けるつもりで動画を作成したほうが効果的です。
ほかのメディアと連携させる
YouTube動画の効果を高めるために、自社サイトやSNSなど、ほかのメディアと連携させることも有効です。ほかのメディアでも動画の存在を知ってもらうことで、視聴者数を増やし、より多くのターゲットに見てもらえる効果が期待できます。
ほかのメディアとの連携としては、例えば以下のような方法があります。
- ●ブログ記事に関連動画として埋め込む
- ●X(旧Twitter)で投稿する
- ●TikTokに投稿する
- ●YouTubeアカウントのプロフィールに自社ホームページのリンクを貼る
ユーザーと交流する
投稿した動画にコメントが来た際は、返信コメントを送るのもおすすめです。
コメントを通じてユーザーと積極的に交流することで、企業や商品・サービスのことを覚えてもらいやすくなります。また、ファンになってもらうことができ、YouTubeチャンネルに登録してもらえる可能性も高まるでしょう。
ただし、返信コメントがきっかけでいわゆる“炎上”が起こるリスクもあります。また、荒らしと呼ばれるユーザーによってコメント欄が荒れてしまい、動画や企業にネガティブな印象をもたらす可能性もゼロではありません。
返信コメントをする際は、慎重に行ないましょう。
YouTubeショートを活用する
YouTubeショートを活用したマーケティングもおすすめです。
忙しい現代社会では、なるべく短時間で役に立つ情報を手に入れたいユーザーが多くいます。YouTubeショートなら、60秒以内の短い時間で簡潔に要点のみを伝えることが可能です。
縦型動画でスマートフォンの視聴に向いているため、ちょっとした空き時間にも気軽に見てもらいやすいでしょう。再生時間が短いことで集中力も維持しやすく、動画の途中で離脱される可能性も低めです。
HHH(スリーエイチ)戦略を意識する

YouTubeを使った動画マーケティングでは、「HHH(スリーエイチ)戦略」を意識すると効果が期待できます。
| 動画の種類 | 内容 |
|---|---|
| HERO動画 | 拡散され認知してもらうための動画 |
| HUB動画 | 商品・サービスの良さを伝えてコンバージョンにつなげるための動画 |
| HELP動画 | 使い方やトラブルへの対応を伝えて満足度を高め、リピーターを増やすための動画 |
まずはHERO動画で商品やサービスについて知ってもらい、次にHUB動画で購入してもらう、さらにHELP動画で顧客満足度を高めリピートにつなげる……というように、HHH戦略を効果的に行なうことで、認知してもらうところから常連になってもらうところまでを網羅できます。
YouTube動画マーケティングのプロに依頼する
動画制作やYouTubeでの動画マーケティングを自社でやるとなると、まず動画制作ができる人材の確保が必要です。また、効果を上げるためにどのような動画を作り、どのように配信すべきかといった運用ノウハウも重要になってきます。
そのため、自社に動画制作やマーケティングについての知識・経験を持った人がいない場合は、プロに依頼することをおすすめします。動画制作のプロに依頼することで、スピーディーにクオリティの高い動画を作成できます。
動画制作だけでなくマーケティング視点も持ったプロであれば、企画立案から分析・改善まですべて任せられるのもうれしいポイントです。
YouTube動画マーケティングを行なうメリット

YouTubeを使った動画マーケティングは、なぜ効果的なのでしょうか。ここからは、YouTube動画マーケティングを行なうメリットについて紹介します。
- ●YouTubeを見る人が多い
- ●手軽に始められる
- ●ターゲットを絞って配信できる
- ●分析機能が使える
- ●会社の資産として残る
- ●情報を伝えやすく記憶に残りやすい
YouTubeを見る人が多い
「YouTubeを見たことがない」という人はあまりいないのではないでしょうか。
2024年10月、グーグル日本法人は、日本国内のYouTubeのアクティブユーザー数を月間で7,300万人と公表しています。ユーザーの年齢層も幅広く、10代から40代は9割以上、60代でも7割以上の人がYouTubeを利用しています。
このことからもわかるように、YouTubeは、幅広い層に会社や商品・サービスの魅力を伝えられる媒体だといえます。
手軽に始められる
比較的手軽に始められる点も、YouTube動画マーケティングの大きなメリットの一つです。
テレビコマーシャルを打つためには、膨大な費用がかかります。制作費のみでも数百万円、放映料は数千万円から数億円かかる場合もあります(番組スポンサー企業として出稿する場合)。また、制作会社や広告代理店など、さまざまな立場の人と何度もやり取りを重ねながら、時間をかけて制作を進める必要があります。
一方、YouTubeは、無料で登録して動画を投稿するだけです。動画広告を配信したい場合は広告料が必要ですが、ユーザーが視聴しない限り費用は発生しないため、費用対効果が高いといえるでしょう。関係各所とのやり取りも少なく、スキルさえあれば一人でも簡単に始めることができます。
ターゲットを絞って配信できる
YouTubeを広告媒体として活用する場合、細かく広告を打ったり、多様な条件を設定できたりというメリットがあります。
テレビであれば決まった番組の決まった時間にコマーシャルが流れますが、YouTubeでは視聴者の年齢・性別・地域・趣味嗜好・ライフスタイルなど特定のターゲットに絞って配信できるため、狙いを定めた効率的なマーケティングが可能です。ターゲットでないユーザーには配信されないため、コストも抑えることができます。
