映像制作・動画制作のコラム
2022年8月23日
ドキュメンタリーな動画を作る上で知っておきたい、映像表現やコツを徹底紹介
2021年はドキュメンタリー映画がこれまでにないほど充実した年だったと言われています。中でもスパイク・リー監督によるデヴィッド・バーンのコンサート映画『アメリカン・ユートピア』は、単なるコンサートのドキュメントではなく、コロナをきっかけに噴出した人種問題をはじめとするさまざまな社会問題に対し、音楽を通して回答を模索するようなエネルギッシュなドキュメンタリー作品でした。また、2021年4月23日に公開されたチェコの映画『SNS -少女たちの10日間-』も、強烈なドキュメンタリー作品として話題を呼びました。SNSを題材としたドキュメンタリーはこれまでも数多く制作されていますが、その「闇」の部分にフォーカスし、制作サイドからガッツリと「仕掛けていく」という手法は画期的でした。このように、ジャンルとして歴史も長く、決して新しい手法ではありませんが、ドキュメンタリー作品は常に注目を集めています。
本記事では、上記のようなドキュメンタリー映画のように大掛かりなものだけでなく、動画広告でもよく用いられるユーザーインタビューのドキュメントやVlogなどの記録動画などにもすぐに応用できる、ドキュメンタリーな動画を作る上で知っておきたい、映像表現やコツを徹底紹介します。
ドキュメンタリー動画とはどのようなものを指すか
ドキュメンタリー動画とは、特定のテーマをありのままに伝える映像作品です。「記録映画(動画)」とも呼ばれており、以下のような映像に代表されます。
・インタビュー取材
・1日密着
・動植物の生態観察
・街並みなどの景色の観測撮影
ドキュメンタリー動画が通常の映像作品と異なるのは、内容が「ノンフィクション」であることです。脚色などは一切せずに、あくまでも事実や出来事を映し出します。そのため、ドキュメンタリー動画を制作する際は、ナレーションを加えたり、インタビューに補足情報を加えるなど、その出来事がより伝わりやすいように工夫することが大切です。
初めての映像制作の方にも、ご不安なくご利用いただけるよう制作の流れやご活用方法まで、
丁寧にご案内させていただきます。お客様の映像制作のゴールを達成するため
企画~撮影、完成まで専任チームが伴走いたします。
ドキュメンタリー動画制作のコツ3つ
①あからさまな演出を避ける
撮影時にあからさまな演出を行うと、ドキュメンタリーの良さであるリアリティを失ってしまう恐れがあります。ヤラセ感がバレてしまった途端、視聴者は興醒めしてしまいます。目の前で起きている事象を包み隠さず撮影し、偽りの無いドキュメンタリー制作を心がけましょう。
②インサート映像を多数用意する
内容やコンセプトにもよりますが、ドキュメンタリー動画では、動画の最中に使用するインサート動画が重要になるケースが多くあります。例えば、インタビューの対象者の表情だけを紹介しても間延びしてしまう恐れがあるため、その人物と関連性の高いものや状況のインサートを追加すると、映像に奥行きや物語性が生まれやすくなります。インサートが多くあると編集時に役立つので、インサートを多めに撮影することはぜひ覚えておいてください。
③取材対象をさまざまなアングルから撮影する
取材対象をできるだけさまざまなアングルで撮影することが重要です。例えば、話をしている人物の表情だけでなく、作業をしている手元や目線、背後からの様子など、さまざまなアングルから押さえます。こちらもインサートとして活用でき、より魅力的なドキュメント映像を制作するための素材となります。
まとめ
ドキュメンタリーな動画を制作するためには、あからさまな演出を避け、アングルや撮影方法のバリエーション、インサートの撮影が重要となります。大掛かりな機材などがなくても、少しの工夫で視聴者の惹きつける作品が制作可能という点においてもドキュメンタリー作品は魅力的です。ぜひ、紹介してコツを参考にして試してみてはいかがでしょうか。
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