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Column
映像制作・動画制作のコラム

2020年5月12日

ミュージックビデオクロニクル 後編

ミュージックビデオクロニクル 後編

前編では1960年代に制作されたボブ・ディランの作品を皮切りに1970年代までに制作された記念碑的PVをご紹介しました。この後編では1980年代以降に制作されたPVをご紹介していきますが、紹介する前にまず大前提として申し上げておきたいのが、1980年代がPVの存在価値を劇的に飛躍させ、音楽自体のセールスに絶大な影響を与え始めたきっかけとなった時代であるということです。その最大の要因は、1981年にかのMTVが開設、放送開始されたという経緯があります。今回はそうした背景を意識しながら読み進めていただくと、PVの進化をより臨場感を持って感じていただけるかと思います。

・Thriller – Michael Jackson 1984年

まさにPVの金字塔というべき作品です。10分を超える本作はもはやショートフィルムと言って良いでしょう。ユーモアの効いた仕掛けと素晴らしいダンス、そした音楽。全てが完璧な本作を、フルで見たことのない方は是非一度チェックして見てください。

・Like A Virgin – Madonna 1984年

1960年代からPVの歴史を遡ってきましたが、通して見てみると本作の衝撃的なタイトルとセクシーなマドンナのパフォーマンスには時代が成熟してきたような感覚を覚えます。

・We Are the World – U.S.A For Africa 1985年

アフリカの飢餓、貧困のためのチャリティ企画として発足したこのプロジェクトは、その音楽性の高さもさることながら、豪華絢爛の参加アーティストがニュースにもなり、まさに知らない人のいない音楽、PVとして歴史に刻まれました。これ以上豪華な合唱スタイルの配列は今後二度と見ることができないような気がします。

・Take On Me – a-ha 1986年

アニメーションを使用したPVで一番初めに思いつくのはビートルズのイエローサブマリンかこの曲なのではないでしょうか。実写とアニメが入り乱れて繰り広げられるストーリーは目が離せません。このセンスは今見ても全く古びない、つい最後まで見てしまう魅力があります。

・U Can’t Touch This – MC Hammer 1990年

日本でも大流行したMCハマーのヒット曲、U Can’t Touch ThisのこのPVは、日本のバラエティ番組でも幾度となくパロディとしてカバーされてきました。今改めて見ると、意外に洗練された表現にあふれた名作PVであることに気づかされます。

・Virtual Insanity – Jamiroquai 1992年

いよいよ不思議な、トリッキーな映像が出てきた!という気がします。CGを使わずに撮影された本作を初めて見た時は衝撃が走ったのを覚えています。全てがアナログで作られ本作の仕掛けについては、調べるとすぐに出てきますので興味のある方は是非確認してみてください。

・Wonderwall – Oasis 1995年

90年代特有の独特な世界観が広がる本作は、オアシスのシングルの中でもスマッシュヒットを記録したWonderWallです。逆にというとおかしいかもしれませんが、現在このようなテイストのPVを見ることが新しい作品として生まれなくなってしまったのはなぜなんだろうと考えさせられます。

・Street Spirit – Radiohead 1995年

本作はも90年代特有の独特な空気感が充満したような作品になります。この作品を見ていて気がつくのは、1990年代の作品は、不思議な映像を作るためにアナログな技術、CGなどのテクノロジーがないために人力でそうした表現をしようとしていることが、その映像の持つ独特の空気感に繋がっているのではないか、ということです。是非みなさんも、アナログで作る不思議な映像の世界に一度チャレンジして見てはいかがでしょうか。

・Lovefool – The Cardigans 1996年

どこか不思議な、よく分からない世界観があふれているのは90年代の特徴と言っても良いのではないでしょうか。わずかに不気味さを帯びた画作りは現代ではあまり見られず、良い意味での独自性、時代性とみて良いでしょう。

まとめ

今回はクロニクルということで1990年代までの歴史に残る名作PVをご紹介してきました。もちろん、かいつまんでご紹介していますので不十分と感じられる方もいらっしゃるかとは思いますが、今回はここまで。また機会がありましたら2000年代以降の名作PVについてもご紹介していけたらと思います。