先ほども少し述べたように、YouTubeには、ユーザーが一度検索したキーワードをもとに、アルゴリズムでユーザーが興味を持ちそうな動画を表示します。
例えば「フライパン おすすめ」というキーワードで検索して出てきた動画を一度視聴すると、その後もフライパンを紹介する動画がおすすめに表示されるようになります。
「フライパン おすすめ」と検索した人はフライパンに関心があり、購入したいと考えている人ですから、おすすめに関連動画が表示されると視聴する可能性が高いでしょう。また、動画に出てきたフライパンを購入する確率も高いと考えられます。
このように、YouTubeのアルゴリズムでおすすめに自社の動画が表示されると視聴されやすく、集客にもつながりやすいというメリットがあります。
分析機能が使える
YouTubeには分析機能が付いています。分析機能を利用すると、投稿した動画の総再生数や時間帯別の再生数、視聴時間、視聴率、コンバージョン率などさまざまなデータを取得することが可能です。
データをもとに良い点や悪い点を細かく分析し、動画の内容やターゲティングを改善することで、より効果を高めることができるでしょう。
YouTubeで使える分析ツールには、公式で提供されており無料で使える「YouTube Studio」や、有料で競合との評価などができる「NoxInfluencer」、有料でキーワード分析ができる「ahrefs」などがあります。
会社の資産として残る
YouTubeはストック型のコンテンツです。アップロードした動画は、自ら削除するか規約違反など何らかの理由がなければ、半永久的にYouTube上に残ることになります。
例えば、商品の使い方やメンテナンス方法などを動画にしてアップロードしておけば、ユーザーは何度でも見返すことができます。視聴数やお気に入り登録が増えれば、その動画の価値が上がり、おすすめ動画として多くの視聴者の目に触れる機会を得ることも可能です。
ユーザーの役に立ち、長い間多くの人に見てもらえる動画を作ることができれば、その動画が会社の資産となります。そのまま公開しておくだけで会社や商品・サービスの宣伝ができますし、ユーザー向けのマニュアルにもなります。さらに、視聴数が多いと、その動画自体が広告収入を生み出してくれるというメリットもあります。
情報を伝えやすく記憶に残りやすい
文字や絵と比べて、動画は短い時間で多くの情報を伝えることができます。1分間の動画で、なんとWebページ3,600ページ分もの情報を伝えることができるといわれています。
文字だけで説明するには難しい複雑な情報も、動画なら映像や図解、音声をフルに使うことができるため伝えやすく、相手に理解してもらいやすいでしょう。また、動画は視覚と聴覚を両方使うため、記憶が定着しやすいのもメリットです。
YouTube動画マーケティングを行なうデメリット
YouTube動画マーケティングにはさまざまなメリットがありますが、もちろんデメリットもあります。どのようなデメリットがあるのか紹介します。
時間と費用がかかる
先ほど、「YouTube動画は一人でも手軽に作れる」と説明しました。一人で費用をかけずに制作することは可能ですが、効果の高い動画を制作するためには、やはりそれなりのコストがかかってきます。テレビコマーシャル制作ほどの規模ではないにしても、企画から撮影、編集を経て1本のYouTube動画を完成させるまでには長い時間がかかりますし、多くの人がかかわることもあるでしょう。
本業が忙しいなか、YouTube動画を制作して公開し、結果を分析して改善する作業を続けるのはなかなか困難かもしれません。
すぐには効果が出ないことがほとんど
YouTubeの動画マーケティングは、一朝一夕で効果が出るものではありません。YouTubeチャンネルを開設して一から投稿をはじめ、結果を分析して改善策を講じ、再生数が増えてファンが付くようになるまでには、ある程度の時間がかかることがほとんどです。
なるべく短時間で効果を出したいのであれば、YouTube広告を出稿する、インフルエンサーにPRを依頼するといった方法もあります。しかし、これらの方法は広告費やギャランティなどの費用がかかってしまいます。
動画制作やマーケティングのノウハウが必要
YouTubeを使った動画マーケティングを始めたいと思っても、効果的な動画制作スキルや、動画を使ったマーケティングのノウハウがないと難しいでしょう。動画制作をしたことがない場合、作り方を勉強するのには時間がかかりますし、配信戦略についても学ばなければなりません。
また、YouTubeを使ったマーケティングはトレンドが変わりやすいのが特徴です。そのため、過去の成功例をマネしても必ず成功するとは限らないのが難しいところです。
まとめ
この記事では、YouTubeを利用した動画マーケティングについて紹介しました。
幅広い層が利用するYouTube動画は、会社の魅力や商品・サービスを伝え、購入や契約につなげてファンを増やすために非常に効果的なツールといえます。しかし、動画制作や動画マーケティングのノウハウがない人が始めるにはハードルが高いでしょう。
Shibuya Movieは、動画制作のプロ集団です。さまざまな動画制作で培った実績をもとに動画の目的を考え、その目的を達成するために効果的な演出や表現を行ないます。会社や商品・サービスの魅力が存分に伝わる動画制作は、Shibuya Movieにお任せください。
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