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映像制作・動画制作のコラム

2022年5月17日  最終更新日:2026年2月10日

ホログラム動画で映像のクオリティに差をつける!作り方・活用事例を紹介

ホログラム動画で映像のクオリティに差をつける!作り方・活用事例を紹介[

近年、立体的でインパクトのある映像演出として「ホログラム動画」が注目を集めています。Research And Markets.comによる、世界のホログラフィック市場に関するレポートでは、3Dホログラフィックイメージが「広告分野における次の主役」になるとまでいわれました。

実際に、現在ではデジタルサイネージやイベント演出、店舗プロモーションなど、ブランド体験を高める手法の一つとして、さまざまなシーンで活用が進んでいます。

本記事では、ホログラム動画の基本的な仕組みから、実際の活用シーン、制作方法まで詳しく解説します。映像のクオリティで差をつけたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

そもそも、ホログラムとは?

そもそも、ホログラムとは?

何もない空間に、あたかも存在するかのように表示させる技術を「ホログラム」といます。ギリシア語の「Holos(「完全」という意味)」と「Gram(「情報」という意味)」を合成して作られた言葉です。XR技術が身近になるにつれて、「ホログラム」を使った映像表現に触れる機会が多くなってきました。

革新的なホログラフィック技術は、人々の注目を集めることができるため、巨大なディスプレイなどOOH広告に最適です。ホログラムは触ったり感じたりすることはできませんが、空中に浮遊するように表出させることができます。そのため、一般的な動画広告が飽和するなかでも差別化でき、マーケティングツールとしても強力です。

ホログラム動画のおもな表現方法と事例

ホログラム動画のおもな表現方法と事例

ホログラム動画と一口にいっても、その見え方や体験の質は、採用する技術によって大きく変わります。ここでは、広告やイベント演出でも活用されている代表的な3つの手法について、特徴がわかる事例とともにご紹介します。

ペッパーズゴースト

ペッパーズゴーストは、19世紀の劇場で「幽霊」を登場させるために考案された視覚トリックです。ミラーガラスという特殊なガラスに映像を反射させ、実際には存在しない対象が存在しているように見せる仕組みで、現在では「擬似ホログラム」として広く利用されています。

構造もシンプルなため、イベント演出から展示、ライブパフォーマンスまで幅広いシーンで使われている手法です。近年はボーカロイドライブやショールーム展示、教育向けコンテンツなどでも採用され、空間表現の定番手法となっています。

初音ミクやPerfumeのコンサート演出は、ペッパーズゴーストの特徴を活かした代表的な活用例です。

【ペッパーズゴースト事例】

キャラクターや人物が実際にステージ上にいるかのような、圧倒的な没入感は話題となりました。

古典的な技法ながら、東京ディズニーランドの「ホーンテッドマンション」でも使われ続けており、現代のエンターテインメントでも人気の手法です。

水蒸気方式

水蒸気方式は、霧のように噴出させた水蒸気をスクリーン代わりにして映像を投影し、空中にビジュアルをつくり出す手法です。水蒸気が光を反射することで、立体的な表現が可能になり、イベント会場や商業施設などで新感覚の演出として広く採用されています。

視覚的なインパクトが大きく、プロモーション効果も期待できる方法ですが、湿度や風の影響を受けやすいため、特に屋外では設置環境の調整が重要になります。

水蒸気方式を活用した事例として知られているのが、表示技術「Displair」です。

【水蒸気方式事例】

霧を利用した映像表示に加えて、手をかざすと反応するという操作性が、体験型のプロモーションやイベントで注目を集めました。従来のスクリーン演出とは異なる、動きと連動した表現が可能な点が水蒸気方式の特徴です。

ホログラフィックディスプレイ

ホログラフィックディスプレイは、本来のホログラム技術に基づく表示方法です。

物体から発せられる光と参照光を感光媒体に照射し、その干渉パターンを記録することで、立体映像を再現する仕組みになっています。記録された干渉縞に参照光を再度当てると光が回折し、奥行きや視差といった物体光の情報がそのまま再現されるため、三次元的な映像が空中に浮かんで見えるという仕組みです。

