映像制作・動画制作のコラム
2023年9月6日
食品(商品)の紹介動画の事例を元に映像のプロが食品を魅力的に見せるコツを紹介
動画サービスの普及により、近年はさまざまな企業が動画マーケティングを採用するようになりました。
動画では、画像や文章で伝えにくい商品の魅力を効果的にアピールできるため、自社製品を動画コンテンツで発信したいと考える方も多いのではないでしょうか。
ここでは、食品紹介動画を制作するうえで知っておきたいポイントを、具体的な動画テクニックを交えて解説します。
これから商品紹介動画を制作したいと考えている方はぜひ参考にしてください。
食品紹介動画の事例
食品紹介動画は、おもに食品メーカーで制作されています。
まずは、食品紹介動画の事例をもとに、どのように食品のPRが行なわれているのか見ていきましょう。
味の素冷凍食品株式会社:「ザ★®ハンバーグ」WEB動画 たまらんぞ篇
https://www.youtube.com/watch?v=33mqEB-3Lao
鉄板で焼かれるハンバーグの肉汁と、臨場感あふれるナレーションが食欲をそそる食品紹介動画です。本格的な鉄板焼きをイメージさせながら、商品パッケージも印象に残る演出となっています。
株式会社永谷園:【永谷園】煮込みラーメン「家族みんなが笑顔になる鍋」
https://www.youtube.com/watch?v=qFODqmgPTwQ
アニメーションで商品の魅力を表現した食品紹介動画です。商品コンセプトである「家族みんなが笑顔になる鍋」をセリフやテロップなしで表現し、ターゲットである主婦の購買意欲を刺激する内容となっています。
株式会社ホットランド:【築地銀だこ】ブランドmovie
https://www.youtube.com/watch?v=sbG-9JIzRIY
実演販売の様子と企業ヒストリーを組み合わせたブランドムービーです。たこ焼きが焼きあがるまでの過程を至近距離で見せ、視聴者の食欲をそそる構成となっています。企業がたこ焼きに込める想いまで、温もりある演出でまとめられています。
カンロ株式会社:健康のど飴ブランドムービー
https://www.youtube.com/watch?v=W29EModus74
商品コンセプトやこだわりのポイントをわかりやすくまとめたブランドムービーです。15秒の短さのなかに、企業が商品に込める想いや素材の情報が詰まっています。商品イメージに寄り添ったBGMや効果音に注目してみましょう。
三島食品株式会社:~さくら棒ができるまで~ 三島食品&OFUYAブランドムービー
https://www.youtube.com/watch?v=UPDDmVbQt-4
職人の手仕事で作られる麩菓子の製造過程がメインのブランドムービーです。さまざまなアングルから職人技を見せることでブランディングを行ない、後半では麩菓子の質感をリアルに伝えています。
株式会社ロッテ:ロッテ ラミーテリーヌ
https://www.youtube.com/watch?v=Vdjv4zP7WpQ
商品ができあがるまでの過程をゆっくりとした映像で表現した食品紹介動画です。ナレーションやテロップを一切使用せず、優雅なBGMと素材の質感のみでまとめることで、食品の魅力が引き立つ動画になっています。
株式会社明治:明治おいしい牛ニュース「おいしいクイズ」篇
https://www.youtube.com/watch?v=DSqrezCfvNI
ロングセラー商品がリニューアルしたことを紹介する動画です。単なる紹介ではなく、クイズ形式の進行で視聴者の興味を引き、先を期待させる構成となっています。テンポ感が良い編集で、視聴者を飽きさせません。
食品紹介動画とは
食品紹介動画とは、食品の魅力をよりわかりやすく伝えるためのプロモーション動画のことです。
調理方法や盛りつけ例、アレンジレシピなどを動画にすることで、画像や文章では伝えきれない魅力を幅広くアピールできます。
加えて、食品そのものだけでなく、実際の製造過程や商品開発の過程などを盛り込むと、食品の安全性や企業の想いなどを効果的にアピールできるでしょう。
アピールしたい内容を明確にし、食欲がそそられるような動画内容にできれば、視聴者の購買意欲を高める魅力的な食品紹介動画になります。
食品紹介動画を制作するには、撮影場所の準備をしたり、撮影の際もさまざまな撮影のコツがあります。
食品紹介動画を制作には、映像制作のプロであるShibuya Movieにお任せください!
