映像制作・動画制作のコラム
2024年10月4日
YouTube動画制作の料金相場・内訳を徹底解説!失敗しない外注のポイントも紹介
YouTube動画は、企業の商品やサービスの認知・集客・ブランディングに有効です。そのため、今ではYouTubeチャンネルを運用する企業が多数あります。
一方、「YouTubeチャンネルを運用したいが、自社には動画制作のスキルを持つ人材やノウハウがない」という場合もあるでしょう。その場合、動画制作を外注するのも選択肢の一つです。
この記事では、YouTube動画制作を外注する場合の料金相場や、外注先の選び方、失敗しない外注のポイントなどを紹介します。
目次
YouTube動画制作の料金相場
YouTube動画制作の料金は、依頼内容や動画の長さなどによって異なります。相場は1~2分程度の短い動画で数万~20万円程度ですが、クオリティにこだわるほど費用もかかり、1本100万円を超えることもあります。
外注先を制作会社にするか、フリーランスにするかでも相場は異なります。どちらの場合でも複数から見積りを取り、比較検討するのがおすすめです。
YouTube動画制作の料金の内訳
YouTube動画制作は、依頼する業務内容によって料金が大きく変動します。以下は、一般的な依頼内容と料金の内訳です。
企画費|5万円~
企画費(企画・構成費)には、YouTube動画のテーマやコンセプト策定、構成案作りなどが含まれます。料金の目安は5万円~で、台本の作成までを含めると50万円ほどかかる場合もあります。
企画・構成では、ターゲット層を選定し、視聴者の求める情報を掘り下げながら練っていきます。動画の土台となる部分のため、実績があり信頼できる外注先を選ぶとよいでしょう。
また、大まかでもよいので、自社でも企画や構成を考えておくことをおすすめします。外注先との間でイメージを共有しやすくなり、費用や時間の削減にもつながります。
撮影費|10万円〜
撮影費とは動画素材の撮影にかかる費用で、目安は10万円~です。内訳としては、撮影スタッフの人件費、レンタルスタジオの利用料、出張ロケを行なう場合は交通費・宿泊費などが含まれます。
YouTube動画では大がかりな撮影をする機会は少ないものの、求める動画の内容によっては100万円近くかかるケースもあります。
例えば、映像のクオリティを上げるためにカメラの台数を増やしたり、高額な機材が必要になったりした場合です。また、キャストが出演する実写では、出演料に加えてスタイリストなどの人件費も必要になります。
編集費|数万円〜
編集費は、撮影した動画素材の編集作業にかかる費用です。不要な部分のカットのほか、テロップやアニメーション、BGMの挿入などを行ないます。また、多くの場合、トランジションなどエフェクト(特殊効果)の挿入も適宜必要です。
シンプルな編集であれば、料金は数万円が目安です。ただし、編集の工数が多い動画や複雑な作業が必要な動画では、10万~20万円ほどかかるケースもあります。
YouTube動画制作の料金の事例
続いて、動画制作を手がける制作会社の事例をもとに、料金プランを紹介します。
料金設定については、企画から撮影・編集までをパックで提供している企業もあれば、必要な業務ごとに料金を提示している企業もあります。動画の長さによっても料金は変動するため、あくまでも参考としてお読みください。
A社
業務内容 | 料金 |
プラン①(1~2分程度の動画制作) 打ち合わせ、企画提案、BGM挿入、編集、ナレーション |
30万円+税~ |
プラン②(2~5分程度の動画制作) 打ち合わせ、企画提案、絵コンテ、撮影、BGM挿入、編集、ナレーション |
60万円+税~ |
プラン③(分数無制限) 打ち合わせ、企画提案、構成作家、絵コンテ、撮影、BGM挿入、編集、ナレーション、キャスティング、撮影スタジオ |
100万円+税~ |
B社
業務内容 | 料金 |
YouTube編集代行(15分以内の動画制作) オフライン編集・テロップ挿入・BGM/SE挿入など |
3万5,000円~/本 |
企画・ディレクション | 5万~20万円 |
ディレクター手配(1日) | 7万円~/1名 |
カメラマン手配(1日) | 6万円~/1名 |
音声、スタッフ手配(1日) | 4万円~/1名 |
C社
業務内容 | 料金 |
