映像制作・動画制作のコラム
2020年10月9日
大人気YouTuberに見る、マスターしたい編集技術を解説
スポーツ選手やテレビタレントの参入も増え、収入面や知名度という観点から見てもYouTuberの職業的地位は高まる一方です。ウイルスによる外出自粛が求められるような緊急時にも、一人ですべての仕事をこなすことができれば自粛の影響をさほど受けないどころか、限られた環境の中でも手軽に楽しみやすいYouTubeコンテンツの作り手にとっては大きなチャンスにすらなりえます。
今回はこれからYouTuberを目指す方や、YouTubeに動画をアップロードしているものの、なかなか再生数が伸びないとお悩みの方や、編集がうまくいかないという方のために基本的な編集技術を事例付きでご紹介していきます。まずは基本的なテクニックをしっかりマスターして、自身の制作レベルを底上げしていきましょう。
無駄を排したカットテクニック
こちらは日本屈指のトップYouTuberによりアップロードされた、再生回数4000万回超えの「バズり動画」です。注目していただきたいのは、冒頭から散見されるトーク中の間を細かくカットする編集方法です。こうした編集はテレビではまず見かけることはなく、YouTuber独自の編集技術で、このように細かくカットすることで矢継ぎ早な独特のリズムを生み出し視聴者により高い没入感を与える効果があります。
また、無駄な間を排することでトークが苦手な演者の話が聞きやすくなったり、単純に尺を短縮する効果もあります。テレビではトークスキルやトークの間などがその演者の個性であったり魅力に繋がることが多いため、このような編集を見かけることが少ないですが、ドキュメンタリーなど一般人が出演したり話しをする映像ではよく使用されています。
初めての映像制作の方にも、ご不安なくご利用いただけるよう制作の流れやご活用方法まで、
丁寧にご案内させていただきます。お客様の映像制作のゴールを達成するため、
企画〜撮影、完成まで専任チームが伴走いたします。
創作系動画ではシズル感を全面に出そう
こちらは一杯のラーメンが完成するまでを見せる料理系の創作動画です。このような創作動画では料理であるかないかに限らず、音が非常に重要な役割を担っています。言葉で解説する場合とテロップによって解説する場合で使われるテクニックは異なりますが、どちらの場合でもやはり音が重要です。紹介した動画のようにテロップのない動画の場合は細かいカット割りと音を使いリズム感を演出することで、視聴者の動画への没入感や集中力を高めることができます。
食材や材料を切ったり削ったりしたときに出る音や、器具と器具がぶつかったり擦れたりする音はシズル感に訴える最高の演出になります。できる限り不協な音の連なりにならないよう、リズムを意識して編集することがポイントになります。慣れないうちはゆっくり目のテンポでメトロノームに合わせて編集するのも良いでしょう。
効果音はたっぷり使う
多くの動画制作者が使用しているように、フリー素材の効果音や音楽は絶対に使用するべきです。シチュエーションにあった効果音を使用することで雰囲気を高め、どのようなシーンであっても明るく楽しい雰囲気を作りだすことができます。
これはテレビバラエティにおいても基本とされているテクニックで、意識して観てみると予想外に多くの効果音が挿入されていることに気が付くでしょう。従って、初めのうちはやり過ぎと感じるくらい盛りだくさんに効果音を挿入し、見ながら余分な箇所を減らしていくようにするのがよいでしょう。
まとめ
今回はYouTuberの編集テクニックの基本を事例とともにご紹介してきました。もちろん、皆さんそれぞれの個性を出した動画制作をすることも大切ですが、再生回数が思うように伸びなかったり、動画制作自体にマンネリを感じて面白いものが作れないと思ってしまったときには、是非一度、基本に立ち返ってみてほしいと思います。これからYouTuberとして動画制作を始める皆さんは、このような基本を抑えながら、より多くの動画を観て気付いたことをどんどん取り入れていくことが、トップYouTuberへの近道になること間違いなしです。
初めての映像制作の方にも、ご不安なくご利用いただけるよう制作の流れやご活用方法まで、
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