映像制作・動画制作のコラム
2022年7月22日
動画制作、映像制作の費用はどれくらいが適切?実例と相場を改めて解説
さまざまなシーンで映像が活用されている昨今、映像制作会社に映像制作を依頼したいとお考えの方も少なくないのではないでしょうか。その中で最も気になるのはやはり制作費用ですよね。映像の制作費用の算出にはいろいろなケースがあるため、ある程度の相場観はあるものの、必ずしも一律ではないのが現状です。そのため、映像制作の費用として何を指標にしたらいいのかわかりにくいのも事実です。本記事ではShibuya Movieでの実例を紹介しながら、動画・映像制作の適切な相場について解説します。
目次
映像制作にかかる費用とは?
まずは、どうして映像制作には費用がかかるのか、またその内訳はどのようになっているのか簡単に解説します。
映像制作における費用は、大きく分けて人件費と機材費の二つに分類されます。目に見える品物やパーツの価格などではなく、労力が主なコストとなりますので、ちょっと分かりづらい費用計算となりますが、その内訳を見れば大まかなところは理解できるのではないでしょうか。
まず機材費については、撮影用のカメラや照明、スタジオなどの設備類にかかる費用となります。映像制作においては消耗品の発生はあまりないので、こうした固定の機材の費用がメインとなります。プロは当然かなり高価な機材を使っていますので、どうしてもこの機材にかかる費用が高くつき、それが制作費に組み込まれることになります。
そして最も費用が高くなるのは人件費です。制作チームによって違いはありますが、プロデューサー、ディレクター、カメラマン、構成スタッフ、編集スタッフというスタッフが必要となることがほとんどです。撮影現場では撮影する場所やシーンによって、照明や音声、アシスタントなどの人員が必要となり、グループが大きくなることも珍しくありません。こうした人件費が動画制作の費用として計算されるのです。当然、動画の質が高く尺が長いものほど、企画や撮影にかかる手間と時間は大きくなりますので、それに応じて費用も上がっていきます。
また、その他に編集や納品にかかる費用があります。編集にはカットして素材をつなげる仮編集と、色味やエフェクトなどを調整する本編集、MA(音編集)の主に3つの工程があります。編集作業はカットだけなら1日で完了することもありますが、手間をかけるほどクオリティが高いものができる可能性が高くなります。また、本編集でのカラーグレーディングやMAには専任の担当をつける場合も多く、分業することでクオリティは上がりますがその分費用がかかるケースもあります。
納品に関する費用内訳としては、プリント費用やコーディング費用、アーカイブのためのメディア費用が挙げられます。プリント代はCM動画を納品する場合に必要な作業代で、コーディング代はウェブにアップロードする際にフォーマットを変えるために必要となるコストです。アーカイブはDVDやブルーレイなどのメディアに保管する際に発生する費用を指します。
映像制作に相場をご紹介
内訳がわかったところで、具体的な費用相場を見て行きましょう。
分かりやすく、5分程度の映像制作の価格として解説すると、プロデュース料はだいたい5~7万円くらいが相場だと言われています。もっと大きなプロジェクトだったりすると、全体の制作費の5%程度がプロデュース料として計上される、などの計算方法を取る場合があります。つまり、200万円の映像制作ならば、10万円がプロデュース料として請求されるのです。
次に必要なのが、映像制作の演出面の責任者であるディレクターや監督の「ディレクション料」になります。5分の映像制作では7〜10万円ほどが相場となります。しかし、企画から参加して脚本や絵コンテの作成も行い、カメラマンも兼務するような場合はさらに価格が高くなる傾向にあります。
そして、撮影や編集・MAなどにかかる費用も計上しなければなりません。撮影が1日だとすると、カメラマンに支払うギャラは3万円が相場です。カメラをカメラマン所有のものにするとなると、機材の使用料で3〜5千円くらいが上乗せされます。
編集・MAなどのポスプロ作業は、他社のスタジオなどに依頼することが多いです。スタジオ使用料は編集・MA共に1時間1万円ほどが相場です。だいたい、制作する動画の尺1分ごとに編集・MAそれぞれ1時間ずつかかると考えると、5分の動画で10万円ほどが必要になると考えられます。
こう考えていくと、最低でも1本の映像制作における価格の相場は25万円が最低ラインと言うこともできます。
また忘れてはいけないのが著作権を譲渡するための料金で、実際に譲渡する場合は買取価格で5万程度、制作会社によっては制作費の10~30%がかかってきます。
初めての映像制作の方にも、ご不安なくご利用いただけるよう制作の流れやご活用方法まで、
丁寧にご案内させていただきます。お客様の映像制作のゴールを達成するため
企画~撮影、完成まで専任チームが伴走いたします。
キャスティングによっては映像制作のコストは青天井?