食品の魅力を最大限活かす紹介動画のテクニック
食品紹介動画を制作する際は、紹介したい食品に合わせた撮り方で食品の魅力を最大限に引き出すことが大切です。
まずは食品紹介動画で採り入れるべき撮影テクニックを解説します。
クローズアップ撮影
クローズアップ撮影とは、被写体を至近距離で撮影し、形状や質感を鮮明に表現できる撮影テクニックのことです。みずみずしさや粉っぽさ、色合いや艶感など食材が持つ特徴をリアルに見せられるため、引きで撮る映像に比べて強いインパクトを与えられるでしょう。
小さなものでも大きく鮮明に表現できるマクロレンズを使用した撮影では、周囲のものや背景をぼかすこともできるため、アピールポイントをより強調させられます。
マクロレンズを使ったクローズアップ撮影はマクロ撮影とも呼ばれています。
ゆっくりと流れるシーンを撮る
食品の調理シーンや食事の瞬間をゆったりとした映像で表現し、調理音や咀嚼音を組み合わせることで、視覚と聴覚の両方に訴えかける効果的な動画になります。おいしそうな焼き色がついたり、香りが漂ったりする様子をじっくり見せる動画は、味や香りのイメージに加えて、できあがりを待つワクワク感を与えられるでしょう。
子どもや大人が料理を頬張る様子をゆっくりと見せる動画は、視聴者の食欲をそそるだけでなく、食卓を囲む幸福感も表現できます。
料理の調理過程を撮影する
料理の調理過程を映像でとらえることで、普段はフォーカスされにくい一つひとつの食材や細かな手作業が引き立つ動画になります。こだわりの食材を使用した料理や職人技を駆使した料理などは、あえて調理過程の尺を長くすることで、料理への期待やイメージを持ってもらいやすくなるでしょう。
料理が運ばれてくるまでの待ち遠しい気持ちを動画から感じてもらえるような表現を心がけることが大切です。
シズル感を意識する
シズル感とは、食品の見た目や音を効果的に演出し、視聴者の食欲を刺激する表現のことです。熱々に溶けたチーズが伸びる様子や、料理を切った瞬間にあふれ出す肉汁、グラスに注がれた炭酸飲料のシュワシュワと弾ける動きなどが該当します。
シズル感を意識した動画は視聴者の視覚や聴覚に訴えかけて食欲を刺激できるため、人々の関心を引きやすく、宣伝効果を得やすくなります。
食品紹介動画は映像制作のプロの力を借りたほうがいい理由
食品紹介動画の制作ではさまざまな撮影テクニックが必要となるうえ、以下のような特徴もあります。
そのため、完成度の高い動画を制作するには、映像制作のプロへ撮影や編集を依頼するのがおすすめです。
撮影場所が限られる
レシピ紹介や調理方法の解説などの場合、魅力的な動画にするには、スタッフや機材を適切に配置できるキッチンスタジオを用意する必要があります。十分な広さがあり、調理器具や食器、小道具などがそろったキッチンスタジオなら、調理シーンや料理を引き立たせる撮影が可能です。
動画内容に合ったキッチンスタジオをレンタルするためにも、企画・構成を含めて一連の作業をプロに依頼するとよいでしょう。
一般的な動画よりも特殊な撮影のコツが必要になる
前述のように、食品をより魅力的にアピールするには細かな撮影テクニックが重要になります。食品の撮影スキルがない状態で撮影を行なうと、食品が最もおいしく見える瞬間を逃してしまったり、シズル感を表現できなかったりするケースもあるでしょう。
食品のおいしさを最大限アピールするためにも、テクニックを熟知したプロに撮影を依頼することをおすすめします。
マーケティングの支援も行なってくれる場合がある
食品紹介動画を制作後は、SNSや動画視聴サイトなどを活用して継続的に発信を行なっていくことで、食品や企業のファンを獲得できます。
動画制作後のマーケティングまでサポートしてもらえる制作会社もあるため、プロに動画制作を依頼する際はマーケティング支援の有無を確認してみましょう。
食品紹介動画ならShibuya Movieへ
Shibuya Movieでは、Webデザインや映像制作などのサービスを通じて、企業が抱える課題の解決や企業成長をサポートしています。
他社と差別化を図りたい、ハイクオリティな食品紹介動画をリーズナブルに制作したいと考えている方は、多数の映像制作実績を持つShibuya Movieへぜひお気軽にご相談ください。
おわりに
食品紹介動画は、シズル感の表現などさまざまなテクニックを用いて撮影することでクオリティが上がり、視聴者の食欲を刺激する魅力的な動画となります。
訴求したい客層や食品によって動画の内容や撮影方法が変わるため、ハイクオリティな食品紹介動画を制作する際は映像制作のプロに依頼することをおすすめします。
顧客に響く食品紹介動画制作なら、ブランディングからプロモーションまで幅広い映像制作を手がけるShibuya Movieにお任せください。
初めての映像制作の方にも、ご不安なくご利用いただけるよう制作の流れやご活用方法まで、
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