通常の映像が平面情報のみを扱うのに対し、ホログラムでは光の強さ・色・方向といった要素まで記録できるため、観る角度によって見え方が自然に変化します。産業用途から美術展示、教育、エンターテインメントまで活用領域は広がっており、今後はさらなる高精細化や大型化が期待されています。

本格的なホログラム技術を活用した代表例として、ロンドン拠点のHYPERVSNがアディダス向けに制作したホログラフィック動画があります。

【ホログラフィックディスプレイ事例】

アディダスのロゴやスニーカーが立体的に浮かび上がるディスプレイ展示は、視覚的なインパクトで話題を呼び、来客数は通常時の12%増になったということです。

ホログラム動画が実際の販売促進やブランド体験にも直結することを示した、好事例といえるでしょう。

ホログラム動画を活用する3つのメリット

ホログラム動画は、従来の平面映像では得られない独自の体験を視聴者に提供できます。それにより、広告や展示でどのような効果が期待できるのか、ホログラム動画活用の3つのメリットをみていきましょう。

3つのメリット

1.視覚インパクトによる集客効果を期待できる

立体的でリアルに浮かび上がるホログラム動画は、来場者の興味を強く引きつけるため、展示会やイベント、店舗プロモーションなどでの集客効果が期待できます。さらに、映像の前に人が集まることで「人が人を呼ぶ」効果も生まれ、自然な来場者増加も見込めるでしょう。

また、珍しい映像表現はSNSへの投稿や話題化の促進にもつながります。映像体験が拡散されることで、ブランドや製品の認知は拡大していきます。ホログラム動画の圧倒的な視覚的インパクトは、単なる広告以上の可能性を秘めているといえるでしょう。

2.製品の魅力をリアルかつ多角的に伝達できる

ホログラム映像では製品を実物のように立体的に表示でき、あらゆる角度から細部や機能を確認できるため、詳細な情報を伝えたい企業にとって最適なツールです。高価な商品や大型製品など実物を持ち込むのが難しい場面でも、ホログラム動画を活用すれば、製品をリアルに再現できます。

また、構造や動作を視覚的に示せるため、顧客の理解促進や購買意欲の向上にもつながります。さらに、映像であることから破損や盗難のリスクもなく、安全で魅力的なプレゼンテーションが可能です。

3.高度な技術活用がブランドイメージの向上につながる

ホログラム動画の先進的な映像技術を活用すれば、企業の革新性や技術力の高さを強く印象付けることができます。「技術力が高い」「独自性がある」といったブランドイメージを形成することで、競合との差別化も可能です。

特にBtoBの商談や展示会などのビジネスシーンでは、最新技術を取り入れた演出が信頼感やイノベーションの象徴として機能しやすく、ブランド価値の向上に直結します。

ホログラム動画の活用シーン

ホログラム動画の活用シーン

ホログラム動画は、立体的で目を引く映像表現により、さまざまな場面で効果的に活用できます。ここでは、展示会・イベントや店舗における販促、専門分野での応用など、ホログラム動画を有効活用できるシーンをご紹介します。

展示会・イベントブースでの製品紹介

ホログラム動画を展示会やイベントブースに導入すれば、来場者に強い印象を残すプロダクト紹介が可能になります。3Dホログラムなら、>実物を持ち込むのが難しい大型機器や高価格帯の商品でも、細部や動作をリアルに再現できます。

例えば、LEDホログラムファンを用いた浮遊する製品モデルは、来場者の注目を自然と集め、ブース内での滞留時間を増やす効果が見込めるでしょう。また、人が映像に見入ることで自然な集客が生まれ、商談や名刺交換の機会にもつながります。革新的な映像表現はSNSでもシェアされやすく、企業のブランド力や話題性を高めるPR効果として抜群です。
さらに、3D CGホログラムを活用して、水や炎など会場での再現が難しい要素を演出することで、展示テーマに即した独自のストーリーを表現することもできます。