動画サイト特化型編集 (素材10分以内) (素材15分以内) (素材20分以内) |
1万5,000円 1万8,000円 2万円 |
ナレーション録音(5分程) | 1万5,000円/1本 |
サムネイルデザイン | 4,000円/1本 |
動画アップロード代行 | 1,500円/1本 |
撮影スタッフ派遣(1日) | 6万円~ |
Shibuya Movie
業務内容 | 料金 |
Entry Plan(撮影時間 1~2時間程度) 無料企画構成(内容による)、キャスト手配、ナレーション、ロケ地・スタジオ手配 |
15万円~ |
Light Plan(撮影時間 2~4時間程度) 無料企画構成、キャスト手配、ナレーション、ロケ地・スタジオ手配、アニメーション、インタラクティブ |
50万円~ |
Basic Plan(撮影時間 4~8時間) 無料企画構成、キャスト手配、ナレーション、ロケ地・スタジオ手配、アニメーション、インタラクティブ、CG(内容による) |
100万円~ |
Premium Plan(撮影時間 1日以上) 無料企画構成、キャスト手配、ナレーション、ロケ地・スタジオ手配、アニメーション、インタラクティブ、CG |
200万円~ |
制作会社とフリーランスどっちに依頼する?
手軽に動画編集ができる時代になったとはいえ、YouTube動画の制作には専門のスキルやノウハウが必要です。手間も時間もかかるため、外注は有力な選択肢です。
外注先には制作会社とフリーランスがあり、それぞれにメリット・デメリットがあります。以下を参考に、動画を作る目的や予算などを踏まえて選択するとよいでしょう。
制作会社に依頼するメリット
制作会社に依頼するメリットは、動画制作のスキルや視聴者を惹きつける確かなノウハウを持っていることが多い点です。
動画制作に特化した制作会社であれば、マーケティング視点を取り入れた運用支援も行なっていることがあります。
また、高性能なカメラや編集ツールを取り入れていることも多く、アニメーションやCGなど高度な技術も期待できます。
クオリティの高い動画を制作したい方、制作から運用まで広範囲のサポートを希望する方は、制作会社への依頼がおすすめです。
制作会社に依頼するデメリット
制作会社では専門のスタッフがチームを組んで取り組むため、フリーランスに比べて料金が高くなりがちです。会社によっては、進行スケジュールの変更や、着手後の細かい調整などが難しい場合もあるでしょう。
フリーランスに依頼するメリット
フリーランスに依頼するメリットは、制作会社に比べて料金が抑えやすい点です。クオリティや単価が制作会社と同程度でも、人件費や間接費がかからない分、安く請け負ってもらえる可能性があります。
フリーランスに依頼するデメリット
フリーランスに依頼するデメリットは、スキルの見極めが難しいことです。クラウドソーシングサイト等では、経験の少ない方が動画制作を請け負っていることもあり、実績をしっかり確認する必要があります。
また、フリーランスは基本的に1人で作業を行なうため、バックアップ体制が担保されていません。例えば急な病気やケガにより、約束どおりに納品されない可能性もあります。規模の大きな動画制作なども難しい場合が多いでしょう。
YouTubeの動画制作を外注する際のポイント3つ
YouTube動画制作を外注する際は、事前の準備が大切です。以下に、外注先に依頼時のポイントを3つ紹介します。
1.外注先の得意分野を確認する
「費用が安い」という理由だけで決めてしまうと、期待どおりの成果物が納品されないおそれがあります。
外注先を選定する際には、必ず実績やポートフォリオ(作品集)を確認しましょう。クオリティはもちろん、自社の求めるイメージやニーズに合っていることが重要です。
制作会社の多くは、公式サイトに制作実績を掲載しています。実績を見れば、どの分野の制作物が多いのか、動画のイメージはカジュアルかビジネス寄りかなど、大まかな雰囲気がわかります。自社が求める動画イメージに合致する作品を探してみましょう。
2.委託前に予算と目的を明確にする
外注する場合は、あらかじめ予算の幅を決めておきます。動画制作は一般的に、作業が増えたり高度化したりするほど費用がかかります。予算次第では、希望する動画制作が難しい場合もあるでしょう。
