2022年7月29日

動画広告に芸能人を起用するのはアリ？メリット、デメリットを中心に解説

動画広告といえば安価で制作できることが大きな魅力の一つですが、そんな動画広告に芸能人を起用するのはアリナシどちらでしょう？ という質問をいただくことが最近は増えてきているので、今回は動画広告に芸能人を起用するメリットとデメリットについて具体的に解説していきたいと思います。また、併せて多くいただく「芸能人って実際どういう風に起用するの？」 という疑問にもお答えしていくので、興味のある方は是非チェックしてみてください。

動画広告に芸能人を起用するメリット

昨今では内容の似通った動画広告作品を観る機会が増えています。静止画にナレーションを吹き込んだもの、もしくはCGアニメーションにナレーションを吹き込んだものなどがその例と言えるでしょう。しかしながら、どうして似通った内容の動画広告が増加しているのでしょうか。その理由は、ここ10年ほどで市場規模の爆発的な成長に伴い、膨大な量の動画広告が制作されるようになった結果、自然と効果的な動画広告の定型のようなものができつつあるからです。このような動画広告は確かに見やすく伝わりやすく、何よりとても安価で制作できるので多面的に見ても有用なのですが、視聴者の印象に残りやすいか、強いインパクトを残すことができるのか、というと現状では少し難しくなりつつあります。

数多ある動画広告の中で強いインパクトを残すことを考えると、芸能人の起用は効果てきめんです。安価で制作することに重きを置いて作られた動画広告群の中で、芸能人を起用したリッチでクオリティの高い映像は、それだけで注目を惹きます。従って、動画広告で周囲と差をつけたいと考えるのであれば、芸能人の起用は良い選択肢の一つであると言えるでしょう。また、起用する芸能人を支持する層のターゲッティングを目的にすることも可能で、まったく新規の層にアプローチできる可能性もあるなど、幅広い効果を期待することができます。

芸能人を起用する方法は主に3つ

まずはキャスティングの方法ですが、いくつか方法があります。
直接所属事務所に交渉を持ちかける、広告代理店に依頼する、キャスティング会社に依頼する･･･基本的にはこういった方法になることが多いでしょう。この中で最も難しいのは直接所属事務所と交渉を行う方法です。芸能事務所とのやり取りは専門知識がないと難しい場合が多く、スケジュール調整の時点で頓挫してしまう可能性が十分にあります。逆に最もおすすめなのが、広告代理店を通したやり方です。動画制作自体を広告代理店に依頼している場合は、その動画広告のコンセプトや内容に合い、なおかつ広告効果の高いタレント、アイドルのピックアップもおこなってもらえます。マージンは発生しますが、芸能人を起用した動画広告制作の経験が無い場合には、最も無難な方法であると言えるでしょう。また、タレントやアイドルを自社の動画広告に起用する場合は、在籍する所属事務所と契約する必要があります。

芸能人を起用することのデメリット

まず、単純に動画広告の制作費用が高くなります。当然起用するタレントの知名度の高さに比例して価格も上がっていくので、その点には十分留意して臨む必要があります。
また、タレントやアイドルを起用するということは、そのタレントの好感度が自社製品の印象とある程度結びついて見られるようになるということです。いつの時代もそうですが、芸能人も人間なので、何か間違ったことをしてしまったり不祥事を起こしてしまう可能性がゼロではありません。その逆もまた然りで、自社に何かあった場合にはタレントに対して迷惑をかけてしまう可能もあります。なので契約以前にお互いが信頼関係を築くことのできる対象であるかどうかということを良く吟味しておく必要があるでしょう。

まとめ

今回は動画広告への芸能人の起用について解説しましたがいかがしたでしょうか。是非皆さんも芸能人を動画広告に起用するメリット・デメリットを理解しながら動画広告の制作を検討してみてください。