映像制作・動画制作のコラム
2020年7月3日
ついつい見ちゃう、YouTubeで見られる大人気の動画広告ベスト5<2020年版>
YouTubeの動画広告が、動画広告クリエイターたちにとっての熾烈な戦場になっています。今回はスキップされずに最後まで再生されることで料金が発生するTrueView動画広告づくりの参考になる、2020年に話題となっている動画広告、テレビCM作品5選を簡単な解説とともに紹介していきます。
YouTube広告の利用を検討されている方、現在動画広告の制作を検討されている方は、人気の動画広告の事例を是非参考にしてみてください。
三ツ矢サイダー
ジャニーズで最も人気のあるアイドルグループ、嵐を起用したこの作品は、三ツ矢サイダーのさわやかなイメージにぴったりのキャスティングで人気を博しました。また、嵐は現時点で2020年末で活動休止を宣言しており、ファンの抱く最後の活動を見届けたい、応援したいという気持ちが再生回数の上昇に拍車をかけた要因にもなっていると推測できます。
しかしそうした要因を抜きにしても、風呂あがりにスカッとしたサイダーを飲む気持ちよさを演出したこの作品が、日本人の多くが経験したことのある共通の感覚を刺激する内容であることは間違いありません。不特定多数の視聴者に視聴を促すには、多くの方が共感を得られる内容を取り込むことが重要な要素といえるでしょう。
Qoo10
ブランドイメージの流布を目的とした作品の場合には、インパクトのある演出や記憶に残りやすいキャッチーなフレーズを盛り込むことが重要です。
基本的にコピーライトの世界では、ダジャレネタを良しとしない傾向がありますが、ブランドイメージの流布を目的とした場合には、有効な手段になりうる可能性が十分にあります。本作品ではサイト名のQoo10と審査結果の9点をかけることで、視聴者の記憶にキューテンという響きを根深く残すことに成功しています。
JA共済
今をときめく人気女優の有村架純さんと浜辺美波さんが姉妹に扮するこの作品は、逆説的な演出を選ぶことでJA共済の提供するサービスの意味をより強めることに成功しています。
何かあったときに役に立つサービスをPRするために、これでもかというくらいになんでもない姉妹の日常を描く。いったいなんの広告なんだろう?と疑問を抱かせることで、インパクトを生み出す。時には逆転の発想が広告の強度を増すことがわかる良い事例です。
JR西日本
踏切に設置された非常警報器は、いざ何かが起こった時でも、今が押してよい状況と言えるのかどうか、もし違っていれば多くの人に迷惑をかけてしまうだけに不安になってしまいそうです。
本作品は天才バカボンを起用することでそのハードルを下げることに成功しています。有名なフレーズ「これでいいのだ」をもじった「押していいのだ」というフレーズで、緊急時の適切な対応を促すというギャップが、人気を博した要因かもしれません。
au
大人気のau三太郎シリーズの最新作です。桃太郎、金太郎、浦島太郎のメインキャストに、シーズン毎の追加キャストを加え新たなサービスと連動させて伝える方式は、もはやモバイルキャリアCMの定番となっています。
このCMの新作を楽しみにしているファンの方もいるほどなので、ドラマ仕立てや連作などの強力なシリーズ形成に成功することが、広告にとって大きなメリットになることを証明しています。
まとめ
今回はYouTubeで見ることのできる大人気の動画広告を解説しましたが、いかがでしたでしょうか。動画広告も視聴者にスキップをされては意味がなく、CM放映中にチャンネルを変えられないような魅力的な作品づくりを行うという点では、テレビCMにも同様のことが言えます。是非、皆さまもネットの動画広告、テレビCMを問わず、魅力的だと感じた動画広告を見つけたり、人気になっている作品があれば、なぜ魅力的と感じたのか、何が人気なのかということを分析してみてください。
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