そのような場合には、「依頼する作業」と「自社でできる作業」を分ける方法も有効です。例えば、台本や動画素材を自社で用意する代わりに、編集に費用をかけてクオリティを上げるなどです。
動画を制作する目的も、しっかり精査しておきましょう。「商品の販促」と「自社のブランディング」では、動画のイメージや制作過程も異なります。予算と目的を明確化したうえで複数から見積りを取り、項目や単価を見比べて決めることをおすすめします。
3.完成イメージを共有する
希望どおりの動画を作ってもらうためには、依頼時にイメージとなる動画を共有することが重要です。言葉や文字だけでは伝わりにくいため、外注先の制作実績などからニーズに合う動画を探してみましょう。
修正の可否についても、事前に確認をしておきます。いくら念入りに打ち合わせをしても、仕上がりを見て「もっとこうしてほしい」という要望は出てくるものです。制作会社のなかには、料金プランで「修正は〇回まで無料」と定めているところもあるのでチェックしておきましょう。
YouTube動画制作の料金を抑える方法
最後に、YouTube動画制作の費用を抑える方法を解説します。
動画をテンプレ化する
YouTubeのチャンネル登録者数や再生回数を増やすには、動画を定期的にアップロードすることが大切です。そこで、定型化できる内容に関しては、構成や流れをパターン化しておくことをおすすめします。
動画のテンプレートを作っておけば、台本を作る手間や編集作業にかける時間が削減でき、費用も抑えられるでしょう。
複数の動画制作をまとめて依頼する
複数の動画をまとめて依頼すると、撮影したシーンを別の動画でも使えるなど、作業工程をカットできることがあります。
初回の依頼では動画のクオリティを確認する必要がありますが、継続して依頼するのであれば、2本目以降のチェックの工程も抑えやすくなります。制作会社によっては、まとめて依頼すると料金が割引されることもあるため、活用しましょう。
撮影をスタジオで行なう
外で撮影を行なう場合は、移動に費用がかかるほか、場所によっては撮影許可を取る必要があるなど手間もかかります。
一方でスタジオ撮影であれば、移動費や時間の節約が期待できます。この際、背景にグリーンバックを使うと、さまざまな背景に合成できるため便利です。グリーンバックとは名前のとおり緑色の背景のことで、手軽に映像合成が行なえることから、動画制作で積極的に活用されています。
撮影場所を固定する
YouTube動画は一般的に、更新頻度を高めることで登録者数の増加が期待できます。ただし動画の量産に際してはコストバランスも重要であり、効率よく撮影を行なう必要があるでしょう。
一つの方法として、撮影場所や撮影方法は固定しておくことをおすすめします。特にスタジオを利用する場合は、照明(ライティング)や構図、カメラアングルの検討が必要です。いつも使っている撮影場所や撮影方法があれば、これらの作業を省略できます。
例えば商品紹介が目的の動画であれば、商品を入れ替えるだけですぐに別の動画を撮影できるため、一度のスタジオ利用で複数の動画撮影が可能です。
視聴者にチャンネル内の動画を閲覧してもらうためには、統一感も求められます。テーマやジャンルが異なる動画ばかりだと、視聴者が離脱してしまうからです。その対策としても、撮影場所や撮影方法の固定は有効です。
YouTubeの動画制作ならShibuya Movieにお任せください
YouTube動画の制作なら、Shibuya Movieにお任せください。Shibuya Movieは、商品や企業の魅力をシネマティックに表現することを得意としています。
少数精鋭のクリエイティブチームが、企画から編集まですべての工程をワンストップで行ないます。ご要望やご予算によっては、アニメーションやCGなど高度な技術を用いた映像制作も可能です。
まとめ
YouTube動画の制作には、専門のスキルやノウハウが求められます。手間や時間をかけずに動画制作をしたい方には、外注が有力な選択肢です。
外注先は、制作会社もしくはフリーランスから選びます。料金相場やメリット・デメリットなどが異なるため、動画制作の目的や予算を明確にしたうえで選定しましょう。
ほかにはないハイクオリティな動画をお求めの方は、シネマティックな映像を低価格で実現できるShibuya Movieがおすすめです。まずはお気軽にお問い合わせください。