映像制作・動画制作のコラム
2022年5月17日
ホログラム動画で映像のクオリティに差をつける!ホログラムの使い方を事例と共に解説
ホログラムを用いた動画表現を目にすることが増えてきました。それもそのはず、Research And Markets.comによる、世界のホログラフィック市場に関する2020年のレポートでは、3Dホログラフィックイメージが「広告分野における次の主役」になると予測し、小売業でのマーケティングにホログラフィックディスプレイが採用されつつあることは、市場成長を促進する主な要因の1つであることが指摘されています。
本記事では、実際にホログラムを使った動画広告の事例と共に、特に有効なホログラムの使い方を解説します。
目次
そもそも、ホログラムとは?
何もない空間にあたかも存在するかのように表示させる技術を「ホログラム」と言います。XR技術が身近になるにつれて、「ホログラム」を使った映像表現に触れる機会が多くなってきました。ホログラムとは「映像が立体的に記録・再生されている媒体」のことを指し、ギリシア語の「完全」という意味の「Holos」と「情報」という意味の「Gram」を合成して作られた言葉です。
革新的なホログラフィック技術は、人々の注目を集めることができるため、巨大なディスプレイなどOOH広告に最適です。ホログラムは触ったり感じたりすることができませんが、本物に見える3D仮想物体として説明され、空中に浮遊するように表出させることができるため、一般的な動画広告が飽和するなかでも一目で差別化することができ、マーケティングツールとしても強力です。
初めての映像制作の方にも、ご不安なくご利用いただけるよう制作の流れやご活用方法まで、
丁寧にご案内させていただきます。お客様の映像制作のゴールを達成するため
企画~撮影、完成まで専任チームが伴走いたします。
ホログラムの事例と種類
まずご紹介するのは、ロンドンに拠点を置くHYPERVSNというホログラフィック技術会社がアディダスのために製作したホログラフィック動画です。アディダスのロゴやスニーカーが躍動感あふれるホログラムとして表現され、注目を集めました。専用のディスプレイを店舗に設置し話題となり、普段の12%以上の来客数を記録したそうです。
HYPERVSN launches the Adidas Ultraboost sneaker
https://www.youtube.com/watch?v=9VfH9skwgHM
こちらは「ペッパーズゴースト」という視覚トリックを応用したホログラム動画です。初音ミクやPerfumeのコンサートで使われ、ホログラム的な映像表現の先駆けとして注目を集めました。ペッパーズゴーストとは、1800年代に舞台演劇として登場した技術で、別の部屋にいる人に光を当て、ガラスなどの反射を利用することでその姿をステージ上に投影し、ステージ上にその人がいるかのように見せることができます。かなり古典的な技術ですが、東京ディズニーランドの「ホーンテッドマンション」でも効果的に使われている、今も目新しさのある演出方法です。
【公式】ニコニコ超パーティー2015 VOCALOIDライブ
https://www.youtube.com/watch?v=u_QS0sjg6YU
上述したペッパーズゴーストはスクリーンを使うため、厳密には「何もない空間に映像を投影する」訳ではありません。よりホログラムっぽい映像を表現するために考案されたのが水蒸気を活用する方法です。こちらの「Displair」という表示技術は、水蒸気を霧のように吹き出し、噴き出した霧をスクリーンの代わりとして映像を投影する方法です。水蒸気に触れることで映像を変化させたり、動かすことができる、よりインタラクティブな技術です。
Displair WOW-effect in action
https://www.youtube.com/watch?v=yEP7JewA2C8
まとめ
構造的には歴史の長いホログラムですが、近年の技術の進歩によりますます多方面で活用され、注目を集めています。3Dホログラム動画を活用して、大迫力の動画広告を制作してみてはいかがでしょうか。
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