2021年1月29日

インタラクティブ動画の効果測定はこの数値に注目！

最近、日常のさまざまなシーンで目にする機会が増えてきたインタラクティブ動画。家にいる時間が増え、動画そのものの需要や注目度もますます高まっている今、インタラクティブ動画の制作をお考えの方も多いのではないでしょうか。インタラクティブ動画の新規性は、動画と視聴者が相互に作用しあうという点にあります。インタラクティブ動画にはさまざまな種類、仕組みがありますが、そのいずれも視聴者が動画に介入し、能動的なアクションを行うことを誘発します。例えば、動画内に設けられたポップアップをクリックすることで商品を購入することができたり、リンク先のウェブサイトや詳細情報にシームレスに移行することができたり、アンケートや質問に答えて動画に参加し、動画の展開を視聴者個々人が操作することができます。

このように、従来の動画とは異なるあり方で、独自の意味合いを発揮するインタラクティブ動画では、その効果の捉え方も従来の動画とは異なります。今回は、インタラクティブ動画ならではの動画解析のポイントと、注目したい数値についてご紹介します。

インタラクティブ動画は効果測定に適している

動画によって伝えることができる情報量はテキストや写真だけのメディアに比べておよそ5000倍とも言われています。そのため、広告媒体として非常に優れており、動画は今や私たちの日常に不可欠のコンテンツです。しかし、すでにさまざまなアプローチがなされているにも関わらず、広告動画の効果測定は未だに困難だとみなされています。その理由は、従来の動画に対して視聴者が行えるアクションが「視聴する」ことのみだからです。視聴率は数値で測定できるためプロモーションとして認知拡大の効果は把握することができますが、実際に「商材を購入した」、「キャンペーンに応募した」などの直接的な行動までは解析できないため、動画広告の成果として測りきれない部分を残してしまいます。

そういった状況に対し、インタラクティブ動画の「視聴する」のみでなく、視聴者の能動的なアクションを誘発する仕組みは非常に有意義です。なぜならインタラクティブ動画への視聴者のアクションはそのままデータとして把握することができ、より細やかな解析を可能にするからです。

インタラクティブ動画の効果測定機能

インタラクティブ動画の効果測定では、YouTubeアナリティクスなどに代表される「平均視聴時間」、「離脱地点」、「動画への流入経路」などはもちろん計測可能です。それに加え、インタラクティブ動画ならではの効果測定を以下でご紹介します。

トータルインタラクション数

視聴者がポップアップをクリックした回数や選択肢を選んだ回数など、視聴者が動画に対して行ったアクションの総数を把握することができます。どのポップアップがどのくらいタップされたのか詳細に測定することができるため、より効果的な改善にもすぐに役立てることができます。また、アンケートなどを設けた場合には、その測定も速やかに行うことができます。視聴者が動画に対して行ったアクション数の測定は、インタラクティブ動画ならではですので、まず注目したいポイントです。

リンククリック数

視聴者が動画内に設けられたリンクをクリックした回数を計測することができます。それにより、Webページの解析と同じように、コンバージョンの数値データを動画を通して把握することができます。

タグ別計測

タグ別に、インタラクション数やクリック数をソートし、詳細の数値を確認することができます。

まとめ

視聴者が能動的に動画に介入することができるインタラクティブ動画では、視聴者のアクションの計測が有効です。視聴者のより具体的な行動や意向を把握することが可能なため、動画をさらに改善することが従来の動画よりもさらに容易になり、また、動画そのものの効果をより詳細に把握できることは大きなメリットです。インタラクティブ動画を公開した際には、ぜひ、「インタラクション数」を筆頭に、視聴者の動向を確認してみてください。