2022年10月14日

不動産業界の採用動画の作り方やポイントを解説

これまでも数々の業界別採用動画の制作のポイントを紹介してきましたが、今回は不動産業界における採用動画制作のポイントを紹介していきたいと思います。不動産業界ならではの要素や、採用動画を制作する際の一般的な考え方まで幅広く紹介しますので、業界に関わらず採用動画の制作を検討されているかたにはご参考にしていただけたらと思います。

不動産業界の採用動画のキホン

まず考えるべきは、求人に応募をする時にどのような情報が求められているかということです。通常は、まず勤務地となる社屋、及び店舗についての情報が求められますので、店内の雰囲気が良く伝わる画、またはパートは必須項目です。昨今では不動産屋のＩＴ化も進んでおり、実際の契約に至るまでに書類が必要になるケースは少なくなっています。昔ながらの雑然とした風景もそれはそれで味ですが、時代にふさわしい運用をおこなうことで店舗内をより広く、またブランディングを感じさせる内装に力を入れているのであれば、是非PRしてください。たとえ採用動画であっても、視覚的に違いを感じさせられる要素はとても重要です。

例えば、福利厚生の紹介などシステムに関わる部分は、CGで制作する場合が多いので実はあまり差が生じない部分なのです。それに比べると、店舗や立地の紹介パートは、視覚的な差が生じやすく、逆に言えばそこで強味を出せないと動画広告としては少し弱い内容に感じてしまうような重要なポイントです。設備や内装にこだわった展開をおこなっている場合は、制作会社に依頼する際に、ロケ撮影に力を入れてもらいたい旨を伝えておくのも良いでしょう。

細やかなCGアニメで分かりやすさアップ！

OJTやキャリアアップシステム、福利厚生などのシステムの部分を採用動画ですべて伝える必要はまったくありませんが、応募する側としては気になる要素です。これらの内容についてはイメージ程度でも構わないので、社内で打ち出している方針が伝わるようなパートを挿入するのはアリです。おすすめなのは、モーショングラフィックと連動させてテキストのイメージを視聴者が膨らませられるような画作りを行うことです。長いテキストで説明的なパートにするよりも、短いテキストをグラフィカルに描き、あくまでイメージを与える程度の気持ちで制作しましょう。

在籍社員の声や新しい取り組みの紹介なども

在籍している社員の声は、上記のようなイメージをより具体的にするだけでなく、その他にも求められているさまざまな情報を含んだ資料としてとても役に立ちます。実際にどのような人物が働いているか、上司はどのような人か、どのような人間関係やコミュニケーションが行われているか、ということを、インタビュー形式のパートは視聴者に想像させます。実際に業務中のコミュニケーションが行われていなくても、そのインタビューの内容や出演者の雰囲気や発言内容から、視聴者は多くのことをイメージします。ですので、場合によっては意図しない情報を与えてしまう可能性もあるので、注意が必要なパートでもあります。

また、コロナ禍で浸透し始めたオンライン内見など、いかに時代や情勢にあった取り組みに力を入れているか、ということについては別でパートを設けても良いでしょう。新しいことに取り組む姿勢があるということが伝わるのと伝わらないでは、印象が大きく変わってきます。先進性に力を入れている場合は、できるだけ動画内に盛り込むようにしましょう。

まとめ

今回は不動産業界の採用動画の作り方を解説しましたが、いかがでしたでしょうか。基本的な考え方や、なぜそうなのかという理由の解説に重点を置いた内容でしたので、同じような考え方で他業種にも通じる要素も多く含まれていたと思います。今後、採用動画の制作を検討されている場合には、是非ご参考にしていただければと思います。