小売店舗・ショールームでの販促

小売店舗やショールームでは、ホログラム動画を使って商品の美しさや魅力を強く印象付けることができます。実物を手に取れない状況でも、あらゆる角度から見られる立体的な映像を用意することで、来店客の関心を自然に引きつけられます。

特に、高価格帯の商品や新作商品のディスプレイにおいては、ホログラム動画で詳細な特徴や使い方をリアルに表現できるのが強みです。加えて、ホログラムと連動したジェスチャー操作やタッチ操作などのインタラクティブ機能を取り入れれば、より没入感のある顧客体験を提供できます。

ホログラムファンなど低コストで導入できるディスプレイを使えば、新規性の高いビジュアルを手軽に展開可能です。例えば、店舗のエントランスに設置すれば、通行客の視線を集めて来店を促す強力なプロモーションツールになります。

ステージ演出・ライブ

ホログラム技術で実在しないキャラクターや故人アーティストをリアルに再現し、ステージ演出やライブに使用すれば、観客に強い感動を届けることが可能です。

例えば、初音ミクのようなバーチャルシンガーによる3DCGライブは、本物のパフォーマーと融合したホログラム映像により、没入感のあるステージとして人気です。

また、故人のアーティストを“復活”させる演出も実現しています。マイケル・ジャクソンのホログラムが、Billboard Music Awardsで「Slave to the Rhythm」を歌いながらムーンウォークを披露。舞台上には実際のダンサーも配置され、幻想的かつ臨場感あふれるパフォーマンスとなりました。

ホログラムを活用したステージでは、リアルなパフォーマーとの融合というライブ演出により、従来のライブにはない新たな視覚体験を創出できます。

教育・医療・建築など専門分野での活用

ホログラム動画は難解な情報を視覚的にわかりやすく伝えられるため、専門分野においても強力なツールとなります。

教育現場では、3Dホログラムを使った仮想教室や実験映像によって、地理的な制約を超えた質の高い学びを提供することが可能です。例えば、ケンブリッジ大学では、ホログラムの患者(HoloScenarios)を用いた医学生のトレーニングが行なわれています。緊急事態などの臨床シナリオをリアルに再現できるため、意思決定能力の向上に貢献しています。

医療分野では、外科シミュレーションや臓器の3Dモデル表示により、医師の理解および技術習得を支援することが可能です。ホログラムであれば、安全かつ詳細な解剖構造の可視化が可能で、手術計画や教育に役立っています。

建築分野でも応用が進んでいます。設計図や構造モデルを空中に立体表示することで、施主と設計者の間で認識を共有し、工程の説明をより直感的に行なうことが可能です。

ホログラム動画の制作方法

ホログラム動画の制作方法

ホログラム動画を制作するには、自社で制作するか専門業者に外注するかという二つの選択肢があります。それぞれメリット・デメリットがあるため、目的や予算に応じて最適な手段を検討しましょう。

自社で制作する

ホログラム動画は、基本的な映像編集スキルと専用ソフトがあれば、自社でも比較的手軽に制作可能です。流れは、スマートフォンやデジタルカメラで撮影した素材を編集ソフトで加工するというもの。簡易的なホログラムであれば、無料や低価格のソフトでも対応できます。

制作の流れは以下のとおりです。

1. ホログラム映像素材の撮影(黒背景やグリーンスクリーン推奨)
2. 映像編集ソフトの準備(Filmoraなど初心者向けソフトでOK)
3. 撮影動画の不要部分をカット、映像の上下左右にコピー・配置して立体感を調整
4. 背景色の変更や微調整を行ない、ホログラムに適した形式で書き出し
5. 投影デバイスで映像をテストし、必要に応じて修正

ホログラム映像の感触をつかみたいなら、上記の方法で低コスト・スピーディーに試作できます。本格的な3D映像の制作や立体投影を目指す場合は、より専門的な機材や技術が必要となるため、外注の検討も視野に入れましょう。