豪華な映像を作ろうとすれば、いくらでも価格を高くすることができるのが映像制作の世界です。台本や脚本を構成作家にお願いすると、最低でも1本10万円。有名な作家や長尺の脚本だとすると数十万ということになります。
キャストが必要ならば、タレントをお願いすることもできます。もちろんこれもピンきりで、1日数千円で出てくれる劇団員のような人もいれば、数時間で数十万円を要求するような大物役者もいます。芸能事務所に所属して、そこそこ顔が売れているような人は、1日数万〜数十万くらいが相場でしょう。
さらに、オリジナルの楽曲が使いたいなら作曲料が必要になりますし、海外などロケーションにこだわるならスタッフ・キャストの人数分だけ、旅費交通費が撮影する日数に応じて必要になってきます。その映像作品の長さに関わらず、海外ロケなどを行って豪華に仕上げようと思えば一本300万円くらい。タレントやオリジナルの楽曲を使って、かつ長編となれば1,000万円からそれ以上の予算が必要になってくるでしょう。
どんな映像作品を作りたいのか、どこにお金をかけてどこを妥協するのか、しっかりと映像会社側と打ち合わせをして、限りある予算を有効に使うことが大切です。
Shibuya Movieの料金プランと制作事例
Shibuya Movieでは、動画の内容に合わせた料金プランを用意しています。気軽に依頼しやすい価格帯のEntry Plan(15万円~)、手頃ながら充実した内容のLight Plan(50万円~)、さらにこだわった表現が可能なBasic Plan(100万円~)、理想のイメージを形にするPremium Plan(200万円~)の4種をベースにお客様の予算に合わせたプランをご提案させていただいております。まずは、それぞれの価格帯で制作した事例を以下でご紹介します。
Entry Plan(15万円~)の制作事例
お試しいただきやすい価格設定のEntry Planですが、さまざまな映像表現が可能です。シネマクオリティーな仕上げや、グラフィカルなテキストアニメーションなどを用いて多彩な表現を可能にしています。
BLACK TERRACE様
https://shibuyamovie.tokyo/works/030/
高級感のある内装をシネマティックに切り取り、アーティスティックな店内の雰囲気をそのまま伝える意図で制作した動画です。集客を目的とし、SNSでご活用いただきました。
スポーツコミュニティ株式会社様
https://vimeo.com/622099717/70eafcc881?embedded=true&source=vimeo_logo&owner=115361851
2022年度の新卒採用を視野に入れた、スポーツ教育の事業内容をご紹介する動画です。インタビューやイメージカット、グラフィック、静止画などさまざまな要素を組み合わせて、スポーツ指導者の楽しさや、やりがいを伝える意図で制作しています。
Light Plan(50万円~)の制作事例
手頃な価格帯ながら充実した内容を実感していただけるLight Planの事例をご紹介します。イラストアニメーションによる演出など表現の幅が広がっています。
株式会社エスコ様
https://vimeo.com/622053813/7adb3e0fa4?embedded=true&source=vimeo_logo&owner=115361851
実写映像とアニメーションでの表現を組み合わせた、災害対策への訴求動画です。ドラマ仕立ての実写部分で災害の恐ろしさを語り、後半のアニメーションで対策の重要さを表現しています。
Basic Plan(100万円~)の制作事例
弊社推奨のBasic Planでは、視聴者が動画に介入できるインタラクティブな動画表現も可能です。
PHC株式会社様
https://mil.movie/case/587.html
視聴者自らが動画内で個人の視点を持ち、見たいコンテンツや設問の答えを選べるインタラクティブな仕組みを通して、視聴者に当事者意識を生み出し、新規顧客開拓へ繋げる意図で制作しました。
Premium Plan(200万円~)の制作事例
よりドラマティックな撮影や演出で、表現の可能性を広げるPremium Planの事例をご紹介します。
石坂産業株式会社様
https://vimeo.com/551745831/544b4ad3ef?embedded=true&source=vimeo_logo&owner=115361851
資源の循環をドラマティックな映像で構成し、自然環境の美しさや人の営みの尊さを演出した企業紹介動画です。環境音を用いた音の編集にもポイントを置いています。
Shibuya Movieが低価格な理由
Shibuya Movieでは、エントリープランを15万円からとしていて、業界内の中でもかなりお得な料金設定をしています。このように低価格での動画制作ができるのには理由があります。Shibuya Movieではワンストップの制作を行うことで、無駄のない作業工程を組むようにしています。少数精鋭のスタッフ構成を実施し、グループを小さくすることで、人件費を抑えることに成功しているのです。そして、同じスタッフが一つの作品の最初から最後まで関わることで、無駄な行程が生まれずスムーズに全ての作業を行うことができます。こうした効率の良さによってコストダウンと、さらに納期の短縮を可能にしています。
動画制作が初めての場合、どのくらいの費用がかかるのかと不安に思われることも多いかもしれません。
Shibuya Movieでは予算に応じた動画を制作することができますので、安心してご相談、ご依頼いただければと思います。
Shibuya Movieの映像制作の料金表はコチラ
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