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映像制作・動画制作のコラム

2022年9月30日

映像制作、動画制作はグラフィックボード(グラボ)選びがキモ!グラボの選び方のポイントを解説

映像制作、動画制作はグラフィックボード(グラボ)選びがキモ!グラボの選び方のポイントを解説

映像、動画制作をおこなう上でもっとも重要な要素はグラフィックボードであると言っても過言ではありません。このグラフィックボードの性能によって、制作をおこなう際の快適さや、そもそもディスプレイモニターに制作物を正しく表示できるかどうかが決まってきます。ソフトの進歩によって、動画制作は誰でも簡単に始められるようになりましたが、動画制作は高い演算能力をPCに求める作業であり、演算能力の低い環境では簡単なはずの作業がスムーズにおこなえないこともしばしばあります。

ということで今回は、その演算能力のキモであるグラフィックボードについて解説していきたいと思います。

そもそもグラフィックボード(GPU)とは?

グラフィックボード(GPU)は、ディスプレイモニターに画像や映像を映しだすための演算を担うパーツです。通常はマザーボードにもグラフィックボードは搭載されていますが、これは最低限の出力をおこなう程度の機能しかなく、4Kなどの美しい映像や動画をなめらかに表示させるには力不足であることがほとんどです。従って、動画編集やeスポーツなど、映像出力にプライオリティの置かれるPCには必ずと言っていいほど独立した高性能グラフィックボードが搭載されています。

グラフィックボードは、CPUと違い幅広い作業の演算を担うことはできませんが、同じ作業の演算能力はCPUよりも圧倒的に高く、その性質から仮想通貨のマイニングなどにも利用されており、中国で仮想通貨の取り扱いに規制がかかるまでは、マイニングを目的に大量のグラフィックボードが中国に流れ、一時的にグラフィックボードの価格が高騰していたこともありました。

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グラフィックボードを変えると何が変わる?

グラフィックボードの性能によって映像出力に差が出るということはお伝えしてきましたが、もう少し具体的なところを解説しますと、特に差が出る作業はレンダリングとエンコード、またエフェクトやトランジションなどを重ねた時もあきらかに差が現れます。レンダリングやエンコードについては、スペックや尺によって作業にかかる時間に数時間の差が出ることもざらにあることです。

グラフィックボードの種類

グラフィックボードは現状NVIDIAがリリースしていGeForceか、AMDがリリースしているRadeonのどちらかを選択することになるでしょう。イメージとしては、GeForceは安定した性能でその分価格も高く、Radeonは得意なことと不得意なことがあり安定感はGeForceに劣るが、その分価格が低く省電性能が良くなっています。自作でAMD製のCPUを検討されている方などは、Radeonを選択するのもありですが、基本的にはGeForceシリーズが安定しているので、GTX980以上の性能のもがおすすめです。GeForceの現行ハイエンドモデル、RTXシリーズであればRTX20番台などの少し古いものでも全く問題なく動画編集ソフトがサクサク動きますのでおすすめです。

まとめ

今回はグラフィックボードについて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。動画制作というと、初めにどの編集ソフトにするか~と言ったことから考える方が多いですが、本当に考えるべきはPC自体のスペックについてです。編集ソフトも重要ですが、起動させるPCのスペックが低いと、そもそも起動すらしないということが普通にあります。ですので、特にグラフィックボードのスペックや種類に注目してPC選びやグラボ交換をおこなっていただくのが良いでしょう。

手元にそれほど良くないスペックのPCがあるようでしたら、一度利用予定の編集ソフトを起動してみるのも良いでしょう。YouTubeなどにある初心者向けのチュートリアル動画を試しに一つ取り組んでみて、仮にその環境で快適にソフトが動かせるようであれば問題ないですし、逆にうまく動かないということがどういうことか体験できれば、それはそれでグラフィックボードの重要性について良い体験になると思います。

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