制作を外注する

専門的な技術や高品質な3D映像表現を求める場合は、外注を検討すべきです。プロの映像制作会社では、3Dモデリングやエフェクト合成、最適な投影方式の提案までトータルで対応してもらえるケースが多く、完成度の高いホログラム動画を制作できます。

自社制作に比べてコストはかかりますが、信頼できる外部パートナーへの依頼は、クオリティやブランドイメージの向上に直結します。特に、複雑な製品説明や大規模展示、ステージ演出など高度な映像表現が必要な場面では、外注による制作がおすすめです。

経験豊富な制作チームと連携すれば、技術的な制約を気にせず、よりインパクトのあるホログラム演出を実現できます。

ホログラム動画を制作する際のポイント

ホログラム動画を制作する際のポイント

ホログラム動画の制作は、自社制作する場合と外注する場合で押さえるべきポイントが異なります。それぞれの注意点を理解し、効率良く魅力的な映像を制作していきましょう。

自作する場合のポイント

自作する場合に気を付けたいポイントは以下の2点です。

  • ●黒背景の撮影と光の反射に注意する
  • ●投影機器での表示テストを繰り返し行なう

黒背景の撮影と光の反射に注意する

ホログラム効果を最大化するには、映像素材を黒背景(あるいはグリーンスクリーン)で撮影するのが重要です。背景が均一でないと、立体映像の“抜け”が悪くなり、ホログラムの質が大きく損なわれる可能性があります。

また、光の反射や影が強いと、映像のコントラストが崩れ、立体感が弱まるので注意が必要です。例えば、黒布を使う場合は反射を抑えた深い黒の素材を選ぶことで、投影時の映像が鮮明になります。

投影機器での表示テストを繰り返し行なう

完成した動画は、実際に使う投影機器を使って繰り返しテストすることが非常に重要です。立体感や視認性を確認しながら、照明環境や観客の視点も含めて細かくチェックしましょう。

明るさやコントラストが適切でないと、ホログラムの立体表現が弱まる可能性があります。問題点があった場合は、編集ソフトに戻って微調整が必要です。また、投影装置によっては光源の角度や明るさの最適化が映像のクオリティに直結するため、検証を重ねながら最終調整を行ないましょう。

外注する場合のポイント

外注する場合は以下の2点を押さえましょう。

  • ●目的・納期・品質要件を確実に共有する
  • ●コストと修正対応の範囲・費用を事前に明確化する

目的・納期・品質要件を確実に共有する

外注する際には、完成イメージや使用目的、納期、品質基準を具体的かつ詳細に伝えることが非常に重要です。例えば、動画の目的・ターゲット・配信媒体を事前に整理しておけば、制作会社と認識のズレが生じることを防げます。

また、納期を明確に設定しつつマイルストーンを共有し、途中経過をチェックすることで、スケジュール遅延のリスクも低減できます。ミスマッチを避けるためにも、企画段階で制作会社と綿密な意思疎通を図り、ビジョンや要件をしっかりすり合わせましょう。

コストと修正対応の範囲・費用を事前に明確化する

修正の回数や追加作業にかかる費用も、事前に確認しておくことが重要です。多くのトラブルは、修正の上限が契約書に明記されておらず、発注側が「いくらでも直せる」と考えてしまう点から起こります。

「無償修正は何回までか、それ以上はどう課金されるか」といった点を、見積書や覚書に具体的に反映・記載してもらうことが必要です。最終的な契約書でも、修正対応の費用範囲が明示されているかしっかりチェックしましょう。

まとめ

ホログラム技術は、歴史は長いながらも、舞台演出など限られた分野でのみ使われてきた技術でした。しかし、近年の映像技術の進歩により、広告・イベント・教育・医療などさまざまな分野で活用されるようになっています。

立体的で視覚的インパクトのあるホログラム動画は、製品やブランドの魅力を効果的に伝えることができ、集客や認知拡大にも寄与します。3Dホログラムを効果的に活用すれば、従来の映像表現とは一線を画した、大迫力のプロモーションを実現できるでしょう。

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