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映像制作・動画制作のコラム

2020年6月19日

こんな会社で働きたい!リクルート向け動画が面白い企業6選

こんな会社で働きたい!リクルート向け動画が面白い企業6選

新卒者向けリクルート動画は、企業の採用活動においてもっとも重要な役割を担うコンテンツとされています。魅力的な動画を制作しようと毎年各企業が工夫を凝らししのぎを削る、映像業界の中でも熱いコンテンツとなっています。

採用活動がなかなかうまくいかない、応募者がなかなか揃わない、とお悩みの採用担当の方のために、今回はこれまでに制作された魅力的なリクルート動画6選を紹介します。それぞれの動画のポイントを解説と併せて紹介するので、皆さんのアイデア出しのヒントにしていただければと思います。

関連記事:【2022年版】採用動画の作り方をコツやポイントを交えて徹底解説

日本マイクロソフト

https://www.youtube.com/watch?v=HbsJ9G3XzOY

こちらは日本マイクロソフトが2019年に制作した新卒者向けの企業紹介動画です。前年の新卒者が制作した動画となっており、おそらくお手製で制作された映像と思われます。よって難しい技術は使われておらず、むしろ演出はすべて人力で行われていると見て間違いないでしょう。このように低予算でも企業の施設やイベント、研修風景などの雰囲気を伝えられると言うことがわかります。また、新卒社員が制作することで、よりターゲットに寄り添った内容なっているとみることもできるでしょう。

森下仁丹

https://www.youtube.com/watch?v=vtC11L1y3WE&list=PL_tm8JDWSquH6HPbw37hd6MRHvKrix4mJ

第四新卒採用という新たな採用の取り組みを掲げた森下仁丹のリクルート動画です。「おっさん」というキーワードを中心にモノクロで描かれた本作品からは、哀愁とともにその内に燃える「諦めない力」を刺激するような、「おっさん」の底力を求めるという強いメッセージを感じ取ることができます。話題性を呼ぶ面白い動画には、このように視点を変えた取り組みから生まれる斬新さが必要不可欠なのかもしれません。この動画のように、消えそうだった火が再び強さを取り戻すような、視聴者に勇気を与える動画制作ができると視聴者をグッと引きつけることができます。

ソニーミュージック

https://youtu.be/05GyPRD7NtE?list=PL_tm8JDWSquH6HPbw37hd6MRHvKrix4mJ

時代を変える、新たなことに取り組むという姿勢を戦国時代風のアニメーションでメッセージ性を強めたソニーミュージックの本作品は、既成概念に縛られず新たな発想で面白いことに挑戦しようとする若者に勇気を与える内容になっています。社風とともに懐の深さも感じさせる本作品は、森下仁丹の事例とは作風こそ違えど、その根底では通ずるものがあります。

JR西日本

https://www.youtube.com/watch?v=01bvELAnPe4

JR西日本の採用映像は、就活生にわかりやすく企業イメージやビジョンを伝えることに成功しています。ある意味マニアックな印象を抱かせる鉄道会社のイメージを脱して、よりファッショナブルに展開していく駅開発のビジョンをスタイリッシュなアニメーションで表現しながら、事業規模や活動を包括的に、また端的に表しており、方向性を示す内容になっています。映像媒体の利点の一つは既存のイメージを覆せるほどの、インパクトのある演出ができることにあります。この採用ムービーではそうした映像媒体の利点を上手に利用しています。

東映アニメーション

https://www.youtube.com/watch?v=TBPZWSKxR2k

アニメーション制作会社と聞けば単純に、アニメーションを制作している会社なんだろうなあと漠然としたイメージが湧きます。しかし当然のごとく、直接アニメーションの制作には携わらない部署など、細かくそれぞれの役割を振られた部署が存在し、意外なほど多くの仕事がそこには存在しています。

この採用映像では絵を描いたり撮影したりという仕事だけではない、普段は表に出ないアニメーション制作会社の仕事や現場の雰囲気が、体験談や現場で得られるやりがいなどとともに、先輩社員によって熱く語られています。短い尺の中で、複数の要素を立体的に伝えることに成功しているこの採用映像は、採用映像の見本といっても良いほど魅力に溢れた内容になっています。採用映像においては、できるだけ短い尺の中にどれだけ多くの情報を魅力的に詰め込めるか、ということが重要なポイントです。

新日本プロレスリング

https://www.youtube.com/watch?v=j1nE-PdjmRc
こちらの採用映像も東映アニメーションと同様に、普段は日の当たらない部署に焦点を当てた内容になっていますが、さきほどの採用映像よりも更に具体的にわかりやすく説明することに注力しています。

また映像はテレビ番組のような構成になっており、まるでプロレス番組のようなナレーションと演出で雰囲気を醸造し、視聴者にプロレスの魅力をアピールすることに成功しています。CMなどでも構いませんので、すでに映像媒体を制作していたりスタイルが確立されている場合には、視聴者に馴染みのある内容は盛り上がりやモチベーションのアップにも繋がるので是非利用していくべきです。

まとめ

リクルート動画と一口に言っても、会社によって作風はさまざまです。自社のイメージと求める人物を明確にし、当たり障りのない紹介動画ではなく、振り切った内容で勝負してみるのも一つの手ではないでしょうか。紹介した動画と解説が、皆さんの動画制作のヒントになれば幸いです。
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