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映像制作・動画制作のコラム

2022年9月13日

VR動画・映像はどうやって作る?徐々に盛り上がりを見せるVR動画について、作り方などを改めて解説

VR動画・映像はどうやって作る?徐々に盛り上がりを見せるVR動画について、作り方などを改めて解説

近頃、コロナ禍の影響もあり企業の商品・サービス紹介や社内見学、VR展示会など、さまざまな場面でVR動画を見かける機会が一段と増えてきました。本記事では実写撮影をベースとしたVR動画について、作り方などを改めて解説します。

VR動画とは?360度動画との違いについても解説

VRとは、Virtual Reality(バーチャル・リアリティ)の略で、日本語では仮想現実とも呼ばれます。そしてVR動画とは仮想現実の中で主観的に景色を見られる動画のことで、自宅や施設にいながら世界中を観光したり、リアリティのある映画を観たりと、新感覚のコンテンツとして普及が進んでいます。

一方360度動画とは、カメラの周囲360度を記録した動画です。どちらも360度の全方位を視認できることには変わりませんが、主な違いは「VRゴーグルの有無」です。VR動画では、専用VRゴーグルを用いて、主観で360度を見ることができます。360度動画ではマウス操作などを通しスクリーン上で360度全方位を見られるのが特徴です。

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VR動画制作は難しい?

VR動画は先進的な技術を用いているため、制作も難しく莫大な予算がかかるイメージがありますが、実はそんなことはありません。VR動画は一見制作が難しそうに見えますが、360度カメラを使えば誰でも簡単に制作することができます。360度カメラで撮影した動画データを、専用のソフトで編集するだけで制作可能ですので、編集用のパソコンやカメラは必須ですが、難易度だけでいえば普通の動画制作とあまり変わらないのです。

VR動画の制作、公開手順

VR動画の実際の作り方を、以下の4ステップで紹介します。

①動画の内容を企画する
②360度カメラで撮影する
③撮影した動画を編集する
④制作した動画をアップロード、公開する

①動画の内容を企画する

VR動画は視聴者が視点を自由に決められることが最大の特徴であるため、受け手にどのような体験を提供したいかをまず考えます。VR動画は360度すべてが見回せるため、動画内の情報量が多くなります。360度が見回せる中で、いかにユーザーが内容を直感的に理解し、リアルな体験を提供できるかを考慮する必要があります。ケースによっては特に大きなコストのかかるVR動画においてはこのプランニングが一番重要だといわれているので、しっかりと時間をかけて企画しましょう。

②360度カメラで撮影する

VR動画撮影では360度撮影できるカメラ1台で撮影する場合や、180度撮影のカメラを複数台使う場合など、さまざまな撮影パターンがあります。VR動画制作が初めての方は、アクションカメラ「GoPro MAX」など、1台で360度撮影できるカメラがおすすめです。

撮影方法としては「定点撮影」「手持ち撮影」の2種類があり、目的やシーンに合わせて変化をつけることができます。定点撮影は、風景をしっかり映したい時やナレーションなどを追加したいときに有用です。手持ち撮影は、広い空間を移動するなどアクションを見せたい時に適しています。

③撮影した動画を編集する

撮影した動画を編集するためにはまず、動画データをVR動画専用のソフトで編集可能な形式に変換します。データを変換ができたら、編集ソフト側の設定を行い、ソフト内でファイルをアップロードし、フォーマットを「360度」に設定することで編集可能な状態となります。

VR動画の編集には撮影した動画をつなぎ合わせる「スティッチング」と呼ばれる作業があります。あらゆるアングルで撮影した動画を、タイミングや明るさ、振動の有無などの観点からつなぎ合わせていきます。スティッチングの完成度は動画のクオリティに大きな影響を与えるため慎重に進めていくのがポイントです。

④制作した動画をアップロード、公開する

公開媒体は多くありますが、今回はYouTubeを例として紹介します。YouTube上でVR動画を公開する際には、本体のデータに関する付帯情報である特定のメタデータを動画に付随する必要があります。VR動画の場合、「動画」に対して「360度」という追加情報を付け加えます。

動画にメタデータを挿入するには、「360 Video Metadata」という専用のアプリを使います。メタデータの設定が完了したら、動画をアップロードし公開します。情報量の多いVR動画は再生できるようになるまでに1時間ほどかかる場合もあるので、アップロードが完了した後に時間をおいて確認してみましょう。

まとめ

VR動画は、誰にでも手軽に挑戦できます。しかし、通常の動画と比べると、企画やスティッチングに時間がかかります。そしてクオリティの高い動画を作成するためには、ある程度の社内リソースを覚悟しなければなりません。ハイクオリティのVR動画を制作する場合には一度、当社のようなプロに相談してみてはいかがでしょうか。

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