映像制作・動画制作のコラム
2021年11月19日
ターゲット別・動画制作において押さえておきたいポイント【ティーン層編】
動画広告のマーケティングにおいて最も重要と言えるのは、的確なターゲティングです。そのため、動画制作の最初には、これから制作する動画を通して「誰に」「何を」伝えて、「どのような効果」を得たいのかを明確にするための企画を練ります。それによって、より詳細なターゲット選択を可能にし、効果も生むことができるのです。本記事では、10代をターゲットとした「ティーン層」向けの動画制作の際に押さえておきたいポイントについて解説します。
目次
若年層の動向をリサーチする
動画の効果を高めるためには情報を届けたいターゲットに興味を持ってもらえる内容にすることが大切です。加えて、動画を通してターゲットの理解を得られやすい、親しまれやすい伝え方をする工夫も必要です。10代を中心とした若年層は、テレビ離れが顕著な世代であり、一方でSNSを利用する割合が非常に多いため、SNSを使った広告配信に力を入れるという手法が考えられます。また、クリエイティブ面でも、スマホやSNSの普及、流行によって変化を続けている動画のサイズや向きなど、工夫が必要になることも頭に入れておきましょう。
初めての映像制作の方にも、ご不安なくご利用いただけるよう制作の流れやご活用方法まで、
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10代の動画視聴傾向
10代は、パソコンよりもスマホで動画を視聴する割合が高く、主として画面のサイズが小さいモバイルデバイスで動画を視聴している傾向が見られます。また、SNSの利用も活発で、関連する動画を検索したり、視聴したりする時間が比較的長いことも特徴です。動画を視聴する時間帯に関しては、通勤や通学時間を利用する場合が多くなっています。また、総務省の発表した「令和元年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、休日の10代の「動画投稿・共有サービス(YouTubeなど)を見る」時間が114.8分となり、全年代及び各年代の各別を通じて最も長いとされています。
上述したリサーチや傾向の把握から、10代は主にスマホで動画を視聴し、動画の視聴に他の年代よりも多くの時間を費やしていることがわかります。そこで、10代をターゲットとした動画は、スマホでの視聴に特化したクリエイティブであることが得策と言えます。スマホでの視聴に特化した動画とは、スマホの画面の大きさを考慮した見やすい演出や、縦型動画、移動時間にサクッと見られる尺であることが大まかな条件として挙げられます。以下で、事例と合わせて解説します。
[릴레이댄스] 트와이스(TWICE) – I CAN’T STOP ME (4K)
こちらは韓国の大人気アイドルグループのビデオですが、この動画は
・見やすい演出
・縦型動画
の良い例としてあげることができます。
カラフルな無地の背景と人物のみのシンプルな構成と、縦型のクリエイティブを活かして縦列に並んだメンバーがリレー形式で変わるがわるダンスをしていきます。K-POPファンに人気のYouTubeチャンネル「M2」主催のこの動画は、ミュージックビデオとはまた違うアイドルのダンスや表情が見れると、10代を中心に絶大な人気を誇っています。ダンスの見やすさ、スマホでの視聴に適した縦型という点でも、しっかり若年層へのターゲティングが意識されていることが見て取れます。
【TikTok】流行りのダンスやってみた!【縦動画】
・尺の短い動画
の例として、こちらのVtuberの動画を挙げます。こちらの面白いポイントは、TikTokの模倣をYouTubeでやってみたよという趣旨で公開されており、SNSごとの微妙な雰囲気の違いを感じることができます。1分半という短い尺をハイテンションかつ充実したコンテンツで構成しており、人気にも納得できます。
人気のSNSの動画広告配信サービスを検討する
スマホで視聴される動画の項目でもご紹介しましたが、10代の視聴する動画のベースにはTikTok、Instagramという若年層に特に人気のSNSの影響が大きくあります。そのため、直球な方法として、これらの動画広告配信サービスを利用することを検討しても良いでしょう。
まとめ
他の世代に比べてスマホでの動画視聴率の高い10代をターゲットとしたクリエイティブでは、やはりスマホ向けの配慮がポイントになります。また、動画広告を公開するプラットフォームも、すでに10代に人気が高いSNSを利用することが得策と言えます。是非、ティーン層に向けた動画広告を運用する際の参考にしていただければと思います。
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